Q&A: 小1の息子はピアノの練習嫌い、どうすれば?

ピアノを習っているお子さんやそのご父母、そして大人のピアノ学習者の方には、ピアノ・レッスンやピアノ教室に対して疑問や悩みが少なからずあります。当サイト登録のピアノ教室運営者、ピアノ講師が、その疑問、悩みに答えてくれます。

18年2月







Q: 小1の息子はピアノの練習嫌い、どうすれば?



小1の息子のことで質問させてください。ピアノを習い始めて、一年半くらいです。ピアノの練習が嫌いで、困っています。自分の好きな曲や上手く弾けるときは、それなりに練習はします。でも、概ねたいくつな練習が嫌いです。こちらから、ちゃんと練習をしなさい、そうしないと上達しないよ、と言ってもだめです。かえってピアノを辞めたいと言い出す始末です。完全に辞めたいわけでもなく、かといって前向きに取り組んでいるわけでもなく、中途半端であまり上達しているとは言えない状態です。

このまま月謝を7000円も払い続けていることにも、自分自身迷いもでてきています。いっそのこといったん辞めさせてみてもよいのかなと思っていますが、教師の皆様のご意見やアドバイスをいろいろお聞きしたいとおもいます。よろしくお願いいたします。



A:ピアノの先生の回答  (先生のそれぞれの立場とタイプから回答)

フクロウ・タイプ
(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見)
ウサギ・タイプ
(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)
ネコ・タイプ
(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)

ウシ・タイプ
(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)
犬・タイプ
(真面目で親しみやすい先生からの意見)
クマ・タイプ
母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見
シマウマ・タイプ
(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)
キリン・タイプ
のんびりした先生からの意見
馬・タイプ
活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見
羊・タイプ
平和的でおとなしめの先生の意見
ライオン・タイプ
権威的、きびしい先生の立場からの意見
  その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)







フクロウ・タイプ

(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見



こんにちは。埼玉県のウィステリア・ピアノクラスです。

「子供さんが好きな曲を弾きたがる」とは素晴らしいことですね!

音楽はまず、「好きな曲に興味を持つこと」から始まり、「聞いて楽しむこと」を経て、「自ら演奏する達成感を味わうこと」に至ります。

20世紀最大のピアニストと言われているホロヴィッツ氏は、所謂「練習曲」をやったことがないそうです。

また、ショパンは「指のトレーニングを目的とする練習曲」について、「五本の指を平均化する必要性がないので、その種の練習曲はやる意味がない。」「しかし、指の特性にあった鍵盤を選択して演奏する必要があるため、それについての勉強は不可欠である。」「無味乾燥な練習曲ではなく、J.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集を毎日弾くことで、有意義な練習が出来る。」と言いました。

いきなり、二人の世界的音楽家の名前と事例を出して、驚かせてしまったかも知れませんね!(笑)



しかし、これらの事実は、決して天才にだけ当てはめられるものではなく、むしろ、私たち「普通の人」にこそ、ピアノを学ぶ上で、充分に認識されるべきものなのです。

まず、「ホロヴィッツが練習曲をやらなかった」というのは、彼が楽曲を弾く中で、うまく行かない箇所や、演奏上の難点に、自分で気づいて、その解決となるべき訓練法を自分で考案して、自らを訓練していたからです。ですから、決して多くの人が考えるように、「彼は天才であったが故に、生まれつき神のような手を持っていた」のではありません。

私の生徒さんの中にも、所謂「練習曲」と称されるものを億劫がって、なかなかレッスンに持って来ない人は何人かいらっしゃいます。

しかし、音楽が好きで、好きな曲を上手に弾きたいと望んでいる人であれば、年齢やキャリアに拘わらず、「自分の演奏(弾き方)に満足するか否か」という問いが自ずから生れるものです。

「アニメ」や「ボカロ」といった曲を片手(あるいは一本指)で弾いていた生徒さんであっても、たとえば、同じ曲の上級アレンジバージョンを「イン・テンポ」で弾いている別の生徒さんの演奏に感化を受けて、「どうやったら、あの速度でつっかえないで弾けるようになるのか」「どうして、あの子はたった5本しかない指で、3オクターブものスケールを弾いてのけたのか」など、技術に関する質問を、自発的に投げかけるようになります。

