ピアノ発表会やコンクール前の追加レッスン(補講)について
2014年12月
ピアノ教室では、通常のレッスン以外に、ピアノ発表会やピアノコンクールのための指導を行なっています。このような追加レッスンを、どのように行えばよいのかについては、ピアノ教室運営者(ピアノ講師)さんの頭を悩ませる問題のようです。
今回は、それについてピアノ教室運営者さんにアンケートを行いました。
回答者は、このサイトに登録している全国のピアノ教室運営者の方々です。
以下がアンケート結果です。
質問 1 : 発表会やコンクール前に、通常レッスン以外に追加レッスン(補講)を行うことがありますか?
質問 2: 追加レッスンを行う際のレッスン料について
質問 3: 無料でレッスンを行うことについて改善(有料に)したいと思いますか?
通常レッスン以外に、追加レッスン(補講)を行うかどうかの結果は、グラフ1のように、「間に合わない場合のみ行う」が、59%ともっとも多くなりました。
グラフ2は追加レッスンを行った場合の料金についての質問です。「無料で行う」が56%と半数以上になりました。
「無料でレッスンを行うことについて改善(有料に)したいと思うか」の問いについては、44%が「有料にしたいとは思わない」、一方で「改善したい」は53%となりました。
このことから、9割以上の教室運営者(ピアノ講師)さんが、開催日に合わせて追加レッスンを行っていることがわかりました。また、その中で、半数以上の方が「無料」で追加レッスンを行なっています。さらに、無料で追加レッスンを行っていることについては、約半数が「改善(有料に)したい」と感じている一方、半数弱は「改善(有料に)したいとは思っていない」ことがわかりました。
以下は、多数を占めた項目の理由について主なもの、そして参考意見です。
質問 2: <追加レッスンを行う際のレッスン料について>
「無料でおこなう」の主な理由
・生徒がうまくやれないのは、教師側の責任だと感じるから
・コンクール、発表会で生徒がりっぱに演奏できないと、その教師である自分の面目が保てないから
・生徒の参加意欲に、こちらも好意で応えたいから
・コンクールで生徒にりっぱな演奏をさせることが、教師側の責務であると考えるから
・教師の自分が納得できずに行っているから
・追加の料金をもらうと、教師のほうから参加の声かけがしにくくなるから
「有料で行う」の主な理由
・無料にすると、恩恵を受ける生徒とそうでない生徒との間で不平等になるから
・どうしても生徒から補講の要望があった場合のみ有料にする
・まとまった時間が必要な場合のみ有料にする
・生徒数が多い等で、無料で行う余裕がない
・互いに心構えができる
・仕事に対する対価として当然
・コンクールの場合、有料のほうが良い結果を得やすいから
「無料でおこなう」の具体的な理由
以下に、「無料で行う」と答えたピアノ教室運営者(ピアノ講師)の方で、参考になる具体的な理由を、一部ご紹介します。
生徒自身や保護者に間に合わない、という危機感がある場合は、その子の通常の月謝の一回分をいただくこともありました。
ただ、そういう場合は補講レッスンをしなくてもきちんと仕上げてくるので、追加料金をとることは実際にはほとんどありません。
問題は、危機感がないこの場合。これは一番レッスンの必要性があるので、保護者の了承を取る手間より、仕上がりを優先させてサービスレッスンをしています。
レッスン時間も通常のレッスンほどはかからなかったり、また、ほかの生徒さんと同じ時間にして、聞きあったりと、通常のレッスンとは違うので、有料にしにくいことが多い。
基本的に発表会までに間に合うように、準備指導します。間に合わないからと言って追加レッスンをすると、追加レッスンをしてもらえば何とかなると、生徒が勘違いします。もしどうしても必要で行う場合は、その分、発表会後のレッスンをを減らし、月謝は変わらないようにします。
レッスン料の追加は生徒さんの負担になりますので、通常レッスン時間を分けた形(30分レッスン4回の場合、1回15分にして回数を増やす等)で補講レッスンとさせていただいています。
なるべく同レベルの小さい子供3人くらいずつのグループを組み、その中で3回くらい弾きます。
