Q&A: ピティナ・ピアノコンクールに参加するメリットは?

ピアノを習っているお子さんやそのご父母、そして大人のピアノ学習者の方には、ピアノ・レッスンやピアノ教室に対して疑問や悩みが少なからずあります。当サイト登録のピアノ教室運営者、ピアノ講師が、その疑問、悩みに答えてくれます。

2017年9月







Q: ピティナ・ピアノコンクールに参加するメリットは?



娘は小学一年生の女子です。家では電子ピアノを使って、ほぼ毎日30分程度弾きます。教材は「オルガンピアノの本」を使っています。やさしいアレンジのアニメソングが好きで弾いています。 でも、親から見ても、けっして上手とはいえません。

以前から先生からはピティナ・ピアノコンクールに出るようすすめられています。他の生徒さんも、ある程度弾けるようになると同じようにすすめられるようです。コンクール期間は、課題曲に追われるような感じになるようです。他の教室でも、こんなふうにピティナコンクールへ出ることをすすめたりするものでしょうか。それほどピアノ好きでもなく、しっかり弾けるわけでもない子供を、コンクールなどというものに参加させるメリットや意味がよくわかりません。余分にお金もかかることですし、これについて、他の先生のお考えをお聞きしたいと思いました。






A:ピアノの先生の回答  (先生のそれぞれの立場とタイプから回答)

フクロウ・タイプ
(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見)
ウサギ・タイプ
(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)
ネコ・タイプ
(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)

ウシ・タイプ
(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)
犬・タイプ
(真面目で親しみやすい先生からの意見)
クマ・タイプ
母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見
シマウマ・タイプ
(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)
キリン・タイプ
のんびりした先生からの意見
馬・タイプ
活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見
羊・タイプ
平和的でおとなしめの先生の意見
ライオン・タイプ
権威的、きびしい先生の立場からの意見
  その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)







フクロウ・タイプ

(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見



入賞を目指し、コンクールの課題曲の練習に時間をとられ、肝心な練習曲がおろそかになり、進歩が大きく遅れます。
コンクールに参加するのであれば、せめてツェルニー50番、60番を終了程度のレヴェルのコンクールが妥当だと思います。
レヴェルの低いコンクールに大切な時間を割くのは、無駄としか思えません。

余談になりますが20数年前、ある楽器店(勿論ピアノ教室も経営しています)主催のコンクールに私の生徒二人を参加させたことがあります。
結果は入賞できませんでした。ところが終了後私たちの周囲の人たちが、私の生徒達を見ながら「あなたたちが断然上手だったのにね~」と残念がってくれました。私も納得できませんでした。
入賞した子供たちは全員その楽器店主催のピアノ教室の生徒達でした。
日本ではよくありがちなことです。
以後、私の生徒達にはコンクール出場を絶対に勧めません。

コンクールに出た二人の生徒達はその後、二人とも東京芸術大学を卒業して、桐朋、武蔵野音楽大学で教えています。

「藤田音楽教室」藤田将利



コンクール参加をすすめる先生は、大きく3つのタイプに分けられるかと思います。

1. 実績を積ませたい先生

2. 自分の経歴に箔をつけたい先生

3. 参加を慣例化している先生

1のタイプの先生が考える実績とは、ピアノだけに限りません。例えば社会に出ても使えるマナーや計画性を身につけてほしい、順位をつけられる場に出て精神的に成長してほしい、あるいは課外活動として受験の際の業績としてあとあと役に立つように…と考える先生もいらっしゃいます。こうしたお考えは、むしろ保護者様目線でもあります。習い事のコンクールは、基本的に先生の許可がなければ参加することができないため、すすめられたことをチャンスととらえるご家庭もあります。
ピティナのメリットは、可視化されにくいピアノのレベルが分かること、そして「自己肯定感を育む体験」ができることだと思います。ある程度の人数が集まる発表会にも、これらと同様のメリットがあります。

2の先生は、ご自身がピティナの審査員を務めていたり、指導者としての実績作りに生徒さんの賞歴を求める先生です。もちろん、100%ご自身の功名心のみでコンクールをすすめる先生はいらっしゃらないと思います。ただ、生徒さんに上手になってほしいと思うのも講師の欲ですから、なるべく多くの生徒さんに参加をすすめるケースはあります。