本来、ピアノの練習で最も大切なことは、「自分の音を注意深く聞くこと」ですから、たとえ好きな曲だけを弾くにしても、よほど完璧な演奏をするのでない限り、「コントロールのうまく行かないパッセージの存在」「左右の手の音量の不均衡」など、技術上の課題となるべき事柄は、その曲の中だけにも多々あるはずなのです。

逆の言い方をすれば、それは、「本人に自覚がなければ、その練習曲をやっても意味がない」ということなのです。

そのことは、二番目の例として挙げた「ショパン自身が残した言葉」にも共通しています。

ショパンは、生徒を教えるにあたって、「指の力を均等にするための訓練をすること」より、むしろ、「その指に合わせた指使いを選択すること」を重要と考えていました。たとえば、黒鍵は長い指(第2、第3、第4指)を多用し、親指の黒鍵に対する使用は、一部の例外を除いて推奨されませんでした。

多くの練習曲が「ハ長調」から始まっているのに対し、ショパンは生徒に「ロ長調」など、長い指が黒鍵に来る調から弾かせていました。これは、「無駄な力を抜くこと」- 即ち「脱力」という「世紀に渡ってピアノ界に君臨し続け、演奏家、教師、生徒たちを悩ませ続けてきた言葉」に関係している事柄です。

たとえ、「教則本」や「練習曲」を単に数だけこなして、見せかけのレベルだけが上がったとしても、この「脱力」(この言葉そのものが、用語として適切かどうかは別として)が出来ていなければ、本当の意味での技術は身についていません。

言葉を換えると、「練習曲を日常のレッスンに採り入れたら、必ずしも、それをやっただけの成果が期待出来るとは限らない」のです。

それは、ショパンが言っているように、「指は平均化されるべきものではなく、その曲に最もふさわしい音で弾かれるよう、集中力によってコントロールされるべきもの」だからです。

質問者様の子どもさんは、まだ小学校低学年でいらっしゃることですし、技術的な問題を自覚するようになるまで、練習曲をやりたがらないことを、さほど気にされることはないと思います。子どもさんは、総じて「つまらないもの」には関心を示しませんから、ごく普通のことと考えて良いのではないでしょうか。

しかし、技術向上ということに関して言えば、たとえば、「本人が弾きたい曲に、スケールやアルペジオ、早いパッセージを採り入れるべく、師事されている先生に編曲をお願いする」などして、手の運動能力が落ちないようにしておいた方が良いですね。

次に、ショパンが残した上記の言葉のうち、三番目の「平均律クラヴィーア曲集を毎日弾く」という項目について、少しだけお話ししたいと思います。

この曲集は、「旧約聖書」の異名を持つほど、ピアノを学習する上において重要なものです。しかし、「初心者」や「小さいお子さん」のために書かれた曲集ではありませんので、当然ながら、文字通り解釈するのではなく、「将来、この曲集を弾きこなせるだけの水準に達するために、果たして何をすれば良いか」という視点よりお考えになると宜しいかと存じます。

これについては、やや専門的な話になってしまいますので、具体的な解析や説明を加えることは、ここでは控えさせて頂きますが、「複音楽」に分類されるこの曲集は、「右手がメロディー、左手が伴奏」といったようなスタイルでは書かれていません。ですから、「左手でもメロディーを弾いてみる」、「右手と左手のパートを入れ替えて演奏する」、「右手と左手が輪唱になるようにパッセージを弾いてみる」など、色々と練習方法を工夫してみると、練習効果が上がる上に、音楽の面白さも倍増します。これについても、現在師事されている先生に相談なさるのが一番良いと思いますよ。

また、この「平均律クラヴィーア曲集」は、「全調で書かれていること」も特徴の一つです。生徒さんが、日ごろより、シャープやフラットの多い曲を避けないで、積極的に選曲に採り入れるといったことも、「将来の伸び」の鍵の一つを握ることになると思います。

もし、お持ちの楽譜の調性が、白鍵中心に書かれているものでしたら、「移調奏」をお勧めします。これは、音感教育のためには非常に有益なものですから、指導者でさえ、日々そのための訓練を積んでいます。