普段人前で弾く機会が無い子にも、少し緊張感を与えるのが目的ですが、それ以外に1年に1回のグループレッスンもみんな楽しそうにしています。
こちらとしてもよりいい演奏を期待するし、生徒さんの発表会に対する気持ちを盛り上げる意味でも追加のレッスンはします。
でも最後の仕上げで内容もピンポイントに絞って通常より短時間にしますので、無料にします。
「有料で行う」の具体的な理由
以下に、「有料で行う」と答えたピアノ教室運営者(ピアノ講師)の方で、参考になる具体的な理由を、一部ご紹介します。
通常は時間がある時に必要に応じて延長する形で行っていて、それは長くても10分ほどでこちらからの要望で行っている為、レッスン代はいただきません。
但し、1レッスン(30分)か2レッスン(30分×2)、発表会やコンクールの前にさらに追加したいという生徒さんからは1レッスンいくらという形で謝礼を頂いています。
https://www.piano-k.net/profile/profile0000000218.html
発表会の曲に関しても通常のレッスンの範囲でやるようにしていますが、どうしても間に合いそうもない場合は、こちらから追加レッスンの必要があることを伝えます。
その場合、有料でするか、発表会後にレッスンをその分お休みにするかを選んでいただきます。
無料で行うのは、不平等な感じがして抵抗があります。
のんびり練習をしていて直前で慌てる生徒もいますし、少し難しい曲でもコツコツと練習を重ねて安心な生徒もいますから。
生徒や親御さんに、発表会直前になれば補講で先生が何とかしてくれるというような甘えを持つことがないようにしていきたいと思っています。
選曲が適正だったかどうか?と悩む場合もありますが、選曲は5カ月前くらいからしますし、本人の希望や了解も得ているので、追加レッスンは有料でいいと思います。
他に発表会では、全員連弾もするので、それの合わせのためのレッスンは無料でやっています。
追加レッスン料金は以前はいただかなかったのですが、それをすると、生徒さん同士
どうしても不公平が生じるので、昔、少しもめたこともありそれからはきっちり、いただくようにしています。
経済的にきついようであれば、半レッスンとして、いつもの半分の時間、料金でレッスンすることもあります。
発表会前の補講については、補講料金は、いただいたことはありませんが、コンクールを受ける生徒さんは、コンクール三ヶ月前からは、一時間レッスンになり、二ヶ月前からは、週二回のそれぞれ一時間レッスンとしているので、その分の料金は、いただいております。
やはり、補講料金なしでは、こちらも生徒さんもお互いに、円滑にレッスンを進めていく事は難しく、そのほうが割り切れて良い結果を生みます。
ですから、コンクールを受ける生徒さんには、事前にその事をお話し、それが出来ない方は、申し訳ないのですが、コンクールには出していません。
やはり、コンクールは、出場する生徒さんも親御さんも、それなりの覚悟がなければ難しいと思います。
おしだ音楽教室
「有料でも無料でもなく、その他を選択した方」の具体的な理由
以下に、「その他」と答えたピアノ教室運営者(ピアノ講師)の方で、参考になる具体的な理由を、一部ご紹介します。
発表会前のレッスン時間延長や補講は、ある程度会費に含まれている、という認識でおります。
通常のレッスン内で出来上がる子に対しても、披露する曲の作曲家の違う作品を聴いてもらったり、場合によっては解釈の参考になりそうなプリントを作ったりなど、普段のレッスンにプラスαした内容にしています。なので多少の補講については追加料金なし、あまりにできない場合は、次月のレッスンを繰り上げ扱いにして、極力料金が追加にならないように工夫しています。お金取るためにわざと指導しない、などと曲解されても困りますので。
エムジック音楽教室
中学生以下のオーディションやコンクールの参加はしていませんが、もし高校生以上で希望者がいるばあいは、参加を決めた時点で有料の追加レッスンが必要になる可能性が大きいことを伝えることになると思います。
生徒が優秀な成績を取ったことで、レッスン希望の生徒が増えると考えるなら、無料でレッスンをしてもある意味広告代とも考えられるでしょうから、いずれにせよ先生それぞれのお考え次第ではないでしょうか?
