ピアノコンクールについて、賛成?それとも反対ですか?

ピアノ教室運営者(ピアノ講師)にアンケート調査を実施いたしました。ピアノコンクールについて賛成かするか、それとも反対か、当サイト登録のピアノ教室運営者から回答を得ました。

2013年12月


近年、ますますピアノコンクールの数が増え、それに伴って参加する生徒さんも増えています。

そんな盛り上がりを見せているピアノコンクールについて、生徒である子どもたちを参加させるべきかどうか悩んでいるピアノ教室運営者(ピアノ講師)さんも多いようです。

今回は、それについてピアノ教室運営者(ピアノ講師)さんにアンケートを行いました。

回答者は、このサイトに登録している全国のピアノ教室運営者(ピアノ講師)の方々です。
以下がアンケート結果です。



質問: ピアノコンクールについて、あなたは賛成ですか、それとも反対ですか?









結果は、グラフ1のように、「どちらかというと賛成である」が、67%ともっとも多くなりました。

また、グラフ2はグラフ1の結果をさらに「賛成」か「反対」かのそれぞれに振り分けたものですが、その結果、「賛成」78%となり、およそ全体の8割近くのピアノ教室運営者(ピアノ講師)さんが、ピアノコンクールについて前向きに「賛成」と考えていることがわかりました。

ただし「賛成」と回答した方々の中には、生徒の性格や適性、能力、または家庭環境によっては参加させるべきではないとした意見も多くみられました。参加させるべきかどうかは、そのような各生徒の条件をよく検討した上で決めるという慎重なスタンスをとっている方が多くみられたことも、今回の結果からわかりました。


以下は、それぞれの理由について主なものです。



「賛成」のおもな理由

 

・生徒のモチベーションが上がって、練習が熱心になる
・生徒自身が自ら目標をもつことができる
・生徒が他者から評価を受けることができる
・他者の演奏に触れて成長する良い機会
・通常のレッスンだけより、生徒の意識や技術が向上する
・同年齢の子どもたちのレベルを、親子で共有できる
・生徒の集中力がつく
・生徒の人間性が成長するなど、総合的教育効果が高い。
・生徒の楽曲への理解が深まる
・生徒が自信をもつようになる
・上手くなるために必要
・指導者のスキルが高まる
・受賞すると生徒の励みになる

 



「反対」のおもな理由

・音楽は競い合うものではない
・生徒のレベルが昔よりも低く、ピアノコンクールに参加する状況にない
・小さなレパートリーに多くの時間を使い、基礎的な練習が疎かにになってしまう。従って長期的にはメリットを感じられない
・小さい時からコンクール上位を目指したレッスンだと、音楽の本質や楽しむことが見失われる
・参加者や親がコンクールの結果に左右され過ぎる
・コンクールへ時間を使うくらいなら、もっと他のことを勉強させたい
・参加者への評価は、その時の審査員などに左右されるため、絶対評価が難しい



賛成の具体的な理由


以下に、賛成と答えたピアノ教室運営者(ピアノ講師)の方で、参考になる具体的な理由を、一部ご紹介します。


コンクールは向き不向きがあると思います。
年齢が小さいほど負担も大きくそれによって本来音楽は楽しむべきものなのに嫌いになってしまう場合があるからです。
その子の素質、性格、家庭環境を見極めた上で、コンクールはでる方がいいと思います。


音楽は点数で評価されるものでもなく、競争するものでもないと思います。ですからコンクールにそれほど重きを置く必要もないと思いますし、子どもたちの場合には、教育的な配慮が必要です。でも、コンクールによって、良い刺激を受けたり、発表会とはまた違う緊張感があったり、結果がご褒美になることはステップアップにつながります。


目標を持って練習するのは良いことです。但し競争や結果に捕われてはいけません。真の演奏家を目指し良い演奏を聴く人達に提供するために作品を仕上げなければなりません。


同年齢のこどもたちが、どのような勉強をしているのか、どの程度がアベレージなのかを親子共々具体的なイメージを持つことができる。


発表会だと仕上がらなくてもカットや簡単アレンジで対応できるけど、コンクールは「同じ年の子が頑張ってるから」子ども自身も難しいことにもチャレンジできるし、指導者も保護者も妥協せずに音楽を追求していける。その結果、確実に上達できる。


生徒自身がコンクールに挑戦したいのであれば、良いことだと思います。
講師主導でお尻を叩いてやらせるつもりはありません。
目標があるということは、それだけ伸びる可能性があるということだと思います。


筋のいい生徒に出会ったら講師からコンクールを勧めることもあるかもしれません。演奏能力と潜在能力など見極めが難しいのと、何より本人の気持ちと性格を尊重しなければなりませんが。



以下は、ピアノコンクールに対する鋭い問題意識や、なるほどと思わせるご意見です。


発表会ですと、内輪の会になってしまいます。
ピアノコンクールという公の場を踏むことで 井の中の蛙にならないと思います。


私は可能な限り、生徒さんをコンクールに出すようにしています。もちろん、練習する生徒さんに限りです。事前に父兄と本人に、コンクールの意味を説明し、必ずしも賞が取れるとは限らないとのこともきちんと話して、それで本人と父兄の了解が得られれば出場させています。(~中省略~)低学年ではコンクールに対応できても、高学年になるとなかなか実力がともなわなくなり、思うように賞が取れないケースが多いです。ずっとコンクールにだしたいところですが、難しいところです。本人たちは出る意志があるけれど、実力がともなわず、講師としては出してあげたいけど、恥をかくのも・・・というジレンマ。


海外のお友達に、日本は子供のコンクールが多いと聞きました。確かに多く、レベルも様々だと思います。(~中省略~)
コンクールで通過するしないより、そこまでのプロセスを褒めてあげるように親御さんに説明しています。
コンクールを上手く利用すれば、とても伸びると思いますが、もろ刃の剣のような気もします。実際、母として娘をコンクールに出していますが、先に書いたようにレベルも多様化していて、その子その子にあったコンクールを見つける事が難しいと思います。


正直、音楽を奏でる事に優劣をつける、点数をつけるのには、疑問もあります。
ただ、コンクールに参加することでピアノが上達したり、意欲が増す生徒さんもあると思います。
生徒さんそれぞれの個性やピアノを弾く事に対する想いをくみ取り、参加するかどうかは選択肢の一つとしてあれば良いと考えてます。


非常に才能のある生徒がよりよいチャンスをつかむためにも、必要だと思います。
ですが、あまり音楽的な素質に恵まれていない子を猛練習させて参加させるのは残酷ですし、かわいそうに思います。
いくら練習してもその子の努力は、入賞という形では実を結ばず、天分のある子の引き立て役になってしまうからです。



反対の具体的な理由

以下に、反対と答えたピアノ教室運営者(ピアノ講師)の方で、参考になる具体的な理由を、一部ご紹介します。


私は、中学生以下の生徒はコンクールに対応しない旨をレッスン内容で説明しています。中学生以下のコンクールの常勝者がその後も伸びていくか?と訊かれたら、「あれ?あの子どうしたのかしら?」ということのほうが圧倒的に多いのが現実です。賞を得るための練習をするよりも、生徒自身が将来的に伸びていけるレッスンをすることのほうが、私個人は有意義だと考えています。


