アップライトと電子ピアノでは、長い目で見て上達に違いは?

ピアノを習っているお子さんやそのご父母、そして大人のピアノ学習者の方には、ピアノ・レッスンやピアノ教室に対して疑問や悩みが少なからずあります。当サイト登録のピアノ教室運営者、ピアノ講師が、その疑問、悩みに答えてくれます。

2015年6月





Q: 子どもがアップライトピアノで練習するのと電子ピアノで練習するのとでは、長い目で見て上手下手に違いが現れますか?







A:ピアノの先生の回答  (先生のそれぞれの立場とタイプから回答)

ライオン・タイプ
権威的、きびしい先生の立場からの意見
フクロウ・タイプ
(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見)
馬・タイプ
活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見

ウサギ・タイプ
(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)
ネコ・タイプ
(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)
ウシ・タイプ
(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)
犬・タイプ
(真面目で親しみやすい先生からの意見)
クマ・タイプ
母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見
シマウマ・タイプ
(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)
羊・タイプ
平和的でおとなしめの先生の意見
キリン・タイプ
のんびりした先生からの意見
  その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)






ライオン・タイプ

( 権威的、きびしい先生の立場からの意見)



フクロウ・タイプ

(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見


上手、下手ははっきりと違いが現れます。
ただ、ピアノを習う事に関しまして適性はあります。

適性があった場合は物凄い差が出ます。
適性があるのに電気を使ってしまった場合、本来の自分の実力は出せず、まるで実力の無い様な結果になってしまいます。

残念ながら適性が無い場合は目覚ましい進歩は難しいのですがそれでも電気よりもアコースティックの方が上達します。

単純に感情等抜きに弾くだけでしたら電気で十分弾けます。
アップライトピアノもダイレクトにテコの原理により音が出るしくみのグランドより劣る位ですので、電気との接触により音が出る電子ピアノは電化製品でしか無いのです。

経済的な問題、環境的な問題等あるでしょうけど、本当にピアノが上達したいのならアコースティック以外は値段に関係無く無意味です。中古のアップライトでしたら電子ピアノより安値で入手出来ます。

どのような弾き方をしても決まった音が出てしまう電気ですと自分のイメージで音を作る事も出来ず、強弱も付きません。

またピアノ教室に置かれている楽器がスタインウェイやベーゼンドルファーの様にアップライトで練習していても手におえない楽器だった場合はまともに音を鳴らす事すら困難になります。
逆に音に無頓着過ぎて良さすら理解出来ないかもしれません。

ちゃんとピアノを教えられる教師でしたら電気ではいけない理由を納得出来る形で説明されるはずです。

 



違いは確かに現れてきます。

アップライトピアノは弦が振動するので
倍音も入り、又楽器全体が共鳴します。
電子ピアノは、一つ一つの鍵盤がスイッチのようなものでそれをスピーカーで鳴らしているので全く別ものと考えていいと思います。
一番違いが出るのは、残響で、これをしっかり聞ければ身体全体の使い方や、手首の動きやタッチの改良に繋がり、上達に繋がります。

残念ながら、電子ピアノは、残響の違いが出ません。
又、音質の違いも殆ど出ません。

違いが聴き取れなければ、たとえ叩いたきたない音だったとしても、上手く弾けていると本人は勘違いしてしまいます。

そうなるとテクニックを改良する機会を失い、音作りの醍醐味も味わえなくなってしまいます。

アップライトピアノも中古だとお安めに手に入りますし、夜間などは、ヘッドホンをつけての練習も可能なものも多く出ています。(ただし、ヘッドホン使用時は、電子ピアノと同じ仕組みになります)

もし、事情が許すのであれば、アップライトピアノを用意されると、音の世界や探究心が広がり、一生の宝となるかもしれませんよ(^_^)



ピアノという楽器を習うのであれば当然ピアノが必要でしょう。
でも最近では住宅事情や家庭の経済事情などであまり親御さんに強要できない昨今になりました。
ちなみにこの業界が華やかなりし頃には「ピアノがないと教えない」という先生の話も聞きました。

