Q&A: ピアノの譜読みが、とても苦手です・・・。

ピアノを習っているお子さんやそのご父母、そして大人のピアノ学習者の方には、ピアノ・レッスンやピアノ教室に対して疑問や悩みが少なからずあります。当サイト登録のピアノ教室運営者、ピアノ講師が、その疑問、悩みに答えてくれます。

2017年12月







Q: ピアノの譜読みが、とても苦手です・・・。



高校生からピアノを始めた初心者です。始めて一年半くらいです。子供の頃、練習曲で少し習ったことはあります。今は先生には習っていません。アニメの曲や簡単なクラシック曲を弾いています。ピアノの譜読みがとても苦手で、初めて曲を弾く時に特に苦労します。どうしたら、楽譜をスラスラと読んで曲を弾けるようになるでしょうか?





A:ピアノの先生の回答  (先生のそれぞれの立場とタイプから回答)

フクロウ・タイプ
(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見)
ウサギ・タイプ
(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)
ネコ・タイプ
(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)

ウシ・タイプ
(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)
犬・タイプ
(真面目で親しみやすい先生からの意見)
クマ・タイプ
母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見
シマウマ・タイプ
(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)
キリン・タイプ
のんびりした先生からの意見
馬・タイプ
活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見
羊・タイプ
平和的でおとなしめの先生の意見
ライオン・タイプ
権威的、きびしい先生の立場からの意見
  その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)







フクロウ・タイプ

(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見



奈良市ピアノ教室アンダンテです。
習い初め、リズム打ち・音符理解が不十分なまま曲を進めて行くからです。始め~1年の間で決まるのです。初心者向けの曲に戻ってみましょう。
ソルフェージュが大切なのです。
頑張りましょう。




老舗の音楽之友社から「ペース・メソッド教育シリーズ」というピアノレッスンのテキストが出版されています。その特長は初めから譜読みをしたり、指をきたえたり、音楽の理論を勉強したり、曲を作ったり変奏や移調したりします。具体的には4冊の本を同時に同じページで関連付けて上級へしっかり力をつけながら学んでいくものです。それを12の調で学ぶ全調メソッド、という学習法です。

ただ弾くだけではなく音楽で何を表現したいか、どのように曲を解釈してよりフィットした演奏をするか、感性の開発にも導入時から重きを置いて総合的に学習するメソッドです。
主として感性の開発は初めの2冊で行います。(ピンク1冊:3,4歳用、グリーン1冊:45歳用)

比較的高い年齢から始められたようですが、幼いころから始めるより理解力にたけておられますので、このメソッドはきっとあなたにピッタリ、お役に立つと思います。テキストは青い色の4冊が初級編でこちらからお始め下さい。以後導入から上級レベルへらせん的に関連づけられていきますから一時の丸暗記ではなく、考えて、感じて、指に訴えて、三者が瞬時に作動してよりよい音楽表現へとつなげていくので生涯にわたって音楽を楽しむすべを身に着けることができるのです。上級の4巻まで翻訳されています。5巻、6巻は輸入版になります。

これはアメリカニューヨークコロンビア大学教授、故ロバート・ペース音楽博士によって開発された希少価値の高いメソッドといえます。このテキストが日本に導入されて三十数年になりますが、厳しい音楽出版業界にあっていまだにロングセラーを続けています。

当初からこの学習法に賛同するピアノの先生が自主的に「ペース・メソッド地域研究会」を全国各地に立ち上げ、これが母体となり「ペース・メソッド研究会」という団体を構成しています。指導法の研究やこのメソッドの普及に力を注いでいます。

指導法のガイダンスや活動内容は「ペース・メソッド研究会」のホームページをご覧ください。
https://pacemethod-japan.jp/


ペース・メソッド研究会指導スタッフ:廣岡文子

廣岡ピアノ教室 



「楽譜がスラスラ読んで弾けるようになるでしょうか?」というご質問には色々な解釈があるので、先生によって回答がずいぶんと異なるかも知れません。

楽譜の成り立ちや構造がじゅうぶんに理解出来ていないのか、理論は分かっているけれど、初見が苦手なため、曲を完成するのに時間がかかるという意味なのかによって、その解決となるべき方策は異なってきます。