希望する生徒には、各家庭の方針に従って参加させることもありますが、コンクールで上位に入ることを目的とした演奏、レッスンになり、音楽の本質や楽しむことが小さいうちから見失われると、長く続けることが難しくなるため
また、コンクールに小さいうちからたくさん参加していた人ほど、大人になってから、楽しく演奏活動ができていないことが多いのを身の回りで感じるため。


コンクールについてどちらかといえば反対である理由として
①まず第一に、音楽は競争するものでは無いと考えることです
②コンクールはそれぞれの審査員の好みにも左右されるものです。


賛成、反対ということではなく、あくまでケースバイケースと考えています
今は、他の習い事を掛け持ちしている生徒さんがほとんどで、本人のやる気があっても親御さんがピアノについてあまり重きを置いていないことも多々あります。あるいは、本人がのんびりやりたくても親御さんがけしかけるようにピアノに向かわせて、音楽を嫌いにさせてしまことも・・・。個人経営の良いところは、すべての生徒さんを一律に扱わず、個々への対応を手厚くできることだと思いますので、本人、あるいは親御さんの強い希望がない限り、こちらからはコンクールをお勧めしていません。
急に上達した子には、ちらっと話を持ちかけることはあります。

 エムジック音楽教室

芸術への評価には絶対という事はあり得ない。つまりコンテストの参加者への評価は選曲とか、その時の審査員の顔ぶれや力関係に依って、また参加者のコンディション等に依っても変わってしまう事が往々にしてある。
このような状況の中で、先生や保護者が幼い子に「コンクールに出なさい」と言って練習を強いて参加させ、運悪く入選しなかった場合、それは幼い子の心にしこりを残してしまうのではないか?そのことがせっかく芽生えたピアノに対する興味を薄れさせてしまって、はピアノを教える事の意味が無くなってしまう気がします。
コンクールに出場するのは、生徒が地道に努力を重ねて
本人が自分の意志で参加を希望する時にこそ、そうすれば良いのだと考えます。ただし、その時は現在日本国内で行われている中小コンクールではなく、国際コンクールに挑戦すべきだと思います。 




まとめ

多くのピアノ教室運営者(ピアノ講師)の方々が、基本的には前向きにピアノコンクールをとらえていることは、アンケート結果と共に冒頭で述べた通りです。

ただし、賛成か反対かにかかわらず、参加させるかどうかは、以下のような点に配慮しながら、生徒個別で慎重に決める姿勢が全体的にうかがえました。

・生徒の性格や適性、能力
・生徒の年齢(学年)
・生徒本人の参加意志
・参加によってその生徒の能力がさらに伸びるか
・レッスン本来の目的を阻害しないか
・両親の希望
・生徒、両親のそれぞれの希望を調整できるか
・コンクールの種類、趣旨





ここから先、次のようなさらに詳しいアンケート内容をご覧いただくことができます。


・「どのような目的でピアノコンクールに参加させていますか」の質問結果グラフとその理由の一部についてそのまま掲載

・「ピアノコンクールに賛成か反対か」の理由について、一部をそのまま掲載


ピアノ講師さんのナマの声、ホンネも見え隠れしていますので、ぜひより良いピアノ教室運営にお役立てください。





結果は、上記のとおり、「生徒の技術、表現力の向上」がもっとも多い理由となりました。

ただし、「生徒の演奏意識を高め、レッスンへの意欲向上など波及効果を期待」も多くの得票を得ており、前述の理由とあわせると、ピアノコンクールに対して生徒の技術、精神面向上によるピアノレッスン全体への効果を、多く期待していることがわかります。


上記で選択した項目について、「その具体的な効果や効用、問題点など、思うところを自由に回答」していただきました。それらの一部について、以下ではそのまま掲載しています。


コンクール参加について、具体的な効果や効用、問題点など、自由回答掲載



良い点はやはりぐっと実力がつきます
音楽に対する深さが変わります
出てそれに応えられる子は必ず伸びていきます


比較の中ではなく生徒一人一人が自分自身のために目標を持ち自己成長に役立てば良いと思います。


各コンクールの特性を見極めて上手に活用することが何よりです。


他の子の演奏を聴くことはかなり勉強になると思います。
それが特に生徒さん自身と同じ曲だったりすると、刺激を受けたり、このような表現方法もあるんだと気づいてもらうことが出来ます。
あと、コンクールでは発表会と違った緊張感があって得られるものが多い為、お金と時間を費やすだけの価値は十分あると思います。


参加して、自信がついた生徒さんもみえますが、
反対に落ち込んで、やる気を失う生徒さんもみえますで、
難しい問題だと思います


講師自身の向上のためというのは、生徒さんや、保護者のかたにわざわざ言うことではないと思うが、その他の効用については、受けさせる前にきちんと、説明し、理解してもらった上で参加してもらえば、生徒自身も、保護者の方も、自覚できることだと思う。二回目以降は本人の意思に任せるべきだと思うし、その段階で、その生徒にとって価値があるかないかは体験した後ならば、ある程度判断がつくと、思う。
講師にとって勉強になるのは言うまでもないこと。
常に自分に足りないのは何かを探し続けるべきであるし、批評を100パーセント信じる必要はないが、その都度自分を振り返るきっかけにはなる。


発表会は曲の完成度には少々目をつむり、レベルより一段高い曲を弾くようにしています。
それはそれで、大きな成長がありますが、コンクールは可能な限り完璧な演奏を目指すので、また一段違う成長があります。
問題点をあげるとすれば、全員参加とはいかないところです。
コンクールをすすめる目安は「課題曲をコンクールのステージで恥ずかしくない程度の演奏が出来ること」としていますが、どうしても難しいお子さんもいらっしゃるのが事実なので。


自分一人の力では、不安なので心細くなることがある。


まず、親が夢中になってくれます。
小さいうちは(小学生4年くらいまでは特に)
自発的にピアノの練習に向かう子なんていません。
が、親も真剣な必死な態度をするのを、子供は必ず見ています。
親が必死になると、練習不足は当然怒ってくれます。
しかも、ほぼ毎日怒ってくれます。
今の子供は大人びた子が多い、といっても、やはり親は
『怖いもの』です。
それに、またどんなに小さい子でも親に喜んでほしいものなんです。
ピアノの上達は、親へのプレゼントです。
わかりやすいプレゼントは、当然、コンクール入賞ですが
日々の成長もわかりやすいのは『1つの曲、あるいは数曲を数か月』にしぼることなんです!