現在では「ピアノ」というよりも「鍵盤楽器」といった方が世の中によりわかりやすく理解してもらえ、私たち教師にとっても生徒さんたちにより門戸を広げられると思うのです。そしてそんな時代になったのではないかと考えます。

その上、親御さんたちは子どもさんにピアノだけではなく、いろいろなおけいこ事を習わせる傾向があります。将来専門家にしないなら5万円で買える楽器をあえて10倍以上するピアノに買い替える、という発想はなさらないでしょう。

ただ、先生の立場からすると、電子ピアノも色々ありまして将来的に幅広く曲を弾いてもらうには88鍵あり、電子ピアノでは得られないタッチや音色のあるピアノを、と願う先生の望みは当然だと思います。

そのあたりは教師が常に世の中の需要や動きを考えてそのご家庭や生徒さんに応じた対応をすることもこれからのピアノの先生の行き方、資質が問われるのではないでしょうか。

要するに多くの子どもさんが自力で音楽のトータルを身に着けて、一生の生活においていつも音楽が身近にあり、真に音楽が楽しめるすべを受け継いで行けることに私たちは務めなければならないのではと考えるのです。

 





馬・タイプ

(活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見)






ウサギ・タイプ

(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)


まずはご入学の年かと存じます。おめでとうございました!

住宅事情やあれやこれやで うちの教室にも1割程度 電子ピアノの生徒様はいらっしゃいます。

結論からいうと 2つあるかと思います。
まずは タッチの微弱加減がクセになる可能性はあるという点、そして その差を 弾く本人が理解できてるかできていないかという点から 改善すべき点を見出だすというのが まずはリーズナブルに楽しくピアノを進めるところかな?と感じます。

教室ではこれくらい、自宅ではこれくらい、と器用にやりこなせるには それまでのキャリアによってしまう部分は否めない気がするのですが、最近は 私たちも 先入観を持たず、楽器店さんにて新作 電子ピアノなどを触って 弾いてみて その中で差を把握し 生かす様な努力は 昔よりもやってる自分がいますが(笑)
昔よりも 鍵盤のタッチの重さなど 疑似している面が大きくなってきてるとは実感するので 頑なにマイナスなアドバイスをするのではなく、タッチの差を知った上でのアドバイスができ、それが生徒様ご本人に伝わる様な助け船を出せれば 問題はないと・・・5年くらい前から思う様になりました(笑)

まずは「音楽」は「音学」ではないんだから!という楽しさを壊してはいけないご年齢なので
「アドバイスの仕方」ができる先生であれば 問題ないと思います。

ピアノ(P・・・優しい小さな音) フォルテ( f ・・・元気な大きな音) が電子ピアノでは一番心配な機能ではあるので
教室でのレッスン時には「自分用の奏でた音を聴く」レッスンもとても大事になさって頂きたいなと思います。

秋田県秋田市
BELL TONE 音楽教室 佐藤 からの返信でありました。

楽しく成長して下さい♪ 応援しております!

 



普段の練習は電子ピアノ、レッスンも先生が自宅に来てくれるのでそのピアノでレッスンを受けてきた。
発表会の前だからと先生のお宅でグランドピアノでレッスンを受けたら…!今までできてた強弱、ペダル使いが…!
電子では気がつかなかった事が、実際ピアノを弾くと出来ていないこと沢山…!
でも急には直せない、直らない…。


電子と生では全くの別物です。
楽しみながら弾く事にも電子は限界がきます。


上手下手、大いに違いは出ます!