前者の場合は、奏法付きの楽譜を使って練習するか、知りたい内容を自分で確認して、最も分かりやすい説明をしてくれているサイトを参考にするか、楽典などの出版物をお求めになって勉強なさると知識も増えていきますから、自然に楽譜が身近なものになってゆきます。

後者の場合は、単に、「これまでに接してきた楽譜の数が充分でない」ということが考えられます。「子どもの時期に使用されていた練習曲が何であったか」にもよりますね。例えば、「バイエルの教則本」や「ツェルニーの練習曲」のようなものを中心に学ばれていたとしたら、「古典的作風で書かれている譜面以外の楽譜には慣れていない」ということになりますから、「アニメやロマン派以降のクラシック曲の楽譜がすんなりと目から入ってこない」のは、ごく当たりまえのことと言えます。

私の教室に来ていらっしゃる生徒さんの中にも、他の教室から移動して来られた方で、コンクールに参加出来るくらいのレベルの曲を暗譜で弾けるのに、「新しい曲の楽譜をスラスラ読めない」という方は皆無ではありません。

実のところ、「初見の得意不得意」というのは、生徒さんだけに限った話ではありません。これは、楽器を演奏する全ての人の根底に、共通して横たわっている問題なのです。

ですから、生徒が子どもの場合は、「楽譜を読めるようにするのが得意な先生を探し出すこと」、大人の場合であっても、本人がその問題を抱えているのであれば、「初見演奏」や「即興的にアレンジする能力」を持ち合わせる指導者を探す必要があります。

「反復練習によってのみ曲を仕上げること」を強調する指導者は、自らも幼少の頃から膨大な時間を楽器の前で過ごすことによって、年数をかけて難易度の高い曲を弾けるようになったというケースが多いです。

私が子どもの頃教わっていた先生の中には、必ず、右手→左手→両手という順番で、新曲を練習させていた方がいらっしゃいました。また、それらの先生は往々にして、ゆっくり→段々速くというルールを敷いていらっしゃいます。しかし、ここに落とし穴があります。

その方法は、「技術的困難を克服するためには必要」ですので、私の教室でも、必要であれば、そのような方向で指導することはあります。しかし、「初見の能力」というものは「手の運動能力とは別物である」ことを認識する必要があります。

しかし、もし生徒さんが「譜読みの能力を向上させたい」と望んでいるのであれば、仮に、僅か数秒しか予見が許されていないような状況下であったとしても、一瞬のうちにその楽譜の意図することを読み取り、両手(必要であればペダルも)をコントロールする能力を身に着けさせなければなりません。

また、初めて楽譜を手にした瞬間(音を出す前)から「適切な速度が演奏者の内に設定される」ということは大変重要なことです。つまり、冒頭部分から終止音に至るまで、一貫して、「速度に対する妥協は最低限であるべき」なのです。「アレグロで書かれた曲を、長いことアンダンテで練習し続ける」ことによって、「何か月後も経った頃になっても尚、曲のイメージが掴めない」「仕上がりが良くない」といった「音楽性へのマイナス影響が出る」といった可能性さえ否めません。

また、片手ずつの練習が過度であった場合、両手のバランスやポリフォニーを聞き取る聴覚の発達が遅延するリスクも有ります。ですから、指導者は学習者以上に、そのことを熟知している必要があるのです。

(繰り返しますが、これらの見解は「指の技術的な側面を中心にした練習方法」ことは別の視点から論じていますので、そういったメソッドを否定しているのではありません。)

しかし、「そうは言っても、今さら、そういう練習をするだけの力がない」と呟いている方もいらっしゃると思います。

では、大人や独学をしていらっしゃる方は、どうすれば良いのでしょうか?