質問 3: <無料でレッスンを行うことについて改善(有料に)したいと思いますか?>
「改善(有料に)したいとは思わない」の主な理由
・月謝の分に含めて考えているため
・家庭の負担を考慮して
・教師の好意と考えるから
・教師自身の先生も追加レッスンは無料だったので
・追加に至ったのは、教師の責任もあるから
・生徒数が多くないので
・教師側から追加の希望をするのだから
「改善(有料に)したいが、あきらめている、または難しいと感じている」の主な理由
・以前から無料で行っているため
・生徒の親と親しいので言いにくい
・教師側が納得できず、追加しているため
・コンクールに向けての費用が負担になる家庭も多いため
・近くのピアノ教室が、追加レッスンは有料にしないと聞いたため
「改善(有料に)したいが、あきらめている、または難しいと感じている」の具体的な理由
以下に、「改善(有料に)したいが、あきらめている、または難しいと感じている」と答えたピアノ教室運営者(ピアノ講師)の方で、参考になる具体的な理由を、一部ご紹介します。
一番望ましいのは、補講よりも熱心な自主練習。
一番困るのが、練習もしない、レッスンの希望もしない場合で、当然そういう生徒が一番 曲の仕上がりも悪い。
そして結局 スカイプレッスンしたり、呼び出してレッスンしたりせざるを得ない。
レッスン料も請求しにくい。
そこを整理して考えるべきなんだということにこのアンケートに答えさせて頂き気づけました。今後は 予め毎月出しているレッスンだよりで上のような無関心な親へのたよりだけには「発表会に仕上げが間に合わない生徒の追加レッスンは一回につき1500円頂くことがあります」と書くことにしようと思った。
「何か良い方法があれば、改善(有料に)したい」の具体的な理由
以下に、「何か良い方法があれば、改善(有料に)したい」と答えたピアノ教室運営者(ピアノ講師)の方で、参考になる具体的な理由を、一部ご紹介します。
最近の親は、お中元もお歳暮もないし、補講しても当然のような感じで、お礼もないので、きっちり、額を決めて、打ち出しをして、いやなら、ご家庭で自分の好きなように練習する。
という風に、これから先はやっていかないと、いいものを求めて、頑張るほど、ボランティア活動みたいになってしまうので、考えないといけないと思います。
コンクールに出てくれるということは講師側も勉強になることが多いので指導力向上の一環とは考えていますが、課題曲の楽譜やCD購入、公開レッスンなどの受講料と交通費、本番に付き添った時の交通費や食事代などを考えるときついな、と思うことはあります。
本番会場への交通費だけでその生徒さんの1か月のお月謝を超えてしまう場合もあります。
しかも演奏が終わって結果発表まで「これから食事に行ってきますので~」と一人残されてしまうと悲しいです・・・
まとめ
教室運営者(ピアノ講師)さんの実に9割以上の方々が、開催日に合わせて追加レッスンを行っていることがわかりました。それは、冒頭の結果で述べた通りです。
しかし、 その追加レッスンを有料で行うか、あるいは無料にするかの割合は、ほぼ半数ずつに分かれていることから、そのどちらかで迷っている様子がうかがえます。
実際に有料か無料かを決める際に、ピアノ講師さんご自身の気持ちや指導方針、教室事業の観点、それから生徒さんはもちろんその親まで含めた教室運営環境全体を検討した上で、現実的な方法で決めている方が多いことも、自由回答からわかってきました。
無料か有料かの決め手となる考え方の軸は、今回のアンケート結果からおよそ以下の3つにまとめられます。
・教室運営全体が円滑に運ぶように現実的な方法をとる
・プロ教師、或いは事業者としてのスタンスを貫きたい
・純粋に教師としての理念と喜びを求めたい
こういった根本的な考え方の違いによって、追加レッスンの料金を受け取るかどうか、または受け取るにしてもどんな条件でどの程度かが、異なってくると考えられます。
ここから先、さらに詳しいアンケート内容をご覧いただくことができます。
ピアノ講師さんのナマの声、ホンネも見え隠れしていますので、ぜひより良いピアノ教室運営にお役立てください。
