ベストなピアノレッスンを受けるために、必要な心得

ここでは、ベストなピアノレッスンを受けるために、ぜひ知っておいてほしい3つのポイントを、解説しています
まずは、頼みたいとおもったピアノ教室(講師)のコミュニケーション力をチェックしておきましょう。

プロフィールの内容と文章からも、およそ判断ができるものです。受講者が知りたいとおもう情報を意識して書いてくれているか、文章が独りよがりではないか、人柄がにじみでているか、文体が対話することを意識しているか、などがその目安になります。

また、体験レッスンを受けたときは、こちらの要望に対してピアノ講師がどういう反応を示すか、よく観察してみましょう。こちらが投げかけた質問や要望に対して、一方的に否定したり、いやな顔をする、または、質問とはまったくかけ離れた自分の都合の話をもちだすようなピアノ講師は、コミュニケーションの力が欠如しています。

受講者の要求が仮に無理なものであったとしても、それを頭から否定せず、その要求がなぜ難しいのかきちんと説明して納得させることができるピアノ講師は、その力があります。そういうピアノ教室(講師)なら、今は初対面でお互いを知らないことが多くても安心です。なぜなら、コミュニケーション力と相手の気持ちを感じ取る感受性をもったピアノ講師なら、すれ違いがでてきたときに、またそこから軌道修正ができるからです。


それから、やはり気になるのは、ピアノレッスン代金ですね。

一般的には、月4回、1回30分で、6,000円前後です。その価格よりも高い場合は、なぜ高いのかチェックしてみましょう。それは、大手メーカー系列のピアノ教室だから?それとも、ピアノ講師のブランドでしょうか?施設環境が快適で、グランドピアノ二台でのレッスンだから?指導内容のグレードが高いから(上級だから)?

それから、気をつけたいのは、別途料金が発生する場合です。ピアノ講師を出張で派遣する場合は、ふつう交通費が必要になります。また、教材費などは、入会金とは別になっているケースも多くあります。これらの別途料金についても、頭に入れておきましょう。


最後に、あなた自身、何のためにピアノを習い(習わせ)、何をいちばん望むのか、はっきりさせておく必要があります。その目的と希望にかなうピアノ教室(講師)がないか、それぞれの特徴をみていくのです。そして、実際、体験レッスンを受けた際は、それをピアノ教室(講師)に説明できるようにしておくとよいです。

ピアノ教室(講師)が、あなたのすべての望みをかなえることは、おそらく難しいでしょう。
練習をそれほどしなくても上達させてくれて、いつも楽しいレッスンで、快適環境だけどお月謝はやすくて、それでそれで… 言い出したら、きりがありませんね。

ですから、優先順位を予め決めておくのです。ここだけは、譲れないという点を。そこにクリティカルヒットすれば、おそらくあなたの満足度は非常に高くなるのではないでしょうか。

あなたがとにかくピアノレッスンは楽しくなくっちゃいけないとおもうのであれば、そういうノリと雰囲気を醸し出しているピアノ教室(講師)が、やはりいちばんマッチするでしょう。どうもうちの子供は落ち着きがないので、しっかり習い事にとりくむ習慣をとにかく身につけさせたいとおもうのであれば、そこをウリにしているピアノ教室(講師)を選ぶのがベストです。

体験レッスンを受けた場合は、あなたが一番に望むことをしっかりピアノ教室(講師)に伝え、念を押しておく。そうすれば、ピアノ教室(講師)側は、正規のレッスンの際、そのことを意識してくれるでしょう。

もしそのとき、あなたの意思と態度がはっきりしないようだと、ピアノ教室(講師)側もあなたの望みをつかみかねるかもしれません。だから、そこは遠慮せずにいわないといけない。

あなたの第一番の目的と希望が明確になっていないと、ピアノ教室(講師)との間にミスマッチが起こりやすくなります。ベストなピアノレッスンを受けるために、この点は特に重要です。

以上、とくに重要な3点をお伝えしました。あなたにとってベストなピアノレッスンを受けるための心得として、ぜひ覚えておいてくださいね。