それは、一曲に固執しないで、「簡単な楽譜を、出来るだけ多く手掛ける」ことです。大人になってからピアノを始めた方や、子どもの頃に少し習っていた方は、小さい生徒さんと違って、理解力があるため、練習しなくても弾けてしまうことが多いです。そのため、「教則本をの同じレベルの曲を繰り返し演奏する」ことの量が不足しがちなのです。または、「自分が好きな曲を先生がいなくても弾けてしまう」といった理由から、なかなか楽譜を読む力がつかないのです。耳で知っている曲から、楽譜を読む力を育むことは出来ませんよね。

さて、ここまで、「譜読み」といいうことに焦点を当ててお話しましたが、「楽譜を読む力は、本当に重要なのか?」ということについて考えてみましょう。

盲目のピアニストは、世界に結構たくさんいますよね。そして、彼らの多くは、人々に大きな感動を与えています。「点字楽譜」というものは存在しますが、それらは備忘用に過ぎない程度の精度しか持っていませんので、彼らは「音楽とは、譜面が支配するような小さな存在ではない」ということを証しする素晴らしい音楽家であると思います。

それでも、「やっぱり楽譜をスラスラ読めたらいいなあ・・・」と願っていらっしゃる方々は、とにかく一曲にこだわらないで、多くの曲数をこなしてみて下さい。その場合は「易しい曲」を選ぶことです。私が初見演奏に強くなったのは、実は「ピアノを教え始めてから」なのです。難曲の完成に多くの時間を費やしていた学生中は、譜読みは得意ではありませんでしたし、同じことを口にしている同僚のピアノの先生を沢山存じています。

また、以前「ブログ」に、「譜読みが得意な人の脳は、楽譜を景色として捉えている」という記事を書いたことがあります。

景色を見ているとき私たちは、注目しているスポットの周りの景色を全体像として捉えていますよね。それと同じく、譜読みが得意な人は、音符ひとつひとつを「これがド、次がレ・・・」という風に、音符ひとつひとつの玉に集中してに読んでいるのではなく、譜面を「景色」として認識しているのです。

つまり、「音符と音符の間に存在する空間」や、「それらが持つ距離感」(密着して縦に並んでいる三つの音は鍵盤上では「ドミソ」など、鍵盤一個飛ばしの三和音になる等)、および「方向性(音符が上降していれば手は右方向に、下降していれば左方向に動く等)などを、あたかも景色を見ているかのように見ているのです。

年齢や音楽経験を問わず、読譜力を養う上で大切なことは、「読むこと」と同時に「書くこと」です。「読めるけど書けない漢字がある」と言っている人は沢山いますが、その逆の話を私は聞いたことがありません。

私はピアノを習い始めた幼い頃、最初の先生がオリジナルで作って下さっていた特製五線ノートに、五線の玉に見立てた「おはじき」を置いて遊んでいました。先生が鳴らした音を五線上に置くといった即ち「聴音」として使うこともあれば、思いついた楽想を「おはじき」で記譜するといった謂わば「作曲」の練習としても役立てていました。「音符を置いたのと同時に、その音名を高さ通りに歌う」という「ソルフェージュ」の訓練をすることも出来ました。最初の先生のお陰で、今の私があることに、今でもとても感謝しています。

その幼い頃の良い経験に教えられて、私は自分の生徒さんに「マグネット付き音符ボード」の使用をお勧めしています。私の教室で使っている物は、【マグノーティックス】という大変使いやすく工夫された美しい仕様の「譜読みトレーニングボード」です。「おはじきを並べるより楽しく収納や設置が簡単」で、また長期的に見ると、「紙に書くより経済的であること」から、初心者の方々や子供さんには大変喜ばれています。

「ソルフェージュ」は音楽の基本ですから、こうした訓練を日常的に積み重ねて行くことによって、譜読みの力を向上させる突破口が見えてくるのです。それが見えてきたら、その感覚を体得するための「流れ」(音楽の景色)を掴めるようになる日が、もうすぐそこまで来ているということです。そうなると、ピアノを弾くのがますます楽しくなることでしょうね!