随分昔は、電子ピアノも重かったり硬かったり、弾いててもカタカタしたタッチで、その差はハッキリしていたと思います。

が、近頃は性能も良く、メーカーもタッチもより本物に近くを目指し、アップライトピアノならそんなに差はなくなってきているかと感じます。ピンキリですので物にもよりますが、、、

ただ電子機器ですので、どんなに良くなったといえ、一部の音が出なくなったり、カタカタという音が目立ち出したりと、長く使えば使うほど問題は出てくるかもしれません。

住宅事情も経済事情もありますし、趣味で楽しむのであれば、電子ピアノでも充分ではないかと思います。

お子様がとてもレベルアップして、ピアノにしたいと思う日が来たら、その時でも良いかと。
消耗品ですので、買い換えなきゃいけない頃、ピアノにするか検討しても遅くはないと思います。

コンクール等出るのであればピアノが良いのは確かです。
金銭的に厳しい時は先生にご相談したり、楽器店ではレンタルもしているところもありますので、そういったことも利用しながらピアノを楽しんでいただきたいですね。

アップライトとグランドピアノともまた違います。
比べると限がありませんので、自分の事情で選択して良いですよ。




電子ピアノで練習して、高校生くらいまで続けていた生徒を何人もみてきましたが、共通していえるのは、鍵盤のタッチが弱くなるような気がすることです。
大きくなってから、ピアノに変えた生徒は、弾き方に苦労していました。鍵盤の底までしっかり弾くのが難しいのです。
あと、音の大きさもそれぞれの事情に合わせて、どうしても小さ目になっているようです。毎日聞く音ですので、ピアノで弾くと大きな音がするので強弱のつけ方が違ってくると思います。または自分でだすピアノの音が生のピアノとは違ってきます。
私の生徒で、マンションに住んでいる子で、ずっと電子ピアノをヘッドホーンで練習していたのですが
大きくなってから、どうしても音大に行きたいというようになりましたが、高校生でやっとピアノを買ってもらったのですが、やはり音量的にも、タッチにも問題があって、たくさん練習しているのにもかかわらず、ピアノで練習してきた子に比べて、思うような演奏にはなかなかなりずらいと思いました。
でも、家庭の事情がやはりありますので、一応そのへんのところは親御さんにお話しして、合わせるしかないのが現状です。



お子さんが楽しんでいるなら電子ピアノでもいいと思います。
ピアノを弾けるようになる、音楽を楽しむことは電子ピアノでもできます。響きを感じる・ダンパーペダルを使う・指先の感触を楽しむなどまで求めるならばアップライトピアノ、さらにはグランドピアノが必要になっていきます。「上手下手」の違い・・・電子ピアノだと上手く弾けるのにピアノだと上手く弾けないは、やっぱり出てきます。でも電子ピアノで音楽を楽しんでいるなら、専門にするわけでないなら、本人が求めた時にピアノにしてあげればいいと思います。



最近の電子ピアノはタッチもピアノに近くなり、機能が進化していると感じるので、趣味で習う生徒さんには電子ピアノでも構わないと思います。
ただ構造上の違いからタッチで響きを作る意識を持つことは難しいと思います。それが後々、最初からピアノで練習してこられた生徒さんと違いが出ることは考えられると思います。
最初から家にピアノがあればベストですが、楽器を用意するところからのスタートでは、初期投資としてのコストが安くはないお稽古事と思われるため。
日々練習をしないと上達しない種類のお稽古はまず楽しい”ということは継続させる上で大切な要素であると考えます。"



もちろん、アップライトピアノは電子ピアノとは違います。アップライトピアノが水彩絵の具だとしたら、電子ピアノはマジックペンくらい違うかもしれません。表現できることの繊細さ、幅が違うと思います。
でも、5万円ほどの電子ピアノなら、一応強弱もつけられるでしょう。趣味として長く楽しむなら、場所もとらず、調律などの維持費もかからず、ヘッドホンで弾くこともできる便利さは捨てがたいものかも知れません。
クラシック音楽を深く勉強して、音楽の専門家になるのでないなら、私は電子ピアノでも構わないと思います。


mimiピアノ教室

 







ネコ・タイプ

(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)


アコースティック楽器には表現力の幅、空気感や含まれる倍音も豊かです。構造上のタッチ感や体に伝わる振動も違います。エレクトリック楽器にはない強みを多く含みます。疑似ではない楽器本来の姿ですから魂とよく繋がってくれます。