「追加レッスンを行う際のレッスン料について、無料で行う」の理由について一部をそのまま掲載
生徒自身や保護者に間に合わない、という危機感がある場合は、その子の通常の月謝の一回分をいただくこともありました。
ただ、そういう場合は補講レッスンをしなくてもきちんと仕上げてくるので、追加料金をとることは実際にはほとんどありません。
問題は、危機感がないこの場合。
これは一番レッスンの必要性があるので、保護者の了承を取る手間より、仕上がりを優先させてサービスレッスンをしています。
発表会は、自分や、教師が恥ずかしい思いをするのだから、必ず行います。
コンクールは、良い成績を残したいので行います。
結果に結びつけば、良いのですが。
コンクールは、練習を付き合うという形に近いレッスンになるので、補講することが多くなります。発表会は、生徒の家庭の事情などを考えながら選曲をするので、補講する子としない子と、いろいろになります。
補講してもらうことをうれしいと考える親と、迷惑と考える親がいるからです。それは、共働きの家庭だとか、そんなに熱心にやりたくない。とか、それぞれ考え方があるので、それを敏感に察知してて考えます。
また、出げいこの場合、会場の都合で、補講ができない場合もあり、やはり選曲を考えます。
昔は親は、補講してもらうと、何がしらお礼はしなくてはいけないものとして、考えていたので、何かをいただいていました。それは、補講時間とは合わないささやかなものでしたが、気持ちがあるので、それでいいと思っていました。
でも、今の人はちゃっかりしていて、してもらって当然の様な感じで、季節のあいさつもないし、こっちも考えなければいけないのかもと思います。
発表会、コンクールの補講は行わなくて済むようにしています。今年、学校から予定外で曲をもらってきて練習するということがありましたので、そのときは6時間くらい普段とは別の時間帯にその曲だけを補講しました。
夏休みで時間がとれたのと本人もしたくてもらってきた曲なので私も好意で補講しましたので、無料です。今回の練習で本人のためにもなるし、励みになると思ってしました。
習い始めて2年の子だったので補講しましたが、来年同じようなことがあっても今度は自力でできると思うので、今回のようにレッスンとは別に長い時間補講を行うことはありません。
生徒さんが、発表会に参加するという気持ち、思いに一緒に進みたい。 もしかしたら、選曲ミスかもしれなかったという気持ちから2.3回位ですが追加レッスンを無料で行います。
コンクールの場合、師事する先生の署名が必要であり、署名をするということは出演させることの推薦となるため、先生側が納得できる演奏にする責務と考え、無料で行うしかないと考えています。
ただし、コンクール後、1,2週間はレッスンをお休みにしています。
レッスン時間も通常のレッスンほどはかからなかったり、また、ほかの生徒さんと同じ時間にして、聞きあったりと、通常のレッスンとは違うので、有料にしにくいことが多い。
やる気になれば必ずできる課題を与えているのに至っていないときに補講する。
生徒が やる気になることこそ先生の仕事だと思っているので自分の責任と感じて無料で行っている。
①
子どもの健康問題や家の事情で欠席された場合で発表会に 間に合わないと困ると感じて補講する場合代講になるので追加料金を請求するわけにもいかないと思っている。
②
要望のあった場合
【大人の場合】
ワンレッスンのお礼になるので有料になる。
【子どもの場合】
A 自ら、レッスンしてほしいという気持ちは、大歓迎で、いくらでも受け入れたいですね。何よりもほめてやりたいし応援したいので、有料にはしない。
B 保護者が希望し子どもは従ってレッスンにきているという場合は、その事情によっては有料にする。但し回数が多いなどよほどの時であり、大抵は無料です。
発表会については、皆に同じ時期に選曲して充分な時間をかけているつもりなので、不公平にならないように補講は行っていません。
コンクールを受ける生徒については、ほとんどの場合補講を行います。無料で行うのは、追加の料金をとると、呼びにくくなるというのが理由です。しかし今の親御さんには、10回ほどの補講をして全国大会で入賞までさせても、お礼をするという気持ちはないようです。