ウィステリア・ピアノクラス



先ず、譜読みが簡単であることを納得、認識するべきです。
文字はひらがな、カタカナを合わせて100あります。
更に漢字も多数あります。それらに比べて音符は(ト音、ヘ音記号)の音符の数は、比較にならないくらい少ないことを認識するべきです。
それが認識されれば、いかに音符を読むのが簡単なことでであるか
納得されるかと思います。

指の動きと譜面を見る目を馴らす意味でも、先ず「ハノン」をお勧めします。
先ず右手だけ指の形が半円形(トンネル状)になるように、先ず親指を1234と数えながら4で高く上げ、素早く鍵盤に力を入れず落とします。小指まで同様にゆっくり1オクターブを上下します。次に左手も同様に弾きます。
その後両手でゆっくり、そして順次スピードアップします。
スムーズに弾けるようになったら、2オクターブを弾きます。
とりあえず20番まで弾くことです。そのころには指、目も音符に目が慣れてきていると思いますので、あるいは弾いたことがあるかも知れませんが、ソナチネアルバム第一巻の7番、9番をゆっくり確実に弾きます。
更に「全音楽譜出版社のピアノのための「バロック名曲集」上巻を
じっくり弾いてみてはいかがでしょうか。

とにかく大切なことは、初めて弾くときは片手で4小節くらいゆっくり弾き、その後両手でゆっくり確実に弾くことです。

その練習を続ければ、確実に上達します。
とにかくあせらないことが最も大切です。
参考になれば幸いです。

藤田音楽教室(藤田将利)

 




私が初心者の方につたえているのは「譜読みは外国語を学ぶのと同じ」ということです。

この言葉は、特にお子さんの譜読みが上達しないというお悩みをもつ保護者の方や、高校生から、または大人からピアノを始めた方によくお話ししています。

つまり、楽譜を読むにはドレミの音がどのような法則にしたがって書かれているかを理解しなければなりません。そして♯、♭がついた場合に音がどう変化するか、調号ごとに和音がどう形作られていくか、といったことも理解する必要があります。
英語の勉強として考えると、「ドレミ」はアルファベットを覚えること、そのほかのことは「文法」や「語彙」にあたると考えると分かりやすいのではないでしょうか。

文法や語彙は、身につけるまでにたくさん反復練習をして覚えますよね。でも、やらなくなると忘れてしまう‥‥外国語のネイティブになるには相当の努力が必要なことと同じで、すらすら楽譜を読みこなすには、継続的な努力が必要なのです。
今の質問者さんは、さしずめ「辞書を引きながら外国語で書かれた物語を読んでいる」状態です。

幼児期のお子さんのレッスンは、「基礎力」と「練習すること」を身につけてもらうことを念頭におくことがほとんどです。しかし、高校生以上の初心者さんが先生に習う場合は、構文を理解するためのポイントや、語彙の効率的な増やし方を習っているのだと考えてください。

そのため、スラスラ弾けるようになるには、一文ごとに区切って単語を理解しつつ構文どおりに読み解けるまでなんども読む、つまり曲をこまかく区切っての反復練習がもっともよいかと思います。
ローマは一日にしてならずといいますが、読譜力もすぐは身につかないのです‥‥。ちなみに区切るのは4小節、8小節くらいがオススメです。


エムジック音楽教室

 



こんにちは。高校生から始めてがんばっていますね。
小さいころから習うと、譜読みはゼロからスタートですが、大きくなってからですと、弾きたい曲に読める音符と読みにくい音符が混ざっていたり、アニメ曲といっても広範囲の音が出てくるでしょうね。