エレクトーンやローズのようなエレピには、ピアノとは違ったそれぞれの鍵盤楽器の良さ、音楽ジャンル、演奏表現があります。

電子ピアノはピアノに一番近い疑似楽器として割り切って楽しむものです。そこには住宅事情や予算という制約された目的があると思います。楽器特性の差はあれど、すぐには上手い下手の差は出ないでしょう。生ピアノで練習すれば生ピアノで上達し、電子ピアノで練習すれば電子ピアノで上達します。

ただ、長く続けていくと、奥深く無限に近い表現力を必要とするクラシックを演奏する場合電子ピアノでは限界がきます。いずれは生ピアノを弾くことになるでしょう。このあたりは生ピアノしか弾いてこなかったクラシック講師の観点かもしれません。

逆に、上原ひろみさんや、浅倉大介さんのように、クラシック以外の音楽で電子的な表現やスピード、グルーヴを目指すなら、重い鍵盤と音色に乏しい生ピアノでは限界があります。

何をもって上手いとするのか、どんな音楽を志すのか。。。音楽との接し方がそもそもの大事な選択肢となりそうです。相談者のおっしゃる「永い目」で見ると、こういった「音楽との接し方」「選択肢」が定まってきた頃に改めて「楽器」を検討するのが良いでしょう。

「楽しみながら趣味として」ということなので、よそ様のいわゆるピアニストと比べる必要はないのかもしれません。娘さん本人の選択の時期はまだ訪れていないのですから。







 


ウシ・タイプ

(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)


今の時代、誰でもピアノを習いやすくなりましたが、実際に全て習う方がピアノを持てるわけではありません。確かに電子ピアノよりアップライト、アップライトよりグランドピアノがいいです。
しかし、電子ピアノならピアノタッチに近いものを購入するよう生徒にお願いしています。触れば音のなる程度のものですと、レッスンでのピアノ鍵盤が重く感じて生徒自身思うように弾けません。また鍵盤の浅い電子ピアノだと実際のピアノでちゃんと音が出ません。
ですから家の都合で電子ピアノの場合は、その点考えて購入するようお願いしています。
お子様は今の段階ではわからないと思いますので、今後も使えそうならいいですし、鍵盤が軽そうでしたら良い時期にふさわしいものに買い換えるのもいいと思います。



お答致します

まずは、タッチがかなり違いますから、進度していけばいくほど本人が認識していくと思います、住宅事情、ピアノにたいしての関わりによりアップライトがおけないという話はよくあります。

趣味でいくのであれば、楽しく継続することが一番なので、無理にアップライトを購入を考えなくてもいいと思います。



「将来的には」ではありません。
電子ピアノでは発音の仕組みが違います。
指の使い方を学ぶ為には電子ピアノは良くありません。
設置場所や音の問題、続くかも分からないのに…等々の事情はありますが、ピアノを勉強するという観点のみで言えば電子ピアノではできません。
紙鍵盤で良いくらい。電子ピアノで練習してくると、一週間のうちに手を捏ねて、変な癖を着けて、レッスンにやって来ます。

お持ちの電子ピアノとだけ一生つき合って行こうと言うのなら、その楽器だけが弾ければいいということでしょうが
専門家にするつもりではないけど、アップライトを持っている子と違いがあると嫌なのですか?
違う楽器で練習するのですから、同じように弾こうという方が無理があります。

アコースティックのピアノをある程度身につけた人が簡易的に使うには、電子ピアノも良い道具です。



まず、電子ピアノとピアノでは、鍵盤の重さが違います。ですから、指の筋肉の付き方が違ってきます。それから、電子ピアノはどんな弾き方をしても同じ音が鳴りますが、ピアノは人によってタッチの違いで音がかわります。大きくなると、電子ピアノで練習していたかピアノで練習していたかはっきり分かるようになるでしょう。



