2018年4月より大手音楽(ピアノ)教室に課される著作権使用料の影響は?

ピアノを習っているお子さんやそのご父母、そして大人のピアノ学習者の方には、ピアノ・レッスンやピアノ教室に対して疑問や悩みが少なからずあります。当サイト登録のピアノ教室運営者、ピアノ講師が、その疑問、悩みに答えてくれます。

18年4月







Q: 2018年4月より大手音楽(ピアノ)教室に課される著作権使用料は、生徒側にどう影響しそうですか?



日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2018年4月1日から、全国の音楽(ピアノ)教室が使う楽曲の著作権使用料を徴収すると発表しました。(※ただし、2018年4月現在で、東京地裁に提訴している「音楽教育を守る会」の加盟事業者などには督促はしない)

現在は、楽器店や楽器メーカーが運営する教室に限られるようですが、今後は個人音楽(ピアノ)教室にも適用していくとのことです。

もしそうなると、ふだんのレッスンや発表会、コンクール等の場面で、個人ピアノ教室に通う生徒さん側には実際にどのような影響(デメリット)がでると予想されますか?具体的にお聞かせください。

ピアノ教室.net編集部からの質問





A:ピアノの先生の回答  (先生のそれぞれの立場とタイプから回答)

フクロウ・タイプ
(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見)
ウサギ・タイプ
(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)
ネコ・タイプ
(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)

ウシ・タイプ
(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)
犬・タイプ
(真面目で親しみやすい先生からの意見)
クマ・タイプ
母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見
シマウマ・タイプ
(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)
キリン・タイプ
のんびりした先生からの意見
馬・タイプ
活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見
羊・タイプ
平和的でおとなしめの先生の意見
ライオン・タイプ
権威的、きびしい先生の立場からの意見
  その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)







フクロウ・タイプ

(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見




こんにちは。埼玉県のウィステリア・ピアノクラスです。

ピアノ教室で使用されているマテリアルの多くは、著作権切れであったり、ジャスラックの管理下にないものや、オリジナルのテキストであったりします。

しかし、著作権使用料を回避しながら選曲するようになると、当然のことながら、レッスンや公開演奏の「質」「自由度」「幅」といったものに影響が出てくることが危惧されます。

また、師範演奏のために用いられる音楽の多くは、教室が利益を得る目的ではなく、生徒の教育のために、講師がボランティアで行っていることが殆どです。そのために、講師は自費で楽譜を買い、労力と時間を費やして練習します。

その上に、「演奏権」に対する支払いが加わった場合、「講師側がそれを負担する」か、「レッスン料を値上げするか」という選択しかありません。

もし「値上げ」になった場合、師事している先生の中に、利害関係以外の価値を見ていない生徒さんは、「辞める」か「安い教室に転会する」かという選択をなさることでしょう。

しかし、それ以上の信頼関係を築いている方々や、音楽の価値が認めて下さっている生徒さん方にとっては、どちらがその金額を負担することになったとしても、レッスンに影響するようなことは一切ないと思います。

どのような状況にあっても、変わらず、音楽を愛好して下さる皆さまであって欲しいと、心より願っております。

埼玉県  ウィステリア・ピアノクラス




弾きたい曲を生徒が見つけたとき、それに課せられるお金が発生するようになればきっと保護者の負担になることでしょう。
それでなくても音楽人口が減っている中、音楽教育業界でも問題として取り上げ何とか対策を立ててほしいと思います。


 



ウサギ・タイプ

(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)






ネコ・タイプ

(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)


そもそも今回のJASRACの言い分にはかなりおかしなところがあります。営利目的での演奏からは料金を取るというのですが、レッスンの場合、生徒が演奏していることの方が断然多いわけであり、その場合その演奏は生徒さん側の営利目的ではないはず。むしろお金を払って聴いてもらってるわけです。いくらか、先生が模範演奏をすることがあるかもしれませんが、ごく稀にしか全曲を通して演奏することはありませんよね。
例えしたとしてもその回数は、誰が数えるのでしょう?払えというなら、明確に何回弾いた、という証明をして請求してもらいたい。それができるなら払いましょう、と答えたいところです。