ただ普通のレッスンで、〇もらって、1冊仕上がったね~、なんていうほのぼの成長も悪くはありませんが、
1つの曲を、もっとうまく、もっともっとうまく、もっともっともっとうまくとやっていくと、テクニックの向上のレベルがどんどん上がっていきます。

●例
ドレミファソを弾く。
①ゆっくりただ弾く。②指番号を間違えないで弾く。③早く弾く。④レガートで弾く。⑤転ばずに弾く。⑥クレッセンドして弾く。⑦明るい音で弾く⑧キラキラした音で弾く。⑨最後のソをスタッカート(テヌート)する⑩ペダル(場所によって)を踏むが、最後のファソはペダルをスーっとはずす。・・・・

などと、きっと普通のレッスンだけではせめて④くらいで次に行く(〇をもらえる)けれども、コンクールとなると、⑩以上追及しないと通過しませんので、耳も、目も、心も、小さいうちから身についていくのです。自分への要求が高くなっていくのです。

ながくなるので、この辺で・・・。


教室全体がモチベーションが高いのであればいいのですが、そうでない場合は、ほかの生徒の演奏を聞くだけでも刺激になることがあります。

ピアノの学習はある意味終わりがないので、なかなか目標を立てづらい場合もあるのでこういうものを利用する、というのは意味があると思います。

ただ、評価を得るためだけの練習・指導になってしまっては本末転倒なので、そのあたりは指導する側がヒートアップしすぎないようにしなければならないと思います。

くれぐれも、コンクールに生徒を出すことだけが目的にならないようにする必要があるのではないでしょうか。


タッチ、構成、など感覚だけではなくてキッチリ音楽を作っていける。理論的な裏付け、和声分析、歴史的背景など、音楽に深く取り組むことができた。


発表会以外で、同じ学年の子供と同じ舞台に立つので、自分のレベルを確認できるチャンスにもなります。


人前で演奏する機会が増えよかったです。
一つの曲を掘り下げてすることにより、演奏能力があがりました。
コンクール課題に集中すると、他の曲がおろそかになってしまいます。
どうしても他人と比べてしまいます。



コンクールを受けるか受けないか、私は必ず本人の本心を確認しています。受けたいと素直に言うタイプの生徒もいますので、そういう子は挑戦させています。
思うような結果が出なくても、そういう生徒さんは自分で選択したことなので強いです。そして講評をいただき、私からの日頃の指摘が重なると、その後素直に私の言うことも聞いてくれるようになり音楽的にも人間的にも成長してくれます。
コンクールで挑戦した曲をその後発表会で披露してもらうと、今度はコンクールとは違う身近なお客様を意識するのか、とても楽しんで弾いてくれて、真剣に取り組んだ曲がさらに良くなることがあります。


発表会とコンクールに練習時間を取られると、年間通して教材が進まない


学校内の歌の伴奏のオーディション程度に挑戦した生徒は数人・数回。
人前で弾くことは、いい経験になります。上手になります。
生徒自宅での練習時間が増えたと親御さんから報告を受けたりします。
目標ができて力を発揮する事例はあります。
反面、終わった後の燃え尽き症候群で、お休みを少し取った生徒もいます。


いただいてきた講評は時として的外れなこともあり、解説を要します。


ほかの生徒の演奏を聴くことはなによりも刺激になるのではないか。


私は結果よりも過程を大切にし、また生徒や保護者にもそのことをご理解いただくようにしています。

今のところ、私の教室では、コンクールに参加して良かったという感想が多く聞かれます。

賞をとることだけが目標になるようなことは避けたいですね…


新しい曲を演奏する時、解釈や考えが深くなっている
こと。


コンクールという結果が伴うので教える側がとにかく学びます。
それは技術的なことはもちろん生徒 父母とそれ以上に人間として また 人生のおいて何が大切かをともに考える良い機会になります。

どんなことでも 真剣な努力 準備していく力等を持って向かうと良い方向へ向いてくるとこの頃お話しています。


譜読みが終わった後から仕上げていく段階で生じる中だるみ


コンクールを受ける事で、『講師以外の人達(審査員の方々)からの評価やコメント』が、ピアノの面白さ素晴らしさを知って貰えるチャンスになる。


計画を立て、それを実行し成果を実感できるようになった。
小さな成功体験の積み重ねで、本人の自信につながった。
クラシック音楽に興味を持つようになった。
人前での演奏が好きになった。

問題点は、上手くいった生徒の親御さんの鼻が高くなってしまい、他人を批評するようになってしまった。
(生徒さん本人はいたって冷静に捉えていましたが・・)

生徒さん本人に関しては、先生のフォローでどうにでもなりますが、親御さんが大変です。


コンクールに出場してくる人は、マナーもいいし、姿勢、タッチ、体の使い方など学べる点が多いです。
そこを実際に、自分もコンクールの会場にいながら、学ぶのはとてもいい刺激になります。

評価に関しても、担当教師がいくら注意しても直らなかった欠点も、コンクールに出場して、審査員の先生の講評を読んで、あらためられる場合も多いので、なるべく積極的に参加させるようにしています。


目標に向かって頑張れた事は良かったのですが、演した生徒さんよりもレベルの高い生徒さん、反対にレベルの少し低い生徒さん、たくさんの
生徒さんが出演されますが、私の生徒さんは待っている間もしきりに楽譜の上に手を置き、常に手を動かし、保護者の方にいろんな事を注意されている生徒さんの姿を見て圧倒されていました。
そして、その後は皆出演しなくなってしまったので、なんか出演された生徒さんにはプラスではなく、マイナスになってしまったようで反省させられました。


目標を持って練習することによって、課題がみつかり効果的に練習ができたと思います。



「他者との比較の中ではなく、日頃の練習成果を生徒自身の成長として感じてもらうため」について、じぶんの能力や気持ちがコンクールを通してどれだけ、発揮でき、成長できたか?自分に問いかけられる良い場だと感じています。
「生徒に本人以外の演奏に触れさせ、刺激を受けてもらうため」については、私たち大人でさえも子供のコンクールから多くのことを学ぶ事ができます。音の出し方、曲の間、音色の出方、体の使い方、等、こんな素敵な演奏の仕方があったのだ、と。

(出場する本人は意外に皆の演奏をあえて聴かない。聴くとかえって緊張してしまう生徒も多いです。

コンクールを受ける方と、通常レッスンの生徒さんと、不公平にならないようにレッスンをすることを気を付けています。
また、コンクールの結果に必要以上にナーバスになる方も少なくありませんので、受ける前、受けた後、のケアをしっかりとおこなうことを心がけています。


審査員の方からの意見を頂くことは大変有意義だと思います。すべてを受け入れる必要はないと思います。自分の演奏は他人からこう思われているのだ、ということを知ってそれから自分はどうしていきたいかを考えるきっかけになる大切なことと考えます。
独特の緊張感の中で演奏することで自分の弱点または長所を知ることができると思います。
何度かコンクールの場で演奏することで自分の演奏や自分の精神力を考えることができるようになってほしいと思うし、コンクールの場で最高のパフォーマンスをするには何が必要かを考えることはピアノ以外の場でも役立つのではないかと思います。


本人が希望する場合は受けさせるが、なぜ受けたいのかを聴いてその目的が達成されるような指導をする。

受けるからにはそれなりの結果を出したいと思うので、生徒もこちらにもかなりの時間が必要。

一週間毎日レッスンが入っているので、コンクールや予選の日のスケジュールを空けることもレッスンに支障があるので結構大変。

一年で習得できる曲は少ないので、なるべくたくさんの曲に触れさせたい。


結果より経過を重要視してほしい


自分自身も勉強になりましたし、結果よりも生徒のピアノに関しての意欲向上がとてもみられたので。


以前コンクールに参加していた生徒さんは、さらなるレベルアップの為もあり、コンクールを勧めました。

結果はそれぞれですが、刺激を受けてさらにピアノに打ち込んでくれた生徒さんもありますが、中には「楽しんで弾けたら良いです」とコンクールには二度と参加しなくなった方もあります。

音楽が「音が苦」にさせないように、コンクールの参加は慎重に個々の生徒さんの想いをくみ取って勧めないといけないな。と経験から感じています。

 

 

自分が日ごろレッスンでどのようなレベルなのかを確認することが親御さんも含め疑問に思っている方がいらっしゃいます。
そういった意味でも自分の演奏レベルを知るチャンスになるかと思います。