電子ピアノと、アップライトで練習している子では、大きな差が出てきます。まず鍵盤の重さが違うので、せっかく練習しても電子ピアノでは指が強くなりません。また機械の出す音ですから、質の違いが電子ピアノではだせないのです。
強弱はつきますが、音を聴く耳も育たないと思います。
たくさんの生徒が電子ピアノからピアノに買い替えましたが、皆さんこんなに違うと思わなかったと納得されています。
一番良い電子ピアノを使用していてさえそうです。
趣味でも、長くピアノを弾き、楽しんでほしいとお考えならば、是非買い替えを検討いただければと思います。
親が子供にしてあげられることは、まず環境作りだと思います。
頑張ってください。



電子ピアノの子、アップライトピアノの子、同じ年数お稽古に通ったとしたなら、必ず数年後には大きな差があらわれると思っています。
音の出る構造が違うのですから、当たり前なのです。
手や指の形はもちろん、タッチやテクニックなど、すべてにおいて違いが出てくるでしょう。
専門家にするつもりはありません、だから、電子ピアノで良いというお考えは、一番困りますね。
基礎がきちんとできているからこそ、将来趣味で楽しむ事ができるのです。
家を建てる事と同じです。
基礎がきちんとしていなければ、有名な曲や憧れの曲が弾きたいと思っても楽しむまでにはなりません。
お子さんが練習を重ね、数年たったころ、電子ピアノでは表現できない事がわかってくると思います。

以前なら、上記のようにお伝えしていました。
今も考えは変わっておりませんが、住宅事情や、ご家族のお考えもありますので、必ずアップライトを買ってくださいとは指導者側も言えません。
それに、小さな子は指の力がありませんので、しばらくは電子ピアノでもよいのかなとも、思うようになりました。(百歩譲って)
私は、将来的にきちんとした楽器にして下さる事をお約束して下さらないと、レッスンはお受けできません。
お子さんが電子ピアノではうまくならないと感じるように、一生懸命に指導していきます。

是非、そうなる事を望んでおります。
頑張ってください♪







犬・タイプ

(真面目で親しみやすい先生からの意見)


生徒にもよりますが、ピアノを教え始めて30年の私の経験から申し上げますと、長続きし、上達するのは殆どがアップライトピアノで練習している生徒です。 
昔の電子ピアノよりは今の電子ピアノは良くなった、と言われていますがグランドピアノとはやはりタッチが違います。電子ピアノでは、まして5万円台の品では自分の音を良く聴いて出したい音を出す、というのにも限界が来ると思います。
電子ピアノで練習している生徒はタッチがなかなか良くならない、腕や肩・上半身のコントロールがあまり上手くなく、
無駄な力が入ったり逆に力が抜けて音に芯が通らない、などの問題を抱えている生徒が多いです。
ですから、普段電子ピアノで練習しているか、アップライトで練習しているか、は大体わかります。
(同じ電子ピアノでも、20万円台以上の、そこそこ性能の良い品 で練習してる生徒はまだ良い練習が出来ています)


質問者の6歳の娘さんが、将来的にはアップライトに・・・と先生から言われるのは音楽のセンスがあって将来楽しみだ、と思われているからなのではないでしょうか?
今は買い換えなどは考えられないにしても、また同じ事を先生から打診されたら上記のように
「専門家にするつもりはないし、楽しみながら趣味としてずっと弾いてくれたら、と思っております。それでも今の電子ピアノでは難しいですか?」と思い切って訊いてみたらいかがでしょうか?先生もご自分のお考えをお話し下さると思うので、そこでまた考えてみたらどうかな?と思いました。

 



基本的に、電子ピアノは所謂ピアノとは異なる楽器です。
クラシック音楽を勉強したいのであれば、電子ピアノは適さないと思います。
何せ、音を自分のタッチや感情で指から体から紡ぎだしていくのが醍醐味なのですから・・。
中には、勘のいい子もいて、週に一度グランドピアノを弾くだけで、そのタッチ勘を感じられる子もいます。
個人差が大きいので、ご家庭の音環境、将来どんなものを弾いてみたいのか、本人や親の意思によってくるものと思います。
中古でいい楽器もあります。お子さんが、本当に欲しいと思ったら、自分で稼ぎ出して購入するのも(車のように)夢があっていいかもしれませんね。