 


ウシ・タイプ

(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)




レッスンや発表会で好きな曲を演奏しにくくなる。
楽しむ為に音楽をやっているのに、演奏曲目が限られてします。最近の曲にあるリズム感やハーモニーなどは色々な曲に応用できる力を付けられるのに、生徒の成長まで止めてしまうのではないか。


 





犬・タイプ

(真面目で親しみやすい先生からの意見)



大手ピアノ教室なでも個人ピアノ教室でも徴収はあり得ないと思います。
なぜなら楽譜を購入する際には
きちんとテキスト代を支払い、
楽譜の購入が著作権の徴収になっているのに
徴収が二重にもそれ以上にもなると思います。

著作権の徴収に伴うお月謝の値上げは
既存の生徒さんの保護者の理解を得るのも難しそうですし
JASRACに賛同する方は少ないのではないでしょうか。



この件で、音楽教室側の損害が増えてしまうので、月謝を全体的に上げざるを得ない状況になると思います。 月謝が上がると、音楽を学びたくても学べない子どもたちが出てきてしまうように思います。

ただでさえ、少子化と習い事の多様化からピアノをはじめとする音楽を習う子どもは少なくなっているというのに、困った事になると感じます。

才能がある子供に出会っても、開花させられないまま埋もれていってしまうかもしれません。 日本の音楽は衰退の一途を辿るかもしれなくて危惧の念を禁じえません。

山崎のぞみピアノ教室
山崎のぞみ

 




東久留米 井手ピアノ教室

今まで使っている教本の中で著作権料がかかる分は仕方なく徴収しなくてはと思いますが、新しい本や現代の作曲家の曲もやらせたいと思った場合、生徒さんや生徒さんの保護者に使ってもよいか聞いてから選ぶことになるので使いにくくなると思います。

 





クマ・タイプ

(母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見)






 


シマウマ・タイプ

(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)





キリン・タイプ

(のんびりした先生からの意見)



楽譜を購入している時点で著作権料が発生していて著作者の収入になっているのではないでしょうか

市の生涯学習センターのフェスティバルに演奏出演させていただく際、JASRACに念のため、確認を取っています。
(今回はかかりませんと言われた曲もあります)

実際に徴収されたお金の使い道が、JASRACの社員に入るという噂⁈もあり(納得出来ないですが)

微収されるのならば.この使い道に納得出来る事がわかれば、
発表会で演奏する曲には、申請してピアノピース購入教材費と合わせて生徒さんに徴収するか、または、発表会費用に経費として計上していくかもと思ってます。







馬・タイプ

(活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見)




羊・タイプ

(平和的でおとなしめの先生の意見)




ライオン・タイプ

( 権威的、きびしい先生の立場からの意見)





その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)



初めまして 1018年4月より障害児・者のためのピアノ教室を始めました。
現状では教材に使用する楽曲が著作権使用料が発生するものにあたらないと思われます。今後については不明ですが、それぞれの教室が使用しているかどうか、は自己申告になるのでしょうか?  またはどこかで調査するようになるのでしょうか? 個人や各教室での発表会など、その楽曲によって収益が発生しないものについては著作権使用料は徴収する必要はないと感じます。




もともと著作権のありかたに疑問があります。
カラオケなどは再生回数によって分配されているのかもしれませんがライブハウス等では著作権協会に登録している自分の曲を演奏しても自分には還ってきません。
でもお店は著作権料を払っています。そのお金はどこ行っているのだろうと疑問に思うことがあります。

音楽教室でもそうかと思います。
私の教室はジャズピアノとギター教室ですが一般のピアノ教室はクラシックが多いかと思いますので著作権がないものも弾いているかと思います。そこから取るのも不思議です。
ポピュラー系の楽譜を買うときに著作権料は払っていますよね。さらに取られるのも不思議な感じです。

私はもし著作権料を徴収されてもそれによっての値上げはしないつもりでいます。