普段は、学校の宿題・熟やピアノ以外の習い事などで家庭でのピアノの練習時間はなかなかとれて居ないようです。
しかし、コンクールを目標にした場合、ピアノ練習が優先になり、上達が見えてきます。
それによって、ご家族も応援するようになり、更に本人も楽しんでピアノを弾くようになります。

結局音大を目指して頑張るようになります。


コンクールの審査員も務めておりますし、生徒も参加させておりますが受けてみると、やはり予選で半数近くが発表会感覚の記念受験に近いレベルである事に正直衝撃です。
発表会感覚での気楽な参加と言う目的の方もいらっしゃるのかもしれませんね。

やはり通過する子、受験生や大人の方も含め、本物だな・・・と思わせる演奏は一握りです。
通過して入賞するまでには、ここまで弾きこんで曲を作り上げてホールでの響きやフルコンの鳴らせ方を瞬時にコントロールしたり等、その場での空気を肌で感じて舞台経験出来る事は非常に素晴らしい糧となると感じます。
子供に関しては、ちゃんとまじめに取り組めばテクニックと共に耳や感性が育ち、集中力が非常につきます。また、通過&入賞等の成功体験も人生での大事な経験だと思います。

余り理解の無い親御さんの場合、通過する事、入賞する事が先行してしまいプレッシャーで子供を傷つけてしまったり本来の地道な努力や家庭での取り組みから脱線してしまう事もあるので、その辺りは注意しております。
他の基礎となるやるべき教材がコンクールによってストップしてしまう事も避けたいですね。

華々しいコンクール歴をお持ちの生徒さんが音大受験の為に他の教室から移って来て、蓋を開けたらコンクールの課題曲のみで本来積み上げるべきエチュードやバッハ、ソナタ等一切コンスタンツに勉強していなかった・・・なんて事もあり、上手な付き合い方が求められると思います。

また電子ピアノからアップライトやグランドに買い替えを迷っておられる、または電子ピアノやキーボードで本格的にピアノを習わせたいと仰って来る親御さんに、コンクールの予選では特に年齢の低い部門ではどの子が電子ピアノかアップライトかグランドか、またどの程度感情表現や耳が育っているか等最も分かりやすい場であるので聴き較べて頂きたいなと思います。

 


上手だからコンクールに出したものの、賞を取れない人はいます。
そのときのフォローは大変です。

コンクールの種類が多いのでどれを受けさせるかかなり迷います。

特にお父さんのご理解がないと難しいです。
以前「そんなに練習して何になるの?遊びに行こう!」
と休日に子供とお出かけを勧めるお父さんがいて困った経験があります。
結局、この場合、お父さんも教育のし直しをして今は協力的に、教育パパとなりましたが(笑)。



効用

生徒さんの普段の練習の取り組み方がより熱心になった

他の人の演奏に刺激を受け、その後自分の技術向上に励んだ 。 又、目標が出来た。


自身のスキルアップのため
評価はおおいに参考にして次につなげればよいと思います。


より深く曲を理解する事を勉強できる。

目標に向かって努力する事の大切さを学べる

計画的に、練習する事を学ぶ

 

 

非常に才能のある子に限って、参加をすすめますが、一般的にはすすめていません。


特に小さい子供にとって、自分の人生の中で良き思い出に残るよう指導しています。
金賞を目指すのも良いですが、ピアノを通して歩んだ道のりのひとつとしてで良いのだと思います。


ミスなく完璧(技術や表現力)な演奏に近づけるというのは難しい事で、それを目標にする事は悪い事ではない。また、同じ曲を一定期間持つため、音の出し方や体の使い方など細かい事まで密度の濃いレッスンが出来る。

コンクールに出場する生徒はお教室の中では、よく弾ける生徒さんである場合が多いため、お教室以外の生徒さんの演奏を聴き、親御さんや生徒さん本人が大変刺激を受けると思われる。また、(課題曲がある場合)同じ曲を何人もの出場者が弾くため、聴くだけでも勉強になる。

どの出場者も完成度を上げてくるため、講師側も勉強になる事が多々ある。

外部の先生(審査員)から評価してもらい、生徒さんや親御さんが改めて、本人の良い所、悪い所を知ることが出来る。


毎年、発表会で演奏するという事も 生徒さんには、目標としてもらってますが、コンクールとなると 入賞が目標と なるので気持ちが違うようです。 (上記の回答欄と同じになります。)

入賞よりもコンクールというものを経験してみたいという方でも練習に対する姿勢が 変わって来ます。
目標も出場から入賞に 変わって来ます。

ただ、技術的な事ばかりでなく 音楽の美しさや情景、ピアノを演奏する楽しさを 一番に感じて欲しいと思います。



長所
・生徒のやる気アップ
・目的が具体的なので生徒の心に練習への迷いが生まれない。
・本選に出場出来るよう、弾きこなせるために難しい努力も厭わない。
短所
・じっくり曲の深い部分を味わう余裕がなかなか持てない。
・コンクールによっては派手で速くうるさい演奏を高く評価するものがある。
・危険な弾き方(将来腱鞘炎になるような演奏。)な弾き方をしていても、演奏が良く聴こえれば評価されるのをしばしば目にした。
・課題曲のみ勉強していると、たくさんの作曲家の良い作品を勉強しそこなう。


生徒は目標が無いとなかなか練習しません。
そういう意味で他の頑張っている子達の演奏を見て
刺激を受けたり、自分も頑張ろう!と意識が高まります。
今現在もそういう生徒が数人いてかなり気合が入ってます。
それはとても良い事だと思います。
私以外の先生方から手厳しい評価も必要だと思います。
逆に褒めて頂けても嬉しい事です。

問題点は毎回の課題曲の楽譜を揃える事が意外に大変です。
こちらも知らない曲が出るので、一緒に探す時間が必要です。
他、コンクールによってレベルも様々なので、その生徒に合った場を見付ける必要があります。


演奏はスポーツなどと違い基本的に勝ち負けがハッキリしないですがたまには順位をつけてもいいかと思います。


意欲の向上や目標感付けを行える事。また、評価されるという事で観客の事を視野に入れた演奏能力、技術向上等の効果があると思います。



 


以下では、「ピアノコンクールに賛成か反対か」の理由について、一部をそのまま掲載しています。


「ピアノコンクールに賛成か反対か」について、その理由の回答掲載

練習に身が入るし、他の人の演奏を聴く、自分の評価を
先生以外から得ることが出来る


コンクールは向き不向きがあると思います
年齢が小さいほど負担も大きくそれによって本来音楽は楽しむべきものなのに嫌いになってしまう場合があるからです

その子の素質 性格家庭環境を見極めコンクールは出る方がいいと思います


音楽は競い合うものではないからです。
コンクールに参加することでたくさんのピアノ弾きに出会うことは、大変有意義でしょう。そういう意味で、参加することもありだとおもいます。

普段は、自分のピアノもしくは、自分の先生のお弟子さんたちのしかほぼ聴かないわけですから。演奏する人が楽しみ、それを聴く人が楽しみ、同じ時間・空間を共有できたとき奏者も聴衆も喜べるのです。