「ピアノを習いたいけど…」と 楽器の心配をされる保護者のお話をよく聞きます。
そんなとき 私は
「鍵盤楽器があれば大丈夫です。ただ出来れば88鍵のものがお勧めです。なぜかというと 楽譜と鍵盤の位置関係がわかるものが良いからです。」

そこで 電子ピアノかピアノか…の選択になりますが 可能であればアップライトピアノが理想的ですが 電子ピアノでも十分可能です。アップライトで習った子と多少の差はあるかもしれませんが  要は先生の教え方次第だと思います。

実際私の生徒さんでも 電子ピアノでしたがアップライトの生徒さんと同じくらい弾けていました。逆に アップライトでも練習方法が良くなければ  良い音を出すことは出来ません。

私がレッスンで心がけていることは 曲に対するイメージをしっかり持って演奏することです。毎年行っている発表会では 「先生の教室の生徒さんは  みんな楽しそうにのびのび弾いているし 上手だよね!」と言ってくださる方がたくさんいます。とても嬉しいですし 日頃のレッスンで心がけていることは  間違っていないんだなと あらためて感じることが出来ました。

使う楽器も大切ですが 孤独になりがちなピアノの練習を 楽しく 心を豊かにしてくれて 時には自分への応援歌として 長く続けてほしいなと思っています。


埼玉県加須市久下 はらだピアノ教室 



ピアノは高価な楽器ですし、場所をとるので、同じような悩みや疑問を感じでいる保護者の方は多いと思います。
私は、体験レッスンなどで、同じような質問を頂いたときに、次のようにお答えしています。
ポイントは2点あると思います。
まず、第一にお伝えしている点は、電子ピアノは、「ピアノ」というネーミングが付いているので、「ピアノ」と思っている人が多いのですが、この楽器はピアノではありません。
全く別の楽器です。
「ピアノ」は、弦があって、その弦をいかにいい音がするようにタッチできるか。
というのを教えるのが、ピアノのレッスンの一つの内容です。
ピアノは、すぐに音が出てしまうので、忘れがちですが、
トランペットやフルートなど、音が出るまで苦労する楽器と同じ様に、ピアノもいい音を出すために、苦労する楽器です。
自分の耳で聞きながら、いい音が出るタッチを実は、練習の中で、身に着けているのです。
ただ、その段階にいくまでに、譜読みをして、すらすら弾ける。という作業も必要です。
電子ピアノは、見た目は一緒なりで、その点では、代用が可能という事です。

二点目のポイントです。
これは、人の価値観の問題です。
人の心の中にはそれぞれ、優先順位が決まっていると思います。
ピアノが、その人にとってどれだけの価値があるかは、まちまちです。
この方もおっしゃっていますが、将来音楽家になるわけでないすら、代用品で十分と考える方。
将来音楽家にならなくても、本物に触れるのは大切。
と考える方。
それぞれです。
私は、自分の価値観を人に押し付ける気はないので、
以上の事を申し上げて、どうするかは、ご家族で話し合って決めて頂いています。
レッスンを受けている本人と、ご両親が決めればよい事です。
ただこの方の場合、先生は、きっと良く練習されるので、もったいない。
と、感じてピアノの買い替えを勧められたのではないかと、私は思いますよ。
早急に答えを出す必要はありません。
頭の隅に、おいてレッスンに励まれたらどうでしょう。

下関LETTLE







クマ・タイプ

(母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見)


お子さんに習い事をさせる保護者の方は大変ですよね。
もう既に2年間電子ピアノでお勉強されているのですね。

発表会など、他の子供さんたちの演奏を耳にされる機会も多いのでは?○○ちゃん上手だなあって思われることはありませんか?