私のお勧めは、演奏とは別に、音読みトレーニングをすることです。五線カードを作り、読めるカードに読みにくいカードを3枚くらい混ぜる。そしてシャッフルして読む時間を計ってみる。ある程度のスピードになったらまたカードを足して行う。このように少しずつ完璧に読めるようにした方が、近道だと思います。読むときもドレミ・・とか、五線を数えながら読まずにト音記号の第3線はシ音、ヘ音記号の第3線はレ音などしっかり場所で覚えましょう。
一週間で3音を確実に覚えたら一カ月で12音覚えられます。

少しの努力の積み重ねで、早く読めるようになると思いますよ。頑張ってください。
https://www.piano-k.net/profile/profile0000000002.html







ウサギ・タイプ

(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)




はじめまして。

独学で1年半もピアノを続けていらっしゃるとは、素晴らしいですね。質問者様はとてもピアノがお好きなんですね。その「好き」というお気持ちがピアノを弾く上で何よりも大切なものなので、「譜読み」の問題は必ず乗り越えられると思いますよ。

質問者様がどの程度5線譜に慣れていらっしゃるかわからないので、
①「5線譜には慣れている」
②「5線譜そのものにまだあまり慣れていない」
の二つの場合を想定してお答えします。

まず①「5線譜には慣れている」の場合
はじめに楽譜に書いてある音すべてに音名を書くことをおすすめ致します。音名を書く習慣がつくとその後ますます譜読みができなくなると思ってしまう方がいらっしゃいますが、譜読みは「慣れ」ですので、音名を書くという行為を通してでも、譜読みに慣れることができるので大丈夫です。一度試してみて下さい。

②「5線譜そのものにまだあまり慣れていない」場合
ピアノ初心者の方用の「譜読みドリル」がたくさん出ているので、それをやってみるのはいかがでしょう。子供用のものでも十分に役立って力がつきます。慣れればどんどん譜読みが楽になっていきますよ。

上にも書きましたが、質問者様のようにピアノがお好きな方なら、必ず譜読みに慣れていかれ、ピアノをもっと楽しめるようになると思うのでどうぞがんばって下さいね。


オンラインピアノレッスントモピアノ教室

とも奈

 




よつばピアノ教室の中島です。
譜読みが苦手だとなかなか新しい曲に取り組むのもよっこらせといった感じになってしまいますよね。どうしたらスラスラ読めるか、ズバリ慣れです。
譜読みが苦手ということは初見が苦手ということだと思います。なので、みじかく簡単な単旋律をさっと読めるように訓練していくといいですよ。
当教室では、ソルフェージュの教材などにもありますが、クレ読みといって、ト音記号・ヘ音記号が書かれていない音符のみの単旋律を、音程は取らなくて良いので音名をスラスラと色んな記号で読んでみたり、リズム打ち練習をしています。音名は一つ一つ読んでいくのではなく、塊で読んでいきます。先読み力や、イメージで捉えていく練習をしていきます。
リズム打ちは子供から大人まで割と皆さん楽しんでやっていらっしゃいますよ。
そして後はひたすら読むことになれることが一番の近道だと思います。頑張ってくださいね!
よつばピアノ教室



譜読みは慣れるしかないのではないかと思います。
自分の実力よりかなり易しい教材で、初見で何とか弾けそうなものをとにかくたくさん弾いていく。実力より少し易しい程度のものをメトロノームに合わせて間違えても良いのでとにかく最後まで弾いてしまう(メトロノームを使うのは、時間通りに合わせようとすることで、譜読みの反射神経が鍛えられるます)、そんな練習がおすすめです。

また、同時に、バスの小節最初の音あるいは支えの音とメロディの音だけを弾いていく(曲の骨格がつかみやすい)、ゆっくりの速さでメトロノームに合わせながら片手ずつ弾いてみる、1フレーズずつゆっくりじっくり音楽的に弾いていくとかも良いと思います。

譜読み力が増す脳の薬が開発されると良いですが、そうはいかないので皆さん、隠れた努力をしています。好きこそものの上手なれです。たくさん弾いて楽しんでください。
https://www.piano-k.net/profile/profile0000000920.html

 




線の音と間の音を分けて覚えると早く読める様になります。

下から読みます。

線の音→ソ・シ・レ・ファ ラドミ ソ・シ・レ・ファ
間の音→ファ・ラ・ド・ミ・ソ シレ ファ・ラ・ド・ミ・ソ

例えばヘ音記号のレだとすると、ソシレファラのレ!