コンクールを全面的に受け入れている訳ではありませんが何か目標を持って練習するのは良いことです。但し競争や結果に捕われてはいけません。真の演奏家を目指し良い演奏を聴く人達に提供するために作品を仕上げなければなりません。コンクールとその審査には様々な問題もあります。自分自身が納得して受験出来るものでなければなりません。コンクールで良い成績をおさめても、それは演奏の仕事の始まりですから更に研鑽を積む必要を感じて欲しいものです。コンクール成功によりある種の信頼を得ることが出来ますが、その評価を裏切らない様に良い演奏を提供して行く必要がありますので益々大変な責任を負うことになります。ところで今後は審査員の偏見に捕われることのない真の芸術的才能を見出せるコンクールが増えなければならないと思っています。


日本にはいろいろなコンクールがあります。コンクールによって、趣旨もレベルもさまざまです。生徒さんの意識アップや向上につながるならば、是非、挑戦してみてよいと思います。
点数制ではあっても、生身の人間のする価値判断。
もちろんコンクールであれば、賞を取って何ぼの世界ですが、そればかりを目指してしまうと、誤った演奏価値観を身につけてしまうかも知れません。
どんな趣旨を持ったコンクールか、どんな審査員が審査しているか、自分は何を目指してコンクールを受けるか(
自分の意欲を高めるため、広いところで弾きたい、専門家の講評を聞きたい、自分の道を切り開く 等々)によって、その結果に踊らされる事なく、上手に活用できればよいと思います。
海外の一般のコンクールに比べ、日本のコンクールはコストが高すぎ、もっと、企業や国が応援してくれるコンクールが出来ればよいのに、と思います。


実際にコンクールで入賞した生徒さんたちは自信を持つようになり、より一層練習やレッスンに励んでいる為。
また、落選した生徒さんも「次回こそは!」という目標を持ち、実際にがんばっています。
趣味程度でいいやという生徒さんにはあまり難易度の高いコンクールには縁がないかもしれませんが、プロを目指す生徒さんやまだ進路が決まらないけれど実力がある生徒さんにはかなり有効なものと思われます。


ピアノと言えば、昔はほとんどのお子さんが習っていた習い事で、レベルも高く、教え甲斐がありましたが、今は昔と違いいろんな習い事が増え、ピアノを習っているお子さんは少なくなり、習っていたとしても、他の習い事が優先でピアノは後回しにされてしまっているという現状です。
ですので、自然に練習時間も少なくなってしまい、レベルも昔より低いので、ピアノコンクールという段階ではない、というのが、家の教室の現状なので、どちらかと言えば、今は反対です。


同年齢のこどもたちが、どのような勉強をしているのか、どの程度がアベレージなのかを親子共々具体的なイメージを持つことができる。その為に何が必要か、例えば楽器であったり、練習時間であったり、具体的な提案を先生が、した場合に、スムーズに通りやすい。
ただし余りにも勝敗にこだわりすぎるのは良くないので、出場させる前にその辺りの心構えをしっかり作っておくことが大切。


参加した生徒は参加していない生徒に比べ明らかに大きく成長するため


より上手くなるために必要である。


普通にレッスンするより確実に伸びる。


コンクールに出ることにより、生徒が曲を深く知ることができること、また課題曲を取り上げられることで、指導者も改めてその曲を勉強することが必要になり、指導スキルが高まる。

第三者的な客観的な意見をもらう、そのことに意味がある。
例えば批判的な意見であればなぜその審査員はそういう意見を出したのか、というところまで考察できれば、自分の指導について見直すことができる。

生徒にとっては、普段の教材以外の曲にとりかかることで、レパートリーが増える。励みになる。


発表会だと仕上がらなくてもカットや簡単アレンジで対応できるけど、コンクールは「同じ年の子が頑張ってるから」子ども自身も難しいことにもチャレンジできるし、指導者も保護者も妥協せずに音楽を追求していける。その結果、確実に上達できる。


「どちらかと言うと反対」ということにしました。
私自身、コンクールに出場して賞をいただいたり、生徒を受験させたり、審査の経験も抱負にあります。
そこで、コンクールのメリットデメリットを実感しました。
(中学生以下が参加する場合)

メリット
・コンクールに向けて、集中して練習することで力が付く
・受賞できると励みになる
デメリット
・緊張度の高い会場で実力を発揮できない
・小さなレパートリーだけを完璧にこなすことに多くの時間を費や しすぎて、長期的にはメリットを感じられない
・実際は、生徒の実力と言うより先生・親の力が重要
・参加者や親がコンクールの結果に左右され過ぎる


私は、中学生以下の生徒はコンクールに対応ない旨をレッスン内容で説明しています。中学生以下のコンクールの常勝者がその後も伸びていくか?と訊かれたら、「あれ?あの子どうしたのかしら?」ということのほうが圧倒的に多いのが現実です。賞を得るための練習をするよりも、生徒自身が将来的に伸びて行けるレッスンをすることのほうが、私個人は有意義だと考えています。
できるお子さんであればあるほど、とにかく多くのレパートリーをこなして行くことが大切で、そのうえで本当に音楽の道に進みたいと思うであれば、16歳以上なら海外のコンクールを受けるべきでしょう。  課題曲が、1曲2曲のコンクールでは、実力はわかりません。

今は、ネットの時代で自分の演奏をYoutubeで発表出来たり、コンクールの結果だけで成功できる時代ではないと思うので、今後コンクールのの持つ意味合いも少しずつ変わってくるのではないでしょうか?


あまりレベルの高くないものしかし、ただの恰好をつけるだけのもの(最近そういうのをよくみる)に参加させることには賛成です。集中して頑張ることで、力が付き、励みになります。
しかし、あまり賞にこだわるようになってくると、上手になる目的が親子とも変わってきてしまうので、その辺については、よく親に話します。


コンクールにはメリットもデメリットもあり、それも生徒さんの性格により違ってくるとおもいます。
生徒さんが出るといえば大いに賛成ですが、あえてお勧めはしません。


やはり他人との比較や競争の中で音楽を感じて欲しくないと考えています。ただ、コンクールの場でハイレベルな審査員に聞いていただくということは、準備の段階から、音楽に対して真っ直ぐな姿勢で向き合い真剣勝負にならざる得なく、その効果は本人の成長にもつながることも経験しています。
がしかし、コンクール漬けは反対です。


希望があれば自由だと思う。
コンクールの種類にもよるが・・・


生徒自身がコンクールに挑戦したいのであれば、良いことだと思います。
講師主導でお尻を叩いてやらせるつもりはありません。講師がお尻を叩いてやらせるべきは、本人の目標設定があってこそ。
目標があるということは、それほど伸びる可能性があるということだと思います。
目標を持たせるという意味でコンクールを勧めてあげるのは、思いがけず目覚めるきっかけになることもあるかもしれません。

それから、筋のいい生徒に出会ったら講師からコンクールを勧めることもあるかもしれません。演奏能力と潜在能力など見極めが難しいのと、何より本人の気持ちと性格を尊重しなければなりませんが。


私自身はコンクールへ積性的に挑戦させる教室講師ではありません。無名のほのぼの系教室なので、今のところコンクールに出すほどの子供にも出会っていません。
講師側の都合や欲で、数打てば当たるかもしれないから受けなさいと全ての生徒にコンクールを勧めるようなことはいけないし、
反対に 下手な生徒を出すのは講師の恥だというような考えもいけないと思います。


音楽は点数で評価されるものでもなく、競争するものでもないと思います。ですからコンクールにそれほど重きを置く必要もないと思いますし、子どもたちの場合には、教育的な配慮が必要です。でも、コンクールによって、良い刺激を受けたり、発表会とはまた違う緊張感があったり、結果がご褒美になることはステップアップにつながります。有効に活用できるのであれば、「どちらかというと賛成」です。


