ピアニストを知る!

目次

1. ピアニストの仕事・活動

2.ピアニストの収入


3. ピアニストの展望

4. ピアニストを目指す

5.伝説のピアニスト





1.ピアニストの仕事・活動

ピアノ演奏を通して、夢と感動を与える仕事です。仕事内容には、大きく二種類あります。演奏することが主な人と、音楽教室などでの指導が主な人です。

ジャンルは、クラシック、ポップス、ジャズなどいろいろあります。ソロとしての活動以外にも、歌の伴奏をしたり、バンドなど他の楽器の奏者と共演することもあります。





2. ピアニストの収入

演奏をすることで収入を得ます。演奏料の高い低いや回数の多い少ないによって、人により収入はまちまちです。

一回の演奏で50万円以上得る演奏家は、かなりまれなケースです。その収入を得るためには、輝かしい実績も必要になります。

通常は、ピアノスクールやピアノ教室にて教える仕事も平行して行います。年収は、100万円~500万円からと人によってかなりの差があります。ピアノ教室運営も同時に行いながら、年収300万円台を確保できれば優秀です。





3.ピアニストの展望

ピアニストは、将来も続いていく仕事で、なくなることはありません。自動演奏ピアノが市場に出回るようになっても、相変わらずピアニストは演奏の場でなくてはならない存在です。

また、ポピュラーなどの演奏の場では、コンピュータやシンセサイザーを使って、様々な電子音を扱えるキーボード奏者は、むしろ中心的存在になっています。

ただし、クラシックの演奏の場や音楽市場に関しては、縮小傾向にあります。また、クラシック、ポピュラーを問わず、ピアニストとして活躍する人たちは増え、裾野は広がってきています。

他者の3倍以上練習することができる人、そしてプロとして確かな技術を備えていることが、将来にわたって活躍できる条件となりそうです。





4.ピアニストを目指す

クラシックでピアニストを目指す場合、やはり幼少の頃からのトレーニング、そして優れた教師との出会いが大切になります。

ポピュラー、ジャズピアニストでも、同様に幼少の頃からトレーニングはとても重要です。ただし、幼少期を過ぎてからピアノを始めて、プロのピアニストになる人もいます。この場合、人一倍努力することとはもちろん、他にはない個性を発揮することやジャンルの選び方が大切になります。

どちらにも大切なのが、やはり人々に夢と感動を与えたいという強い気持ちを持ち続けられるかどうかです。そして同様に重要なのが、演奏活動を続けていくための収入を確保していくことです。





5.伝説のピアニスト ※順不同


フェルッチョ・ブゾーニ (Ferruccio Busoni, 1866年 エンポリ - 1924年 ベルリン)

イタリア出身の作曲家・編曲家・ピアニスト・指揮者・教育者。ルビンシテイン国際音楽コンクールのピアノ部門で2位を獲得。彼の業績を讃えたブゾーニ国際ピアノコンクールという世界的コンクールがある。






マグリット・ロン(Marguerite Long, 1874年 - 1966年)

20世紀前半、フランスを代表するピアニスト・ピアノ教育者。「ロン=ティボー国際コンクール」は、ヴァイオリニストのジャック・ティボーと始めたコンクール。

     



テオドール・レシェティツキ(Teodor Leszetycki, Theodor Leschetizky, 1830年 - 1915年)

ウィーンで活躍したピアノ教師、作曲家、ピアニストである。チェルニーの弟子であり、彼の弟子には、ポーランドの首相であったイグナツィ・パデレフスキなどがいる。






アントン・ルービンシュタイン( Anton Grigoryevich Rubinstein, 1829年 - 1894年)

ロシアの作曲家、ピアニスト、指揮者。ポーランド出身でアメリカで活躍した20世紀のピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタインとは別人である。





イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(Ignacy Jan Paderewski, 1860年 - 1941年)

ポーランドのピアニスト・作曲家・政治家・外交官。有名なピアニストでありながら、ポーランドの初代首相を務めた。