3は、古風で厳格な指導を受けてきた先生によく見受けられる特徴です。ご自身が幼い頃からコンクール漬けの生活だった先生には、ピティナを受けないという選択肢はありません。むしろ、「コンクールを生徒さんにおすすめしないのは講師の怠慢」とさえ考えるかもしれません。

ご相談者様の先生が、どのようなお考えでピティナをおすすめしているのかは分かりませんが、きちんと練習をしてレッスンに通っているお子様の姿勢を評価していらっしゃることは間違いありません。
小さなうちのピティナは、巧拙だけでなく、取り組む姿勢が大切です。まずはそのことに対し、保護者様からもお子様を褒めてさしあげて下さい。

その上で、まずは先生にお母様のお考えをお伝えしてはいかがでしょうか?もしかするとピティナやコンクールについて先生なりのお考えがあるかもしれません。
また、その際にはピティナにかかる時間的、金銭的負担についてもご質問されると良いと思います。そうした率直なことをご自分からは言えない、という先生もいらっしゃいますので…。ご参考いただければ幸いです。

エムジック音楽教室





ウサギ・タイプ

(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)


今、娘さんは、楽しんでピアノを弾いているのですよね。発表会なら、少し間違えても、今まで頑張ったことをほめたり、記念品をもらったりして、また来年に向けて頑張ろう、楽しかった、という気持ちが出ると思いますが、コンクールは発表会と違って、順位がつきます。楽しんで弾いている気持ちが、暗くなってしまうかもしれません。私はダメだった、という気持ちになってしまうこともあります。

でも子供さんによっては、もっと頑張ろう、同じ年の子があんなに上手だった、という気持ちになるかもしれません。
コンクールがいいかどうかは、子供さんの性格、ピアノのレベルをよく知っている方が、参加を考えたほうがいいです。
ただ、発表会でもコンクールでも目標に向かって、しっかり練習するのは、いいことです。楽しくピアノが続くといいですね。


豊田市ピアノ教室  豊田市リトミック教室(七田ドレミコース)ミュージックルーム




コンクールに出るメリットは、一番はピアノが上手くなるということが挙げられると思います。
コンクールに限らずですが、本番という目標があると練習時間も増えると思います。
そして、コンクールには結果があり表彰される方もいるので、それによって嬉しい思いや悔しい思い、他の人の演奏を聴いて影響を受けたりもします。
ピアノだけではなく、目標に向かって頑張るという精神力や、たった1回の本番で力を出す本番力もつきます。こういった力はピアノだけでなく、将来勉強だったり受験だったりで生きてくる力にもなると思います。
また、コンクールは継続していくことにも意味があると思います。1回出ただけでは分からないことも多いです。継続することでたくさんの成長が見られると思いますよ。

KOKO出張ピアノ教室
ピアノ講師 小林 耕子




結論から申し上げると、相談者のかたの場合はコンクールを受ける必要はないと思います

現在、日本全国で、コンクールはピンからキリまで(言い方は悪いですが)沢山あります。どんなコンクールでも「結果」というものは出てきますし、その「結果」は往々にして不条理だったりもします。
それでもかまわない、目標に向かって練習すること、努力の過程が大事、と本人やご家族が受け入れられるならばコンクールは意味のあるものになると思います。

このかたの場合、発表会はあるのかどうかわかりませんが、もしなくて本番代わりに・・というのならピティナのステップなどのほうがよいと思われます。

コンクールのために何カ月も同じ曲だけを弾くというのも小さい子供や初歩の人にとっては時間の無駄な気もします。

気が進まないのであれば、先生に正直な気持ち、ご家庭の方針をお伝えすればわかっていただけるのではないでしょうか。

エマーブル・ピアノ




小学一年生の女の子か、家の電子ピアノで、ほぼ毎日30分程度弾くというのは、なかなかの努力と思われます。割合上達するでしょう。

先生としては、ピアノコンクールという目標に向かおうとするかをまず見て、機会を与えようと思うでしょう。
もちろん一定以上レベルの全員に声はかけてみるでしょう。

ただ、前向きに取り組めず、引きずられるように参加する羽目になるのは避けてもらいたいですね。あくまで まずは本人がやってみると決意してからスタートすることです。

それほどピアノ好きでもなく、しっかり弾けるわけでもない子どもさんでも、「コンクールに参加してみる」と言ったそのチャレンジしようという気持ちが大事です。

実は、コンクールに参加する目的は
賞をもらうことではありません。

自分自身の弱さに負けず練習を積んだり、苦手や欠点、スランプを乗り越えていく力、緊張や不安を乗り越える力、親子の良いコミュニケーションを先生と考えあったりなど、家族ぐるみで成長していける機会にできますよね。