1つの音で覚えるのではなく、ブロックごとで覚えるといいようです。

誰かの顔を覚えるとき、パーツごとではなくて、全体の顔のつくりで覚えるのと一緒です。

ーー
ヘ音記号だけで言うともう一つ。

ヘ音記号の横についている点々は、ミとソです。
『ヘ音記号にはお味噌がついている』と、よく子供に教えています。
その2つがすぐに認識できると、後は簡単!

間から間又は線から線へ飛ぶ場合は1つおき!

こんな感じで覚えると早く読める様になると思います。

ーー

弾く前に必ず声に出して、読む練習をするのもいいと思います。

 




譜読みが苦手な生徒さんには宿題で譜読みを出しています。楽譜に音名を書いていくと良いと思います。





ネコ・タイプ

(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)





 


ウシ・タイプ

(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)



譜読み・・・。大変ですね。今でも私も苦手です。
良く、譜読みは「慣れ」だと言いますが、これは本当です。慣れとは、同じようなパターンの楽譜を何度も譜読みしていれば、そのうちにある程度予測ができて、一々細かいところを読まなくても済むようになるということです。
ある意味、「いい加減」に読めるようになると言うことです。
日本語の文章も、幼児は文字を一々読んでいきますが、大人はある文字の塊を予測して勘で読んでいきますね。
だから、勘を育てるのが譜読みの上達のポイントです。
ただし、今までの勘が通用しないような曲にぶち当たった時は・・・、私も全く初心者に戻って大変な苦労をします。
やはり譜読みは苦手です。




文字を読むように、音符も読めればよいですね。
ひたすら、数をこなすしかないと思います。
所詮人間の思いついたことなので、やっているうちにパターン化された模様も見えてくるかと思います。
ピアノに関して言えば、まず、ピアノ用に書かれたものからトライするのがよいと思います。
歌の旋律を指五本で心地よく弾くには、かなりの技術が必要です。指の動きと(指使いと)音型をフィットさせるには独学より、ヒントをもらいながらの方が、上達は早いかと思います。
あきらめず、コツコツと続けてみてください。




譜読みは慣れるまで大変ですよね。苦労されている様子がよくわかります。まず、あなたにとって簡単で弾いていて楽しいなと思う曲の楽譜をたくさん弾いてください。その積み重ねでだんだん譜読みもできるようになります。反復練習が一番大切です。



音符に慣れるしか、道はありません。
センスも多少ありますが、
地道に繰り返しフラッシュカードなどで
訓練するのが一番効果があります。
そういうアプリもあります。
尚、単音のカードより3つ以上音符が並んだカードの
方が、位置関係(音の高低)を把握しやすく、
比較的早く効果が現れるのでオススメです。





犬・タイプ

(真面目で親しみやすい先生からの意見)


譜読みの何が苦手かによっていくつかの対応があるかと思います。

音符自体を読むのが遅い場合
これはもう「数」読むしかないです。小さい方の場合はよく音符カードを使いますが、カードでなくても自分で五線譜にぱっと読めない音符をランダムに書いて瞬時に読めるまでにする

和音がパッと掴めない場合
一番効果的なのは4声体(縦に音符が4つ並んで一緒に弾くようになっているもの)を沢山弾くことです。賛美歌の本を買ってきて弾いてみましょう。はじめは大変だと思いますが、美しい和声なので高校生でしたら楽しんでできるかもしれません。

アニメやポピュラー曲はリズムが複雑な事が多いので、そこでつまずいている場合
拍ごとに分割して考えるようにすると複雑にみえたリズムが見えてきたりします。

いずれにしても、苦手を克服したいなら沢山の楽譜に触れることです。頑張ってください!