こちらも上手にしてあげたいという気持ちでレッスンをしていますし、見返りを求めるつもりもなにのですが、やはりそのようにして毎年コンクールを受ける子はどんどん伸びていきます。コンクールを受けない生徒とあまりに不公平になると思い、最近は2~3回までの補講にしようと努めています。
しかしながら、時間の追加がなくとも、通常のレッスンとは内容、こちらの労力がまるで違うため、コンクール受験の生徒は月謝も多少高めに設定した方がよいのかな?とは考えています。
補講を行った回数分のお礼は勿論望んでいませんが、無料でやってもらって当たり前と思っている生徒には、やはりこちらの気持ちもなくなってくることはあります。
お互いに感謝の思いを持って接していくべきなのだと感じています。
基本的に発表会までに間に合うように、準備指導します。間に合わないからと言って追加レッスンをすると、追加レッスンをしてもらえば何とかなると、生徒が勘違いします。
もしどうしても必要で行う場合は、その分、発表会後のレッスンをを減らし、月謝は変わらないようにします。
自分も納得がいかず追加しているので仕方がない
年間の回数で調整して終わったら他の月の回数を減らしたりもする
教室の規約には、補講は有料と明記しているが実際のところは、頂いていない。
何となくこちらからは言いだしにくい。
レッスン料の追加は生徒さんの負担になりますので、通常レッスン時間を分けた形(30分レッスン4回の場合、1回15分にして回数を増やす等)で補講レッスンとさせていただいています。
生徒の意志に関係なく、私の判断で行う為。
なるべく同レベルの小さい子供3人くらいずつのグループを組み、その中で3回くらい弾きます。
普段人前で弾く機会が無い子にも、少し緊張感を与えるのが目的ですが、それ以外に1年に1回のグループレッスンもみんな楽しそうにしています。
こちらとしてもよりいい演奏を期待するし、生徒さんの発表会に対する気持ちを盛り上げる意味でも追加のレッスンはします。
でも最後の仕上げで内容もピンポイントに絞って通常より短時間にしますので、無料にします。
「追加レッスンを行う際のレッスン料について、有料で行う」の理由について一部をそのまま掲載
基本的に発表会の準備はレッスン内で行いたいので、どうしても補講の要望がある場合のみなので。
通常は時間がある時に必要に応じて延長する形で行っていて、それは長くても10分ほどでこちらからの要望で行っている為、レッスン代はいただきません。
但し、1レッスン(30分)か2レッスン(30分×2)、発表会やコンクールの前にさらに追加したいという生徒さんからは1レッスンいくらという形で謝礼を頂いています。
https://www.piano-k.net/profile/profile0000000218.html
基本的には間に合わせるようにスケジュールを組みますが、1か月前から保護者との相談で、同じ月のなかでの振替で直前にくむほか、ご要望があった場合に追加を行えますが、通常と同じ料金で行っています。当方から行ったほうがよいのを切り出す場合は「推奨」ということでのご提案をしています。
コンクール等、生徒さんが出られる場合、規定のお月謝のレッスン回数内で仕上がってこない、間に合わない場合がほとんどで、結局、毎回のコンクールの度に追加レッスンの形をとっています。
ただ、追加レッスン1回30分2000円 と決めていますが、なかなか仕上がらない生徒さんの場合、何回も追加しないと間に合わない時、なかなかこちらから追加レッスンしますと言いにくい事が度々です。
追加レッスン代も何回もとなるとかなりかかりますし;;
かといって、無料で追加レッスンをしてあげる余裕はないですし・・・
人数も多いのでただ働きも大変ですし、それなりに時間も削りますので。
難しい問題です;;
事前に了承を得ていることが前提になります。
互いに心構えができるのではないかと思います。
あとは、仕事に対する対価です。