私自身、幼稚園の頃からコンクールに参加してきました。
コンクールシーズンになると、毎週ホールでリハーサル会が行われ、生徒さん同士で講評をメッセージカードに書きながら、お互いに学びあいました。
コンクールは、結果が大切なのではなく、受けるまでの過程が大切です。自分よりも上手なお友達の演奏を聞くことも勉強になるでしょう、また自分の良さも見つけることが出来ると思いますので、強制はせいませんが参加したい!と要望のある生徒さんには参加のお手伝いをしていきます。


希望する生徒には、各家庭の方針に従って参加させることもありますが、コンクールで上位に入ることを目的とした演奏、レッスンになるため、音楽の本質や楽しむことが小さいうちから見失われると、長く続けることが難しくなるため。
また、コンクールに小さいうちからたくさん参加していた人ほど、大人になってから、楽しく演奏活動ができていないことが多いのを身の回りで感じるため。


昔はコンクールといえば、ごく少数の選ばれた人たちの為のイベントでしたが、最近では楽器店でおこなっているもの等も多くあり、そのレベルは様々です。
それだけにピアノ学習者にとっては、時期・レベルを考えて選んで受けることができるので、以前よりは軽い気持ちでコンクールに出場する方が増えていると思います。
私は基本的に生徒をコンクールに参加させることには賛成です。やはり自分と同年齢の人の演奏、また自分が弾いたのと同じ曲を聴くことによって得るものが(親子共々)必ずあると思います。 
ただ、参加するということは採点され結果を発表されるということなので、その結果をきちんと受けとめられるか親御さんとも十分相談の上、参加を決められたほうがいいように思います。


ピアノコンクールに功罪について多々思うことはありますが、プラスの面に目を向けて生徒を参加させるようにしています。

(様々な要素を考慮して的確な参加時期を見極めるよう留意しています。)


私は生徒さんからの希望があれば、コンクールを受けて頂きますが、こちらから勧める事は致しません。
コンクールでは無く、力試し(グレードテストや、ピティナステップ等)はこちらから勧めます。

コンクールについてどちらかといえば反対である理由として

①まず第一に、音楽は競争するものでは無いと考える事です

②コンクールはそれぞれの審査員の好みにも左右される物です。
有名コンクール等でも、過去にアルゲリッチが自分の推す受験者が良い評価を得なかったので、途中で帰ってしまったという事もあった位です。
ですから、そういうものだと思って受験するならば良しとしますが、特に子供などは親子共々、賞を取った取らないで一喜一憂するのは、私としては反対です。
その点を「先生」「親」「子」がしっかり理解して、良い対応が出来ている場合は反対ではありませんが、現実はうまくいってないように思われます。
特に近頃のコンクールブームは感心しません。

③しかしながら、ピアニストになろうとする場合には、やはりコンクールの実績が必要でありますので、将来ピアニストになるか?と思われる程の実力の人(子供)にとっては必要であるとは思います。


集中力、表現力、良い音楽は何かを学ぶことで、終了してから、他の曲を勉強したときに、大きな成長を感じるため。


発表会ですと、内輪の会になってしまいます。
公の場を踏むことで 井の中の蛙にならないと思います。
そして合否という結果が伴うものへのチャレンジは、自分との戦いになり 精神的にも強くなり自信になり、人間的成長があると思います。

また教える側も工夫研鑽が必要になり、生徒とともに学び成長させられます。


本人が受けたがれば、受ける意味はあると思うから。


シビアな批評や、判定が見られる。これからの目標が出来る。


現状ではどちらでも、、というのが本音です。
上手にコンクールを生かさない限り、音楽の本質から遠退くこともあるかと思います。
モチベーションを上げるにはよいのですが。


コンクールの為だけのピアノレッスンや演奏も審査員受けのいいコンクール仕様にしてしまったりするのは反対ですが、そこに向けて努力することや曲を創り上げることは決して無駄なことではないと思います。


ある程度、才能があってピアノが好きで頑張る子には、コンクールなどがあると、燃えるようですし、結果も良かったらますますコンクールに出たいと言います。
もし結果が悪くても、その悔しさから「練習をもっとしよう」という気持ちになるようです。


コンクールという舞台を利用して自己や音楽の向上に努めるというスタンスならば、大賛成です。

ただ、コンクールで名声を得たい、先生のエゴを満たしたいなど、向き合い方に注意しないといけないとは思います。


うちの教室は、3つくらいのコンクールに生徒を毎年参加させています。

目的は、生徒も意識を高めるためです。

コンクールと言いますと、入賞できたかそうでなかったかが、話題になりがちですが、入賞できた人も頑張った成果として喜びがあり、入賞されなかった人は、頑張っただけではうまくいかないこともあるという現実を知り、また今後はどのように勉強したらよいか、考えるきっかけにもなるので、モチベーションを高めるためにも、コンクールを大いに活用しています。


以前はコンクールに生徒さんを出場させていましたが、現在は、きちんと練習をしてきてくれる生徒さんが少なく、今はコンクールに出場出来るようなレベルの生徒さんはほとんどいないので、どちらかというと今は反対です。


コンクールに参加することによりプロフィールに記入でき、どのくらいのレベルか参考になるため。


曲を深く追求し、演奏に対する意識を高め、且つ同年齢の人の演奏を聞くことで刺激を受け成長できると思うからです。


まず音楽って何でしょう…
コンクールがなぜあるのかしら… と思います

コンクールに参加することさえできない指導者です。


子供の成長はひとりで部屋に閉じこもって練習をしていても上達はするが、それより何よりも大切なモチベーションが維持できないのです。これは私たち大人も同じことが言えますし、人間競争社会の中で生きぬいてきているのですから、仕方のないことでもあります。しかしそれよりも、何より人前で弾ける事の喜び、ひとりで自己満足しているよりも、どんなにか喜びを感じるはずななのです。
はじめはドキドキ、しかし帰って冷静に自分のやってきたことを受け止め、今度はこう弾いてみよう、と必ず気づきがあり、喜びが溢れてくることでしょう。このことは私が若い頃経験したコンクールの事も踏まえ述べさせて頂いています。


賛成、反対ということではなく、あくまでケースバイケースと考えています。
今は、他の習い事を掛け持ちしている生徒さんがほとんどで、本人のやる気があっても親御さんがピアノについてあまり重きを置いていないことも多々あります。あるいは、本人がのんびりやりたくても親御さんがけしかけるようにピアノに向かわせて、音楽を嫌いにさせてしまことも・・・。個人経営の良いところは、すべての生徒さんを一律に扱わず、個々への対応を手厚くできることだと思いますので、本人、あるいは親御さんの強い希望がない限り、こちらからはコンクールをお勧めしていません。
急に上達した子には、ちらっと話を持ちかけることはあります。

実際、コンクールと発表会の準備ばかりで、実質的な力が身に付かないから、と教室を移っていらっしゃった生徒さんも何人かいらっしゃるので、コンクールへの参加は講師とご本人(親御さん)がきちんと納得できる形で決めなければならないと思います。