また、その期間、課題曲に追われると言うより、それを丁寧に仕上げるので、音楽表現や技術向上に濃密に取り組めますよね。

生徒さんには、目標に向かっていく楽しさを味わえるようになってもらいたいですし、このような経験は、きっと人生の役に立つものにできるでしょう。







ネコ・タイプ

(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)




 


ウシ・タイプ

(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)



コンクールのメリットですか。
全文を読むと、この方の場合は、もっと違うところに問題があるのかと思いましたが、
メリットと書いてあるので、中心に、
自分がコンクールに参加かさせている目的を書きます。

ピティナに限らず、私が、子供たちをコンクールに参加させたり、
本人たちが、参加を希望するのは、「そこに山があるから」です。
向上心のある子供達なら、やってみたいと、言うでしょう。
そして、その気持ちにこたえられるように、私も頑張ります。
ですが、出たくない人に勧めたりは、しませんし、
出ない方がいいと思う人にはすすめません。

コンクールに出る事に、メリットがあるとしたら、
頑張った子供たちの中に、何かに向かって努力したことへの充実感。
自信が持てるようになったこと。
頑張る勇気が持てたこと。
根気強くなった事。
もっと色々あるかもしれませんが、そう感じたら、大きなメリットです。
(勿論、ピアノが、前より上手になったこともあるでしょう。)

コンクールにチャレンジする子供たちの中で、
ピアノの仕事や音楽の仕事に携わるようになる人は、
ごくわずかでしょう。
しかし、こうして頑張ったこと、チャレンジした精神は、
ピアノの世界にとどまらず、
勉強においても、仕事においても、これら世の中に出て行ったとき、
大きな自信となり、役立つと信じています。

この様に、コンクールにチャレンジすることのメリットは、
参加する人が、自分の中に成長を見つける事で、人によって、
それぞれ違うはずです。
ですから、メリットは、人から教えてもらうものではないと、私は思います。

この方の場合は、もしかしたら、コンクールに参加することで、
ピアノをもっと好きになってくれるかもしれない。
という想いが先生の中にあって、勧めていらっしゃるのかもしれません。
先生と、じっくり話し合われて、納得できる答えを頂けるかという事が、メリットを考える以前に必要なのではないでしょうか。

https://www.piano-k.net/profile/profile0000001420.html




お嬢さんが「コンクール」を勧められているのですね。

1点だけ親御さんがよくわかっておられないようなので書きますが、「ピティナ・ピアノコンクール」という名称のコンクールはございません。ピティナは「コンペティション」という名前です。

それを踏まえて。

お嬢さんの通っている教室の先生は、ある程度の進度になったらコンペティションを勧めるというお考えの方ではないかと推察します。コンクール参加への方針は先生のお考えによるものが多く、コンクールは一切出さない先生もいるし、コンクールには無縁の場合もあり、熱心にコンクール参加を勧める先生もいます。
ですので、他の教室の方と比較することは全く意味がありません。

先生の考えは推測するしかありませんが、お嬢さんに「刺激を受けてほしい」と思われているのかもしれません。
また、伸びしろがあるからお母様にも協力してほしい、頑張っている上を目指す子の世界を知って欲しいというお気持ちなのかなとも思います。事実、コンクール(ピティナ以外でもたくさんいろいろなコンクールがあります)に出場したことでスイッチが入り、もっとやりたいとなる子もいます。

課題曲に追われるのは、複数の曲を仕上げる必要があるからです。これはどんなコンクールに出てもあまり変わらないかもしれません。

お嬢さんにピティナのコンペが合うかどうかはわかりませんので、出る気がなくても予選を聴きにいって雰囲気を知るのは良いことだと思います。

 







犬・タイプ

(真面目で親しみやすい先生からの意見)