名瀬ピアノ教室




楽譜をスラスラ読めるようになるには、やはりたくさん読んで
練習するしかありません。
慣れるしかないのです。
簡単な曲から毎日譜読みを日課にして練習してください。
また、難しいなと思った曲は片手づつ読んでください。
ピアノは譜面が読めないと本当につらいと思いますが、頑張って
練習してください。

東久留米井手ピアノ教室

井手尚子

 

 




高校生で、ピアノを独学で学ばれているとの事、何よりこのようにピアノに親しんで下さっていらっしゃることをうれしく思います。

さて、譜読みが苦手との事ですが、「譜読み」という中にはいろいろな要素があると思います。

①五線譜に対して音の高低が瞬時に分らず、それが何の音であるか、理解するのに時間がかかってしまう。
②ト音記号は分っても、ヘ音記号を読むのに時間がかかってしまう。
③楽譜に書かれているリズムがよく分らない。…特にポピュラー音楽やアニメ曲の場合、クラシックよりもリズムが複雑な場合が多いので、難しく思う方が多いと思います。
④シャープやフラットを落としてしまう。

まず、ご自分が譜読みの何が苦手なのか、考えてみてください。

①については小さいお子さんがひらがなを覚えるようなイメージを思い描いてください。最初は1音1音ゆっくり、そして、慣れてきたら言葉として、かたまりで捕らえていく。音符もそのような感じで読めるようになっていくと思います。
読むときは声に出したり、指で楽譜を追いながら読み進めたりするほうが、短時間で効果が得やすいと思います。

それと同時に、前の音との関係や、全体の音の流れなども見てみるとよいと思います。その音が前の音と比べて、上がっているか下がっているか、上がっているとしたら少しなのかたくさんなのか、など。そのように見ることで、曲の全体の流れも把握できると思います。

②についてもほぼ同様ですが、ヘ音記号に苦手意識を持つ方はたくさんいらっしゃると思います。
ヘ音記号の場合も何度も声に出して読んでみるとそのうちに慣れてくると思います。
最初はいくつか目印の音を決めておいてそれに薄い字で振り仮名を振ったりしてみてもよいかもしれません。

③については、まず、その曲が何分の何拍子かを見、リズム打ちをするとよいと思います。
知っている曲ですと、なんとなく分っていて弾けてしまうこともあると思います。
ポピュラーの曲などは、実際に書かれているリズムと、聴いて知っているリズムが微妙にずれていることがあります。
そのような場合、私は、あまり細かいことを気にせず弾き進めてみても良いのではないかと思っています。

④についてはいろいろな調で音階を弾いてみたり、楽譜の理解に役立つ「楽典」という分野の本がいくつか出ていますので、それを少し読んでみたりしてもよいかも知れません。

以上、ご相談されている方のご質問に合う内容になっているか不安ですが、私の考えをまとめてみました。

どうぞよろしくお願いいたします。

飯岡音楽教室  飯岡千秋

 



こんにちは、

譜読み、大変ですよね。高校生ですと、練習時間もやりくりのご苦労がおありでしょう。その中で、新しくピアノに取り組まれているとのこと、素晴らしいです。

さて、あなたに、具体的な提案です。

1、弾きたい曲、弾けそうな楽譜を広げ、ピアノの前に座る。

2、左手から読譜と音出しに取り掛かる。初めは2~4小節を目指して、確実に読める安心感を培いましょう。

方法:
①弾く前に、左第1音の音の名前を発音してから、それに対応する鍵盤を10回鳴らして、楽譜に見える音符がどんな高さの音なのかを納得するまで味わう。楽譜を見るあなたの目と、聞こえてくる音を聴きとる耳と、実行する指と、88鍵のうちのどこの鍵盤を扱うのかが一致して、脳が納得することが大事です。

②左手最初の1音が納得できたら、その第1音を長く鳴らしながら、第2番目の音の発音をする。譜読みがスラスラ出来るようになるポイントです。
第1音の理解はすでに過去。第1音の発音は現在。現在を味わいながら、未来の第2音を想像し、把握するのです。

