Q&A: 大人がピアノコンクールにチャレンジするときに必要な心構えは?

ピアノを習っているお子さんやそのご父母、そして大人のピアノ学習者の方には、ピアノ・レッスンやピアノ教室に対して疑問や悩みが少なからずあります。当サイト登録のピアノ教室運営者、ピアノ講師が、その疑問、悩みに答えてくれます。

20年01月







Q:大人がピアノコンクールにチャレンジするときに必要な心構えは? 



大人がピアノコンクールに参加を決めたとき、長期の練習期間を経て、やがて本番を体験することになります。このようなプロセスの中で、先生の視点から彼らにはどのような心構えを持つことが必要だと考えますか?具体的におしえてください。よろしくお願いします。

ピアノ教室.net編集部からの質問


A:ピアノの先生の回答  (先生のそれぞれの立場とタイプから回答)

フクロウ・タイプ
(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見)
ウサギ・タイプ
(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)
ネコ・タイプ
(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)

ウシ・タイプ
(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)
犬・タイプ
(真面目で親しみやすい先生からの意見)
クマ・タイプ
母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見
シマウマ・タイプ
(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)
キリン・タイプ
のんびりした先生からの意見
馬・タイプ
活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見
羊・タイプ
平和的でおとなしめの先生の意見
ライオン・タイプ
権威的、きびしい先生の立場からの意見
  その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)







フクロウ・タイプ

(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見



こんにちは!埼玉県のウィステリア・ピアノクラスです。


大人の方のコンクール参加については、毎年、興奮に満ちた感動的なエピソードを頂いております。


いつもワクワクするようなストーリーをご提供下さるので、成人の生徒さんには、心より感謝しています。


今年は、ポピュラー部門にて「審査員特別賞」を授与された30代の生徒さんから、下記のようなご報告を頂きました。


宮本亜門さんという、現在ご活躍中の演出家がいらっしゃいますね。


ミュージカル、ストレートプレイ、オペラ、歌舞伎等、ジャンルを越える演出家として、国内外で幅広い作品を手がけていらっしゃる方です。


その方が、先日行われた音楽イベント及びコンクールに、審査員としていらしてました。


そこで、私の成人生徒が、「雪の華」という曲をピアノで独奏したのを見て、「中島美嘉さん(雪の華の歌手)に、今日の貴方の演奏について伝えておきます。」というメッセージを下さいました。


宮本さんは、現在取り組んでいるミュージカルのプロデュースにおいて、中島さんと頻繁にお会いになるのだそうです。


その曲を演奏した生徒さんは、そのことを大層お喜びになって、すぐに私にご報告下さいました。音楽を通じて人と出会えるのは素晴らしいですね!


「審査員特別賞」を授与されたということが名誉かつ快挙であったにもかかわらず、「人とのコミュニケーションから得られる感動」に、心を躍らせるあまり、「賞」のことなどお忘れだったかのようでした。


そして、「私は、先生のもとでピアノを一生続けていきます。」という真摯な言葉が、私の心の奥深いところで鳴り響きました。


成人のコンクールにつきましては、「音楽は素晴らしい!」という感動の一言に尽きます。



ウィステリア・ピアノクラス

 



ウサギ・タイプ

(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)



私がコンクールへの参加を決めた大人の生徒さんにお勧めする心構えは、以下の3つです。

まず第一は、「自分の演奏で、何を伝えたいのか」をよく考えてコンクールの演奏に臨んで頂きたいということです。たとえピアノを始めてあまり間もない大人の生徒さんでも、その演奏を聴く人に「自分の思いを伝える」ことは可能です。もちろん日々の努力で、よりその「思い」を強く伝えられるようになりますが、ピアノのキャリアの長い短いに関係なく、心で強く思い訴えるなら、その人の「思い」は、必ず聴く人に伝わります。そしてそれはコンクールに限らず、演奏する上で一番大切なことだと思います。


第二に、「この思いを伝えたいからこう演奏しよう」と決め、先生にも賛同を得られたのなら、もう「迷わない」ことです。自分自身が迷っていては、その演奏は聴く人には何も伝えることはできません。迷いのない強い心から生まれた演奏こそ、人に訴える力があると思います。


第三に、コンクールを受けると決めたその日から、その後のすべての過程を「楽しんで」頂きたいということです。日々の生活や人生もそうですが、やっていることはそれほど変わらなくても、それをとても「楽しんで」やる人もいれば、ただ何となくやって過ごす人もいます。せっかく同じ「コンクールを受ける」という経験をするのなら、是非すべての過程を「楽しんで」、その後の人生のよき糧、よき思い出として頂きたいと思います。


オンラインンピアノレッスン  トモピアノ教室




ネコ・タイプ

(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)


大人の方がピアノコンクールに参加するのは、多くの練習時間が必要になると思います。大人になってから習い始めてコンクールとなった場合は記憶力や指の動きや表現力などにとても多くの時間を要するからです。また、子供の時のコンクール参加と違い、大人としてのプライドもあると思いますのでメンタル面にも自分自身しっかりと持っていくことも大切だと思います。自分自身思うように指が動かないということも出てくるかもしれません。体力をつけることも大切かと思います。肩甲骨、腕の筋力や指の柔軟、手首の柔軟など。


 


ウシ・タイプ

(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)





犬・タイプ

(真面目で親しみやすい先生からの意見)


大人の方はお仕事があったり、学生の方もいらっしゃいますし、コンクールに参加する決意は簡単なものではないと思われます。
時には練習時間がとりづらいなど、音楽の内容以外の困難にぶつかることもありますので、そのようなことも先生に相談する信頼感をもってレッスンにのぞむことは大切だと思います。
それと、長期的(段々まとまっていくので、今できなくても慌てない)・短期的(数日後のために今日すべき練習をする)、矛盾して見えますが、両方の視点が大切です。
大人の方にもコンクール後の音楽人生は続きます。良い結果を目指しながら、コンクール後に身につくものもたくさんある、と前向きな心持ちで、挑んでいただきたいですね。

梶本音楽教室

 




大人になってからのコンクール出場は「心臓が口から飛び出す}ほどの緊張をどのぐらい軽減できるかにかかっています。「あれだけ練習したんだから私は自信をもてるんだ」と思えるくらい練習することだと思います。

 



クマ・タイプ

(母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見)





 


シマウマ・タイプ

(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)




キリン・タイプ

(のんびりした先生からの意見)





馬・タイプ

(活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見)


ヴェリテピアノ教室

自分の中で小さな目標と大きな目標を持ち、モチベーションの維持をどのようにしていくか、相談しながら仕上げていきます。
悔いのない演奏をするためには、本人が楽しまなくてはいけないと思いますので、ちょっと背伸びくらいのレベルのコンクールをお勧めします。




羊・タイプ

(平和的でおとなしめの先生の意見)




ライオン・タイプ

( 権威的、きびしい先生の立場からの意見)





その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)