コンクールに参加するメリット。期日までにより内容の高い演奏になるよう日々努力すること。ほかの同年代の参加者の中で刺激を受けること。ではないでしょうか。本人をはじめとして、親や先生のピアノに対するモチベーションを高め、より興味を持って音楽に接することができれば最高ですね。
スポーツの大会をイメージすれば、よいのではないでしょうか。
ただし、小さいお子さんのコンクール参加の場合、親御さんの協力は必須です。時間とお金を何に、どのように使うかは、個人に任されていることなので、先生とよくご相談の上、決められるとよいと思います。
また、日本には、音楽コンクールがたくさんあり、その意図しているところも様々です。コンクールではなく、グレード試験のようなものを目指すのも一つの方法かと思います。
何せ、ピアノは、弾けないと楽しくないので、ある程度強制的に弾けるようにする努力も必要ではないかと思います。

 

https://www.piano-k.net/profile/profile0000001754.html



コンクールについてはそれぞれ先生方によって
、いろいろな考えをお持ちです。

コンクールに出ることによって今までとは違った刺激を受けて
やる気になる生徒さんもいます。
メリットが大きいと思われる先生はコンクールを勧めると思います。

でも反対に失敗して落ち込むこともありますので、お子さんがいやがるようであれば無理に出なくてもよいと思います。
お子さんの気持ちを優先して先生に伝えてはいかがでしょうか。

東久留米井手ピアノ教室

井手尚子




まず、ほぼ毎日30分弾いているのですから、お子様はピアノが好きなのではないでしょうか。それほど好きでないと、そうはいかないものですし。ここは過少評価でなく、褒めてあげると良いと思いました。
指導者から見て、挑戦すると良いだろうなと思う生徒さんには勧めてみます。私の場合は、コンクールのメリット、デメリットを親御さんに話し、良く考えていただいての上ですが。

私の考えるメリットとしては、目標に向けて頑張れること(音楽的なこと、技術的なこと、精神的なこと)、まだ記憶の曖昧な時期にとりあえず挑戦して緊張の舞台を体感してしまうこと、いろいろな演奏に接することができることだと思います。
デメリットももちろんありますが。

子どもの才能をどう伸ばすかは、そのお子様とご家庭の運命みたいなもので、指導者はピアノという面からの指導をし、親御様へはご家庭での接し方等のアドヴァイスは出来ますが、運命そのものまでは支配できません。

指導者を信頼しお任せするかどうかは運命みたいなもので、傍からなんとも言えません。





クマ・タイプ

(母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見)




 


シマウマ・タイプ

(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)



ピアノをある程度弾けるようになると、「コンクールに出てみませんか?」と勧められることがありますよね。実は、つい先日、質問者様と同じ悩みをお持ちのお母さま(別のお教室の生徒さん)から、相談を受けたばかりです。

その生徒さんの先生は、毎年、門下生をほぼ全員「ピティナコンペティション」に参加させるのだそうですが、そのことが何年も続くうちに本人の苦痛になってしまって、とうとう「ピアノをやめたい」と言い出したそうです。

お母さまとしては、「別に、コンクールで賞を取るほどのレベルに達しなくとも、長く楽しくピアノを続けて欲しかったのに・・・。」と残念そうにお話しになりました。

そこで、「ピアノのコンクールに出るメリットって何なのか?」「出ないでいると損をすることがあるのか?」など、私なりに考えてみました。

コンクールといっても、知名度が高いものから、地域性が高いもの、楽器メーカーが主催しているものなど、多くの種類がありますね。

「どのコンクールがその子に合っているのか」は、非常に個人的かつ繊細な問題を孕んでいますので、私は、生徒さんにコンクールを勧めることはあっても、決して「ピティナコンペティション」にフォーカスを当てることはしておりません。

ピティナコンペティションに関しては、多くの優秀な生徒を出場させた先生に「指導者賞」が贈られますが、私はこの制度を全く信頼しておりません。もちろん否定する立場も取っておりません。しかしながら、生徒さんの気持ちが第一であるべきイベントなのに、教師に与えられる栄誉がそれに先行することが往々にして起こり得ることは否めません。(勿論、教師のモティベーションも大切ですので、それが先生と生徒両方の励みになることもあります。)