コンクール前は週一回ではなかなか安定しないので、コンクールが近づくと、なるべく週二回見るようにしています。一週間の間に変になってしまうことはよくあることで、親御さんも実際にそれを感じているので、了解となります。
追加レッスン料金は以前はいただかなかったのですが、それをすると、生徒さん同士
どうしても不公平が生じるので、昔、少しもめたこともありそれからはきっちり、いただくようにしています。経済的にきついようであれば、半レッスンとして、いつもの半分の時間、料金でレッスンすることもあります。
発表会前の補講については、補講料金は、いただいたことはありませんが、コンクールを受ける生徒さんは、コンクール三ヶ月前からは、一時間レッスンになり、二ヶ月前からは、週二回のそれぞれ一時間レッスンとしているので、その分の料金は、いただいております。
やはり、補講料金なしでは、こちらも生徒さんもお互いに、円滑にレッスンを進めていく事は難しく、そのほうが割り切れて良い結果を生みます。
ですから、コンクールを受ける生徒さんには、事前にその事をお話し、それが出来ない方は、申し訳ないのですが、コンクールには出していません。
やはり、コンクールは、出場する生徒さんも親御さんも、それなりの覚悟がなければ難しいと思います。
おしだ音楽教室
実のところ、これまで追加レッスンを行なったことはありません。発表会までには通常レッスンで間に合わせる事を基本にしています。また最悪、発表会までに曲が完成されていなくても良い、とも考えています。発表会の時点での仕上がり状態で、100%の力が発揮できれば良いと考えています。間違えない演奏を目指していない、という言い方もあるかもしれませんね。
もし追加レッスンをするならば、必ず有料にします。追加レッスンが有料であることは、規約に記してあります。私の教室は、コンクールは扱っていませんし、発表会も自らプロデュースするホームコンサート風(?)ですので、「曲を完璧にしなければ」とか、「先生として良いところを見せなければ」というようなプレッシャーはありません。
気取らず飾らず…という私の性格が、レッスン全体に反映されているのかもしれませんね。
「追加レッスンを行う際のレッスン料について、その他」を選択した理由について一部をそのまま掲載
教室発表会は全員参加として会費の中に補講料も込みとして時間ごとにはいただきません。仕上がらないまま出て欲しくないし、仕上がらない子ほど練習の時間管理・ペース管理ができず、お子さん&親御さんの○日までに仕上げなくちゃ‼︎という意識を煽るためにも2~3日置きに来るようにしています。ただし全員が対象なので発表会前特別スケジュールとしていつもより短い時間でレッスン時間を組み直しています。
コンクール参加は任意なので1回毎にいただきます。
渡部と申します。
私は週2回は楽器店教室で、それ以外を自宅教室でレッスンを行っております。
楽器店の場合、そのケースは補講の届け出をして有料で、料金の形体はきちんとあるのですが、「知らなかった」「知っていたけれど生徒さんに言いづらくてサービスしてしまった」という先生が多いようです。
かくいう私も昔は気が弱く、言い出せなくて凹んだり、後から言って気を悪くされて退会…もありました(T_T)
さて、私の自宅の場合は… 30分×月4で定期的に来られる生徒さんには月謝でいただいています。
発表会準備は、基本レッスン内としています。
あまり背伸びさせない、レベル以上の曲で希望がある生徒さんは早目に取り掛かる、等の方法で何とかかんとか。
ただし、私の場合、不定期にみえる生徒さんがいらっしゃいます。月1、月2、中には時々という方も。そういう方はワンレッスン制でいただいています。
で!レッスン時間や回数を増やしたい方、主に受験生さんやコンクール参加者は1回にレッスン料の4分の1いただくことにしています。
倍の時間で定期的に、の方はお月謝も2倍ですが、クレームが出たことはありません。
多分「はじめに決めておく」がベストなのでしょうかね~
能力相応の選曲、あるいは早目の準備で時間内レッスンにするべきというスタンスは変わりませんが、二つ例外があります。
①「○○ちゃんに比べてうちの子は曲が短い」「簡単過ぎ」と保護者の方に詰め寄られた先生からご相談を受けました。