実は、「長い目」でなく、小さい時ほど運動神経と情操は連動して発達します。こんな動作でこんな綺麗な音色が出たよ!という体験が重なれば、子供さんは楽しくなります。

例えば小1位のお子さんに、1ミリ鍵盤を下げたところからそうっとひいて、柔らかい音を出してみよう、とか、フレーズの最後に指先をゆっくり上げてみよう。なんて、夢中になって来ますよ。でも、電気・電子ピアノは、機械が「今弾いた」と認識したら鳴り、「今離した」と認識したら切れます。また、指の重みを維持したい場合、電気ピアノのほうが実際重いです。

それでもここまで「楽しい」と思えるのは、きっと先生の選曲や導き方がすばらしいのだと思いますよ。

ピアノをご用意出来たら、きっと先生からもっと素敵な曲をもらえるのでは?

海外では、ピアノのある家庭が普通で、音楽家でなくてもホームパーティーでおじいさんがピアノを弾いたりしていますよ。

住宅事情でピアノが置けないご家庭でしたら強くは言えませんが、先生からピアノのご用意を勧められるほど頑張りやさんで上手なお子さんとお見受けしましたので、私からもお勧めしたいな。

わたなべピアノ&ソルフェージュ教室

 







 


シマウマ・タイプ

(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)







羊・タイプ

(平和的でおとなしめの先生の意見)





キリン・タイプ

(のんびりした先生からの意見)

こんにちは。
ピアノ講師の北村宣子です。
横浜でpoco a poco ピアノ教室を開いています。

電子ピアノとアップライトピアノは、鍵盤の感触も違いますし、響きも違うので、上達の度合いは違ってくると思います。

良い楽器で演奏すると、上達します。

電子ピアノは鍵盤が軽いものが多いので、指先の訓練が出来ず、指先がくにゃくにゃのまますすんで行くお子様が多いです。
難しい曲を弾こうと思っても、速いパッセージが弾けないことがあります。

そして、アップライトピアノは倍音が出ます。
耳では聴こえないけれども、弾いていない音がかすかになっています。
これによって、響きが違ってきます。
電子ピアノよりもアップライトピアノのほうが響きが豊かです。

なので、電子ピアノとアップライトピアノでは、上達に差が出てくると思います。

けれども、どのような曲を弾きたいかによって楽器が違ってよいと思います。

クラシックのいわゆるピアノ名曲をお弾きになりたいのであれば、アップライトピアノのほうが良いかと思いますが、
ディズニーやジブリ等のアニメソングを弾きたいならば、電子ピアノで良いと思います。
電子ピアノは音色を変えられものもありますし、音を変えてよりその曲らしさを出せると思います。

お子様はまだ5歳ということですから、将来どのような曲を弾きたいかなどは未知数だと思います。
なので、焦って結論を出さずこのまま様子を見られるのが良いのではないでしょうか?

読んでいただき有難うございました。
少しでもお役にたてたなら光栄です。

poco  a pocoピアノ教室 北村宣子







その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)


電子ピアノとアップライトピアノで出てくる大きな違いは、

・音色の細かな表現力
・指の力(タッチ)

の2つだと考えています。


電子ピアノはヘッドホンの使用により、時間に関係なく、またご近所に迷惑をかけず練習できるメリットもありますが、あくまでもアップライトの代替品という位置づけだと思います。それは、ピアノの音が鳴るメカニズム(鍵盤を押す→ハンマーが弦を叩く→響板が音を響かせる)からも明らかです。

昨今の電子ピアノは性能がよく、木製鍵盤や打鍵がアップライトに近いものもありますが、小さくて軽い音、小さくても重みのある音、大きくて鋭い音、大きくて伸びやかな響き、そうした細かい表現をするにはやはりアップライトのピアノでないと難しいことがあります。
レッスンが進むにつれそうした表現の習得は必要になりますので、今は不満がなくてもお子さんが物足りなく感じる可能性はあると思われます。

また、少し重複してしまいますが、ピアノのキーの重量感を再現しても、やはりアップライトに比べると軽いので、大曲を弾くための指の基礎的な力がつかない可能性があります。