しかし、「ある程度弾けるようになったら、同じように、他の生徒さんも勧められるようになる」といった質問者様の状況には、私は賛同できません。

では、コンクールに出るメリットって何か?という最初の問題に戻って考えてみましょう。

まず、普段のレッスンでは得られない「濃い内容の練習を受ける良い機会」になります。

次に、「自己充足感の達成」とでも言うべきか、自分が思っているより高いことを行うことが出来る自分を発掘させる「転機」になることもあります。

また、「入賞したときに喜び」は掛け替えのないものですし、賞を逃したとしても、「そのために努力を積み上げてきた」という経験は、一生の資産になると言っても過言ではありません。落ちた時の「悔しさ」さえも成長の糧になることは言う間でもありませんよね?

しかし、コンクールは参加費用のみならず、追加レッスン費用や衣装代に加えて、当日の費用などもかかってきますので、経済的にも余裕があり、かつ親御さんが積極的にお子さんにその舞台を経験させてあげたいと思われるのでなければ、せっかくのメリットさえも、「苦痛」「負担」といったデメリットの方が多く出てしまうことでしょう。

それから、私は「課題曲に追われる」という状態に陥ることが予測される生徒さんには、基本的にコンクールを勧めておりません。

コンクールの準備をすることが、その子の音楽的成長を助けるどころか、普段の教則本の学習を遅らせるといった「本末転倒」という結果を産むのであれば、その生徒さんのコンクール参加は「デメリット」の方が大きいからです。

そして何よりも、「子供さん自身の意志」が第一で、レベルはその次の問題です。本人の「出たい」という気持ちが強い場合は、コンクールの準備期間は、その子はとても生き生きとしています。また、そういう純粋な熱意を持った子ども達は、結果に左右されません。そういう場合は、言う間でもなく、「賞」などといった表面的な褒賞より、「遥かに大きな収穫」があるわけです。

コンクール参加は、本来「価値のある経験」としての「一生の資産」なるだけの意味を持っているものです。

ですから、もしかしたら、質問者さまのお子様は、参加する時期をあと何年か待てば、今度は自分でそのことを見つけて、自発的にそれを望むようになるのかも知れませんよ。

これから先、最も良いと思われる方法で、お子さんが楽しくピアノと向かい合って、上達なさるよう陰ながら応援していますね!


ウィステリア・ピアノクラス  埼玉県入間市 佐藤弓子




私の教室では 本人がコンクールを受けたいと希望したら サポートしようと思っています。 正直なところ メリットはよくわかりません。ただ 演奏に対して一人一人講評をいただけるようなので 今後の練習の励みにはなると思います。しかし単に賞をもらうために 必死で練習するのは 音楽的ではない気がするので コンクールを受ける目標をきちんと定めて受けるといいと思います。 大切なことは 音楽を表現することで 舞台で自分の音楽を表現してその結果が評価されるのが理想です。

ピアノ教室アンダンテ





キリン・タイプ

(のんびりした先生からの意見)




馬・タイプ

(活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見)




羊・タイプ

(平和的でおとなしめの先生の意見)




ライオン・タイプ

( 権威的、きびしい先生の立場からの意見)







その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)



私は生徒さん全員にピティナに限らず生徒さんの参加できる場を提示だけしています。リアクションは様々ですが。
ピティナに関してのみ申し上げると、参加の有無は別として、四期(バロック・古典・ロマン・近現代)を学べるピティナの課題曲を弾かせることは有意義だと思います。
お子さんの能力や可能性を閉ざしてしまわれる前に、
試しに要項を開いてみませんか?
子供さんって、いい曲に出会うと、信じられないほど上手になったりするんですよ。
また、コンクールは、指導者にとっても、生徒さんのために良い曲を見つける場でもあります。ちょうど親御さんがお子さんに美味しそうで身体に良いメニューを見つけるためにレシピ本などを探すのと一緒ですね。
もちろんお金もかかりますし、会場に連れて行く保護者の方のご負担は大きいですが、結果はどうあれ、「課題曲が弾けた」という達成感、「あの子はお辞儀が立派だったね」「姿勢が良かったね」などマナーからひいてはしつけにも参考になると思いますよ。

保護者の方も扉を開いて、まず一歩踏み出してみませんか?


https://www.piano-k.net/profile/profile0000001654.html