私自身、以前サービス残業になってしまったこともあれば、後から補講料の話をして険悪になってしまったこともあります。
このケースは間に合わなくなることが最初から予測されますので、「最初に」「毅然として」補講が必要であり、別途レッスン料をいただくことをお伝えすることにしております。若い先生にはそれで心が折れないようお祈りするばかりです。
②発表会とコンクール期日が近い場合、大抵は課題曲で発表会に御参加いただいていますが、別な曲を弾きたい方もいらっしゃいます。
曲数が膨大になりますのでレッスン時間枠に収まらなくなりますので、やはり補講させていただきます。
ただ、保護者の方から気を遣って下さる場合がほとんどなので問題になったことはないです。
コンクール参加の是非については個人的に賛成で、教室にチラシを置いておき、興味を示した生徒さんは参加させています。
アスリートの方でも、「くやしい思いが原動力」「○○さんの背中を追って頑張れた」等と発言されており、その通りだと思います。
また、審査員の先生方も皆さん厳しくも暖かい講評を下さるので、生徒さんの今後、ピアノにも人生にも、決して無駄にならないと信じています。
年度内のレッスン枠の中で振替。もしくは別途レッスン代をいただく。
発表会前のレッスン時間延長や補講は、ある程度会費に含まれている、という認識でおります。
通常のレッスン内で出来上がる子に対しても、披露する曲の作曲家の違う作品を聴いてもらったり、場合によっては解釈の参考になりそうなプリントを作ったりなど、普段のレッスンにプラスαした内容にしています。なので多少の補講については追加料金なし、あまりにできない場合は、次月のレッスンを繰り上げ扱いにして、極力料金が追加にならないように工夫しています。お金取るためにわざと指導しない、などと曲解されても困りますので。
発表会前、約3週間は週に2回のレッスンをしていますが、これは通常のお月謝に含んています。(レギュラーレッスン受講の方のみ)
年に一度の発表の機会に、生徒の実力を十分引き出すことを目標にしているので、私にとっては当然のことと考えています。
中学生以下のオーディションやコンクールの参加はしていませんが、もし高校生以上で希望者がいるばあいは、参加を決めた時点で有料の追加レッスンが必要になる可能性が大きいことを伝えることになると思います。
生徒が優秀な成績を取ったことで、レッスン希望の生徒が増えると考えるなら、無料でレッスンをしてもある意味広告代とも考えられるでしょうから、いずれにせよ先生それぞれのお考え次第ではないでしょうか?
ワンレッスン毎のレッスン契約をしている生徒さんには、時間と回数に応じたレッスン料をお納めいただいています。
月額制の生徒さんからは、特に追加料金は頂いていません。年間のレッスン回数で調整していますので、本番直後のレッスンをお休みにすることもあります。
発表会の場合は、基本レッスン内で行いますが、合奏等は、別の日に来てもらいます。
こちらの都合なので、無料です。
コンクールは、あらかじめ追加レッスンの可能性とその場合の金額を提示しておいてから参加の有無を確認します。
なので、必要な場合は有料で行います。
「無料でレッスン行うことについて改善(有料に)したいと思うか?」の質問に対して、「改善(有料に)したいとは思わない」を選択した理由について一部をそのまま掲載
お月謝というのは、1年を通してのレッスンを12で割ったものという風に考えていますので、発表会やコンクールで補講を行わなくてはならない状態になっても特別なレッスン代をいただくことは考えていません。
普段のレッスンでまにあうようにレッスンを組んでいます。
ご家庭により、負担が大きくなる場合もあるので、特に有料にはしないと思う。
私が指導して頂いた先生が発表会前は追加でレッスンをしてくださってとてもありがたかったので。
もちろん無料でした。
追加でレッスンするに至った理由は教師の自分にも責任があると思うので無料にしています
発表会の追加は無料、コンクールは有料で、変える必要もないと思っています。
あくまで、講師の好意で行うという意識の為