エムジック音楽教室


ピアノコンクールの存在自体については全く問題ないと思います。それに参加する、しないについては「どちらかというと賛成」という意見です。
コンクールの為のレッスン、コンクールで通りやすい演奏を狙うことはこれからプロを目指す生徒さんにとっては避けられないことだとは思います。
プロにとっては自分のリサイタルとコンクールでの演奏は使い分けが必要であると考えますし、そのような弾き分けもできなければプロとして厳しいのかも・・・  と思います。
そのような考えは嫌な人はコンクールを受けなければ良いしリサイタルで勝負してファンを作るべきと思います。

ただ、プロを目指す以外の生徒さんにとってはコンクールにどれほど重きを置くか先生の裁量次第でコンクールが意義あるものになるかそうでないか分かれてしまうのではないかと思います。
あまりに難しく、繊細なことだと思うので簡単にコンクールを受けたり、出た結果で自分の信念が曲がってしまうようでは・・・と思うのでピアノコンクールそのものよりも、受ける側次第なのではと思い「どちらかと言えば賛成」という回答をいたします。

 

参加するだけの意義で満足する生徒や保護者もいると思うが、その時間でもっとほかの事を勉強させたい。

入賞可能なレベルの生徒であれば、挑戦させたいが、著名なものは別として最近のコンクールは参加費が必要以上に高くて営利目的?と思わせるものも多いような気がする。


コンクールによっては審査員によって求めているものが違いすぎる事があるので。


目標をもって練習することで、すごく成長することができるから


正直、音楽を奏でる事に優劣をつける、点数をつけるのには、疑問もあります。
ただ、コンクールに参加することでピアノが上達したり、意欲が増す生徒さんもあると思います。

生徒さんそれぞれの個性やピアノを弾く事に対する想いをくみ取り、参加するかどうかは選択肢の一つとしてあれば良いと考えてます。


自分の実力を、確かめたり、他の人の演奏を聴いたりするということでは、とてもいい機会だと思います。
それを目標にして、練習の励みになる場合も、いいのではないかと思います。


ただコンクールに出て賞を取りたい、など単純な理由による参加もあるかと思います。
また、生徒さんの性格上結果いかんで自信がマイナスになる場合もあるので先生からのコンクールに出る意味などをアドバイスする必要があると思います。
その意味でも生徒のメンタル面のサポートも含め先生がコンクールに生徒を出す責任を持つことが大事ではないかと思います。


もともとは自分自身は経験上コンクールが余り好きではありませんでした。
しかし、現在の日本のピアノ環境を見ていると如何に舞台慣れや曲の弾き込み度等が昔より求められ、またレベルアップしているか痛感致します。
闇雲に誰もがコンクールを受ければ良い訳ではやはり無く、受ける本人の姿勢、親御さんの理解と協力、指導力が必須ですがコンクールを上手に利用する事で確実に飛躍出来る事も事実です。


なにより、モチベーションが上がります。
それを目標に毎年がんばる様になります。
ただ、向く人向かない人がいますので、いい成績を出しそうな上手な方にだけお勧めするようにしています。


コンクールに挑戦するかどうかは生徒さん各各のレベルややる気にもよると思います。
本人も希望していてそれでより向上するのであれば、良いと思います。

他の人の演奏を聴くことでも刺激が得られると思います。


基本的に生徒の考え方を尊重しています。
自身が希望すれば参加すればよいし、希望しなければ無理に勧める必要はないと思います。

コンクールの曲だけうまく弾けるようになり、ほかの曲は弾けないといったことを避けるためと、音楽を楽しみながら学ぶといった自分のレッスン方針と異なることを回避するため、「どちらかというと反対」を選択しました。


私の教室では、制約なしで自分のペースでレッスンをされる方が多く、今までコンクールを希望される方はいませんでした。ただコンクールを経験する事は悪くないと思います。


私は可能な限り、生徒さんをコンクールに出すようにしています。もちろん、練習する生徒さんに限りです。事前に父兄と本人に、コンクールの意味を説明し、必ずしも賞が取れるとは限らないとのこともきちんと話して、それで本人と父兄の了解が得られれば出場させています。

出場することで、生徒さんの実力は以前と比べものにならないほど上達しますし、練習する態度も違ってきます。ただ、賞をとれなかったことで、逆に意気消沈してしまい、やる気がなくなる場合もないとは言えません。そのために、事前の説明をしっかりするわけですが、やはり理想と結果は違うようで、本人や父兄もわかってはいても、結果に落ち込み、その後やる気がなくなるケースもあるのではないかと思います。今まで幸いなことにそこまで酷くなるケースはありませんが、念頭にはおいてます。

あと低学年ではコンクールに対応できても、高学年になるとなかなか実力がともなわなくなり、思うように賞が取れないケースが多いです。ずっとコンクール出したいところですが、難しいところです。本人たちは出る意志があるけれど、実力がともなわず、講師としては出してあげたいけど、恥をかくのも・・・というジレンマ。それでも結局挑戦させているのですけど。

何事にも目標があるのはいいことだと思います。


海外のお友達に、日本は子供のコンクールが多いと聞きました。確かに多く、レベルも様々だと思います。
コンクールによって得るもの…計画をきちんと立てて、練習できる、練習の仕方を覚える、舞台での立ち居振る舞いを覚える、曲を細かく読み解く等

コンクールで気を付けていること…コンクールはやはり合否がつきもの。一生懸命練習しても通過できないこともある、コンクールの曲ばかりになってしまい、日々の練習が疎かになってしまう、出場する子供より親御さんの方が鼻息荒くなる、

コンクールで通過するしないより、そこまでのプロセスを褒めてあげるように親御さんに説明しています。

コンクールを上手く利用すれば、とても伸びると思いますが、もろ刃の剣の様な気もします。実際、母として娘をコンクールに出していますが、先に書いた様にレベルも多様化していて、その子その子にあったコンクールを見つける事が難しいと思います。

親御さんときちんと意思の疎通をしたうえで、子供のフォローもきちんと考えて出さないと、怖いと思います。


時代が違うというか、私は今年還暦をむかえるので私の小さい頃にコンクールなどはなかったし、群馬県に住んでいたので教育科を出た先生がほとんどでピアノ科の先生にならうことはありませんでした。

コンクールもいいのかもしれないですが、そのために使う労力が結果に見合うものならば問題ないと思います。

大半の生徒はコンクールに出せるほどの音楽性を持ってないのが都内とか大都市以外の田舎の教室の現状ですし、そのコンクールのある場所に行くのも大変です。

また少々都会になってくるとそれとは別にピアノで練習してくる生徒さんではなく電子ピアノで練習してくる人も多いので論外だと思います。

基本的なことを教えるのに数年かかりますが、中学に入ると塾と部活で練習時間が取れなくなって来る人が多く、せいぜい校内の演奏で賞をもらうくらいならできるという状態です。

私自身、ピアノを大勢の人の前で弾くと、どのような解釈で聞かれるか抵抗があるのであまり興味のない分野です。


非常に才能のある生徒がよりよいチャンスをつかむためにも、必要だと思います。

ですが、あまり音楽的な素質に恵まれていない子を猛練習させて参加させるのは残酷ですし、かわいそうに思います。
いくら練習してもその子の努力は、入賞という形では実を結ばず、天分のある子の引き立て役になってしまうからです。

なので、私はコンクールは本当に才能のある子供や将来恩がっくを専攻するお子さんが参加するのはいいと思いますが、一般に趣味で習っている子供は参加する必要はないと思います。

コンクールに参加すべきかすべきでないかは、お子さん個人個人の資質や性格次第なので、一般化はできません。


ピアノ教育というテーマで教えている以上、自己表現の場として大いに利用すべきである。


(主に幼稚園、小学校の生徒を対象としています。)