キーボードやエレクトーンなどの電子楽器と、ピアノの奏法は異なっており、ピアノを弾くための体重移動などはアップライトで練習する方が習得しやすいと思います。

なので強要することはありませんが、転勤が多くアップライトだと引越しが大変、乳児やお年寄りが同居しているので大きい音を出せない、などお家の環境に差し支えがある場合をのぞき、なるべくならアップライトでの練習をおすすめするのが、講師としての一般的な姿勢かと思います。

エムジック音楽教室

 




趣味のつもりなら電子ピアノで十分。
ただ問題は、親が趣味のつもりでも子どもが興味を示したら電子ピアノでは上達は阻まれます。 なぜか? それは電子ピアノは、あくまで電子ピアノであってピアノではないからです。

とは言え、それで実際に上達が阻まれる子どもが多いとも思えません。毎日1時間も2時間も自主的に電子ピアノに向かって練習するようになったら、どうかピアノを買ってあげてください。

先生のグランドピアノと自宅の電子ピアノのタッチが違い過ぎて嫌がる子も中にはいます。
でも、家庭環境、住宅事情、いろいろありますから、ピアノを買ってくださいとは簡単には言えませんね。

 



うーむ、
>このまま弾き続けていくと、アップライトで習ったこと比べてそんなに違ってくるものでしょうか。

先のことではなく、今現在もアップライトの子と違っているのが普通です。

電子ピアノの子はピアノでどうすると音が出るのかわからない子が多く、最初の半年くらいでピアノに慣れてもらってピアノのタッチをおぼえてもらいます。
そうでないとやたらがんがんたたく子も結構多く経験上半数以上は「たたくのではなく、弾くのよ」と繰り返し繰り返し説明しています。

また、新しい奏法のスタッカートがでてきたときも、なかなかできないとか、それぞれの節目でピアノで習っていれば、簡単にできることができないなど、教えるほうにとっては色々問題点は、すでに出ているのです。

>楽しみながら趣味として

楽しみが、小さいころは、快楽的な楽しさでいいかもしれませんが、成長とともに、本当に美しいものや感動することが楽しいという風にかわってきます。

ピアノで小さいころから、タッチによって音が変わる、腕や肩、手首の脱力によって音が開放されるのを体験的に知っていると、一つ一つの音で音色も変わるし、ペダルを使っていく上で、どんな音を残していきたいから、こうペダルを踏むとか、音を良く聞きながら弾くという点で、電子ピアノにはできないこともあります。そうすると表現の楽しみが減ります。そのときになって初めから教えることは難しいです。

極初歩から、新鮮な驚きとともにピアノを弾いてきた子とそうでないこは、自然に開きが出てきます。

趣味だから、音さえあっていれば、音色は何でもいいというわけではないと思いますし、何より感性が育ち遅れます。

少しずつの積み重ねが大きくなっていきます。

趣味としてずっと弾くのであれば、弾き方ひとつで音が変わるピアノと仲良しになっていただけたらと思います。

音の高さと長ささえあっていればいいという考えなら、ピアノでなくてもいいでしょう。

>子どもはまだ電子ピアノがいやだとも言っていません。

2年習っていて、今は何を弾いているのでしょうか。

音色の違いを感じさせうるような指導をしてない。またはしていても、それが生徒さんにうまく伝わっていないのであれば、まだ時期でないと思うと思います。

6歳ということなので、小1でしょうか。誕生日が4月から6月なら年長さんですね。

あと1~2年様子をみてもいいと思いますが、続けるのであればピアノをお勧めします。

今年、発表会でショパンを弾いた子は家が電子ピアノだったので、本番前になって弾けば弾くほど下手になりました。

タッチが違うために、下手になる練習を家でしたことになります。発表会近くになって、うちのピアノで週3回練習してやっと持ち直しました。

なので、上達すればピアノでなければという時期はきます。


ぽこ・あ・ぽこピアノ教室