それほど多い人数ではないので…
こちらからレッスンに来るように言うわけですから、そこまで有料にするのはおかしいと思います。
「無料でレッスン行うことについて改善(有料に)したいと思うか?」の質問に対して、「改善(有料に)したいが、あきらめている、または難しいと感じている」を選択した理由について一部をそのまま掲載
親御さん達とも、親しくなっているので言いにくいのが現状です。
こちらが納得がいかない演奏なので、追加でレッスンをしていることもあるので。
レッスン料というのは年間の回数で決めておりますので、補講を行う場合には追加のレッスン料がかかるというのが、音楽の道に進んだ者としては当たり前のことだと考えています。
しかし最近はコンクールというものが多様化してきて、レベルも様々、趣味の域の生徒でも受けられるものが増えているため、なかなか難しいと感じています。
趣味の方にとってはコンクールの費用を出すのも大変、しかしコンクールは受けたいという方が多いように思いますので、なかなか大変です。
通常の時は空き時間がないため、補講もあまりできませんが、夏休み年末年始など、ほぼ毎日補講をしていたこともあり、自分が疲れてしまいました。ですから最近は料金はとらずに極力補講の回数が少なくてすむようにしながらレッスンを進めております。
昔から、無料でレッスンしたので、急に言うのも、難しいですので。
一番望ましいのは、補講よりも熱心な自主練習。
やる気が出るように、自らの力でがんばれるようにレッスンしている訳なのだが、それでも無理な生徒もいる。
その時は、②Aのように 子ども自らが要望してほしいと思うし、親からも要望も悪くはない。
②Bだと請求できると考えているが、②Aで請求したら親が止める可能性がでるので請求しない。ここの区切りがおかしいかもしれない。
一番困るのが、練習もしない、レッスンの希望もしない場合で、当然そういう生徒が一番 曲の仕上がりも悪い。
そして結局 スカイプレッスンしたり、
呼び出してレッスンしたりせざるを得ない。
レッスン料も請求しにくい。
そこを整理して考えるべきなんだということに
このアンケートに答えさせて頂き気づけました。
今後は 予め毎月出しているレッスンだよりで
上のような無関心な親へのたよりだけには
「発表会に仕上げが間に合わない生徒の追加レッスンは一回につき1500円頂くことがあります」
と書くことにしようと思った。
近所のピアノの先生は追加レッスンでレッスン料金を請求しないということを聞いてしまい以降、有料にできなくなってしまいました。
継続の生徒に有料とは伝えにくい。
「無料でレッスン行うことについて改善(有料に)したいと思うか?」の質問に対して、「何か良い方法があれば、改善(有料に)したい」を選択した理由について一部をそのまま掲載
追加レッスンの枠までとってやっている、ということの必要性を本人にも、保護者にも理解してただくためです。
上でも書きましたが、最近の親は、お中元もお歳暮もないし、補講しても当然のような感じで、お礼もないので、きっちり、額を決めて、打ち出しをして、いやなら、ご家庭で自分の好きなように練習する。
という風に、これから先はやっていかないと、いいものを求めて、頑張るほど、ボランティア活動みたいになってしまうので、考えないといけないと思います。
コンクールに出てくれるということは講師側も勉強になることが多いので指導力向上の一環とは考えていますが、課題曲の楽譜やCD購入、公開レッスンなどの受講料と交通費、本番に付き添った時の交通費や食事代などを考えるときついな、と思うことはあります。
本番会場への交通費だけでその生徒さんの1か月のお月謝を超えてしまう場合もあります。
しかも演奏が終わって結果発表まで「これから食事に行ってきますので~」と一人残されてしまうと悲しいです・・・
「無料でレッスン行うことについて改善(有料に)したいと思うか?」の質問に対して、「その他」を選択した理由について一部をそのまま掲載
生徒さんの公平を期すために、譜読みに時間がかかる方には早めに曲を渡すなど、補講自体をなるべく減らすような工夫を継続して実施中です。