まずは課題曲が弾けなければいけませんので、課題曲を弾けるお子さん、親御さんも熱心且、結果だけに執着しない方、本人の性格(落ちてしまっても落ち込みすぎない)という生徒さんに限り、コンクール出場の打診をしています。
コンクールを受ける一番のメリットは、曲の完成度が高くなる事だと思っております。良くも悪くも、「落ち度がない演奏」を目指すため、技術力や(曲に対する)集中力の向上に繋がると思います。また、合否が出る事によって「嬉しい」「悔しい」思いを小さい頃からする事は、とてもいい経験になるはずです。
デメリットとしては、3か月近く同じ曲を練習するため、曲の進みが悪くなります。3か月、曲の進みが停滞しても問題ない生徒さん、逆にどんどん曲を進めて内容が希薄になっている生徒さんには、曲の内容を深堀するいいチャンスでもあります。

コンクールを受ける際には、出るからには受かる事を目標にしますが、結果だけで判断しないよう、よく説明をしチャレンジさせるようにしています。

私の教室では、コンクールに生徒さんご自身が出たいか そうでないかによります。
興味の無い方には、無理に勧めません。

コンクールという目標を持つことで 毎日の練習に対する姿勢や音や指に対する意識など 濃いものになります。
そして それをコンクール当日に 出し切るやりきった感を経験して欲しいと思います。
結果で悔しい思いをするかもしれませんが それは、次へのステップアップ。

何かにチャレンジする時、きっと コンクールに向けての頑張りも役に立つと思います。


初心者からではなく途中から入ってきた生徒の一人に、一年中コンクールを渡り歩く、コンクールの常連者がいます。
超有名なコンクールでもことごとく全国大会出場、金賞や銀賞をとっています。
私のレッスンを月3回うけ、有名な大学の教授に月2回うけるという熱心さです。普段見て下さっていた先生が結婚で辞められたということで私の教室に入ってこられました。
私の教室に来られた当時まだ10歳にもならなかったその子は小さな手でショパンを弾くと、うまい、うまい。
ところが他の教則本をやると棒弾きも通り超えて、凄まじくうまくない。これは基礎的な事をきちんと教えられていないからで、ショパンがうまいのは才能があるからで、大学の先生の弾き方が体にスッと入ってしまうんだと私は判断しました。「大学の先生に教わった弾き方のレベルに大学の先生のところに行く前に自分で出来るようになり、次に新しいレベルの注意を貰えるようにする」ための基礎固めをコンクールの曲に時間が取られながらしています。もう少しコンクールの数減らしてくれたらなあ・・・というのが私の本音です。でもこういったやる気のある生徒の場合、全てのコンクールを取り上げたら・・・。酷かなw。ある程度必要かなと思います。
音楽を楽しみたい目的で習っている生徒にはコンクールは基本不要だと思います。多くの生徒が高校に入るくらいまで続け、やりたい将来の道をみつけやめていきましたが、父兄から聞いたのですが基礎を叩き込まれた生徒達はやめた後も、学校などで友達と連弾をしたり、クラブ活動の忙しい合間にピアノを楽しんでいるようです。先生としては本懐を遂げたと思います。
後は才能があり音大を目指すけれど、繊細なタイプの生徒にもコンクールは勧めていません。きちんと実力をつけていくよう注意し、不要なストレスをかけないようにしています。
一度この生徒は自分の実力が知りたいと小さなコンクールに出て、偶然前述の大学の先生が審査員で出場者中最高点を頂き、大変自信を持ち、地道に今も練習を続けています。
コンクールはその生徒次第で出る出ないの使い分けしたらいいと思います。


芸術への評価には絶対という事はあり得ない。つまりコンテストの参加者への評価は選曲とか、その時の審査員の顔ぶれや力関係に依って、また参加者のコンディション等に依っても変わってしまう事が往々にしてある。
このような状況の中で、先生や保護者が幼い子に「コンクールに出なさい」と言って練習を強いて参加させ、運悪く入選しなかった場合、それは幼い子の心にしこりを残してしまうのではないか?そのことがせっかく芽生えたピアノに対する興味を薄れさせてしまって、はピアノを教える事の意味が無くなってしまう気がします。
コンクールに出場するのは、生徒が地道に努力を重ねて
本人が自分の意志で参加を希望する時にこそ、そうすれば良いのだと考えます。但しその時は現在日本国内で行われている中小コンクールではなく、国際コンクールに挑戦すべきだと思います。 

1つの可能性として拒否する理由はありません。
ただ上位を狙うには生徒、教師、また生徒の両親の協力がかなり必要になります。
レッスンの回数も増やさなければならないですし、それだけのレッスンの謝礼が払えるのかにもよります。

私の場合、1人にそこまで時間をかける事が不可能です。
ですので上位を狙える力を週1のレッスンを持っていれば受け入れます。力が無くて教師に頼る場合は私の知り合いにお願いします。

コンクールは同じ世代の人達がどの位弾けるのか知る機会になります。もし自分が上だ、と思えるのならそれに応じて更に上を目指せば良いですし、下の場合は努力をして平均~上を狙えば良いと思います。
全て知った上で今後のレッスンをどのような形で受けるか気持ちが変わると思うのです。

私個人の意見としては時々見受けられる力が入り過ぎた生徒、保護者達のようにはならないで欲しいです。
発表会同様、一つのイベントとして受ける分には良いです。

自分の教室はジャズピアノなのでコンクールはあまり無いですがあったほうがいいと思います。

ジャズピアノでプロを目指す人はライブハウスなどのセッションなどに参加するようにクラシック系の人はコンクールに参加することによって他の人の演奏をきけるのかと思います。


コンクールに参加することは、いい経験にはなると思うが、課題曲が決まっているため、生徒さんの弾きたい曲ができないことがネックなのと、
生徒さんにとっては発表会、グレード試験等の準備で年間やることが多いため、こちらがコンクールより優先順序が上のようです。


コンクールという目標に向かって練習をし、順位付け等で意欲が出る生徒さんもいると思います。
どちらかというと、という回答をさせて頂いたのは順位付けという事で逆に意欲を削がれてしまったりする生徒さんも居るのではと感じたからです。
どちらにしても、ご本人の意思を尊重するべきだと思います。


個人的にはコンクールへの参加は受けても受けなくてもどちらでも良いと考えています。
コンクール開催の目的は、優れた才能の発掘・育成であり、受ける目的はそれぞれですが、自己研鑽が一つの大きな目的だと思います。
ただ、違う側面から考えてみることもできると思います。
まず、受ける目的として自己研鑚のためだけならば、目的は自分のためなのでどの様な結果であってもそれを受け入れることはそんなに問題はないですが、いわゆる「はく」をつけるのが目的であれば、それは他者へのアピールが目的であり、コンクール自体を受ける意味は前者とは全く違います。
その結果、良い評価を受ければ演奏者自身の自信へつながり、演奏意欲の向上へもつながりますが、例えば悪い評価の場合、自信・意欲が低下する可能性も大いにあると思います。
なので、受けさせる側は受験者の性質をよく考慮して受けさせる必要があると思います。
しかしながら、他人の演奏を聴く機会は大変勉強になることであり、一つの目的を持って練習・努力をすることは人生において大変貴重な時間だと思うので、コンクール参加は賛成、という意見です。