③さあ、第2音を味わいましょう。楽譜の中で、その音符はなんという名前ですか?ド?ソ?線に刺さっている?線と線に挟まっている?5線からはみ出した加線にある音符ですか?この印刷された玉の場所はこれから何回も出てくるので、脳が覚えるまで10回は繰り返しましょう。
見えている印刷された玉の位置と、見えない空気の振動である音の高さが一致しないので、ピアノの譜読みが苦手なのだと思います。
急がば回れ。ゆっくりで良いので、玉の(符頭)位置と鳴っている音を一致させ、次回に同じ高さの玉が出てきたら、瞬時に該当鍵盤にたどり着ける自信を持ってください。

④もし単音ではなく、2~4個の塊玉(和音)が出てきたら、塊の底から早口で読み上げます。ドミソ~とかドファラ~とかです。扱う鍵盤はいっぺんに玉の個数と同じ複数です。

⑤もしシャープやフラットが付いてる玉なら、ファシャープ!とか、シフラット!のように、記号付きで発音します。

⑥左手2~4小節の情報が飲み込めたら、その上に乗せる右手パートの情報を1音ずつ、読み取り→発音→打鍵と聴き取り→次の音符の読み取り→発音・・・と繰り返して進みます。

⑦両手でゆっくり合体。拍を感じながら!

3以上のトレーニングは、地道ですが、必ずスラスラ読めるようになります。リズム把握に不安がある場合は、譜読みトレーニングをする前に、拍を数えながら、両手打ち鳴らしリズム確認も良いです。4拍子の曲なら、1と、2と、3と、4とと言いながら、弾きたい曲のリズムを手のクリック音で打ち出します。まず左手パート。それから右手パート。

4、楽譜は文字文章の10倍ほどのデータが詰まってますので、慣れるまで大変なのは当然です。10倍大変でも仕方がないので、1個の音符につき、10回は音出しをしてみて下さい。決して両手でいきなり初めから終わりまで続けて弾かないように。たどたどしく弾いても脳が嫌気を起こします。ずらずら弾いても心が楽しくないし。それより、1音で良いので、確実に納得でき、出来る!わかる!という安心感と嬉しさを味わいましょう。

5、この方法は指導者と一緒になさると、尚!上達が早いです。詳細は、以下にお尋ねください。

高間はるみ
春海音楽教室


 



クマ・タイプ

(母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見)






 


シマウマ・タイプ

(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)


文字を読むように 声に出して読むといいと思います。
メロディのかたまりごとに 何度も音読すると 慣れてくると思います。できれば 初めて見る楽譜でも リズムどおりに声に出して読むと 良くわかって読んでいるところ 苦手だなって思っているところなどが よく分かると思います。
ようは 慣れだと思うので 何度も楽譜を見てください。
ピアノ教室 アンダンテ






キリン・タイプ

(のんびりした先生からの意見)











馬・タイプ

(活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見)


はじめまして。
譜読みが苦手ということですが、音符は文字と同じで日常的に触れていると段々慣れてきます。苦手意識を持たないことが大切ですね。
私からのアドバイスとしては、指づかいを書くことで圧倒的に譜読みが早くなります。全てにふることは大変だと思いますので1拍目に指使いを書いてみてください。私も急いで譜読みをしないといけない際は、譜読みの段階で必ず強拍の指づかいを決めます。こうすることで圧倒的に譜読みの速度が変わってくるのです♪
気持ちの面と、上記に書きました指使いのことを含めて工夫しながら少しずつ譜面になれていくと、気付いた頃には本を読むように楽譜が読めるようになっていると思います!頑張ってくださいね♪応援しております。

芦屋音楽教室クラビア klavier






羊・タイプ

(平和的でおとなしめの先生の意見)




ライオン・タイプ

( 権威的、きびしい先生の立場からの意見)





その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)