私の生徒の中に、「練習曲どころか教則本すらきちんと練習してこないでレッスンに来るという状態が数カ月続いた子」がいます。ある日、伝統的なメソッドを強要しないで、上記のようなレッスンをする方針に切り替えたところ、わずか数カ月のうちに、「上級者向け」として市販されている楽譜の殆どを、非常に流暢に演奏出来るところまで上達しました。

言う間でもなく、「上級者向け」の楽譜は、大抵、「オクターブや重音による速いパッセージ」や、「難しい跳躍」を含むものが多いですから、ピアノ学習者の多くは、「それらの曲を演奏出来るようになるために、練習曲に取り組んでいる」わけです。

しかし、前述したとおり、目的が分からなくて単に使用していても、その水準に達しない場合も多々ありますし、逆に、「練習曲集」なるものを常用していなくとも、適切な指導と訓練を受けることによって、高度な技術を習得出来ることもあり得るのです。

ですから、「練習曲をやりたがらない」ということに問題を絞らないで、「どうやったら上達するか」ということを、多角的な視点より、前向きにお考えになることをお勧め致します。

「お月謝額が上達度に見合わない」というご不満につきましては、「月々のレッスン回数とレッスン料を減らせるかどうか」を、現在の先生にお尋ねになられたら如何でしょうか?もし、「未対応」というお返事で、経済的なご負担が大きいようでしたら、「ワンレッスン制」「フリー予約制」でのレッスン形態に対応しているお教室に転会するというのも一案かと思います。

いずれにしても、音楽がお好きなお子さんには、出来るだけ長くピアノを継続して欲しいというのが、私の心からの願いです。家庭の中に音楽があるというのは、上達云々より遥かに大きな価値があることですよ!

 

ウィステリア・ピアノクラス  佐藤 弓子




率直に申し上げて、先生を替えてみたらいかがでしょうか。
親御さんにも経験があると思いますが、嫌いな先生の授業は楽しく無いばかりか、その授業内容も嫌いになった経験がきっとお有りのはずです。
現在の先生が女性であれば、男性の先生に替えてもらう方法もあります。
教える姿勢,どのような説明で個々の生徒が理解できるか等々、考慮してくださる先生であれば、きっと練習も楽しくなるはずです。

相談の文中にある「…ちゃんと練習しなさい、そうしないと上達しない・・・・」はタブー!逆効果です。その言葉はピアノを嫌いにさせます。
おそらく練習時間が一定していないのでは無いのでしょうか?

習い始めて一年半くらいであれば、一回の練習時間はせいぜい20分くらいが限度と思います。その時間を超過すると集中力が失せ、譜面に集中できず適当に指を動かすだけになってしまいます。

練習時間をお子様と相談して、例えば学校から帰って来たら直ぐ15~20分練習する。それ以上はさせず遊ばせる。そして夕食前に15~20分練習させる。

レッスンのある日は、レッスンに行く前に練習させ、レッスンから帰ってきたら直ぐ15~20分練習させてから遊びに行かせる。

そして夕食前の練習をする。つまりレッスンの有る日はレッスンを含めて計4回練習することになります。

お子様には「学校の授業時間の半分以下のずっと短い時間だから、すぐ終わるでしよう」と納得させることです。

私のモットーですが「音楽は音我苦にあらず。音楽は音を楽しむもの」

お子様が上達して、音楽を楽しめるようになることを、陰ながら応援いたします。


藤田音楽教室 

 藤田将利

 


 



ウサギ・タイプ

(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)



私の弟もピアノを習っていましたが発表会と学校行事で伴奏を頼まれたりした時以外あまり練習はしていませんでした。レッスン時はレッスンと練習を一緒にするような感じで先生に見てもらっていました。そうして弟は13年ピアノをしていました。

練習嫌いな子はそのようにしてみたらどうでしょうか。好きな曲を弾く、上手く弾けた、学校行事で弾くなどちょっとしたきっかけ以外は無理に練習をさせなくてもいいと思います。

 




こんにちは。

息子さんの練習嫌い、親としては悩みの種ですよね。

でも、好きな曲や、上手く弾ける曲はちゃんと練習するとの事。それは、ピアノが好きな証拠だと思います。
うちの生徒さんでも同じような悩みを持ったお子さんがいるお母様からよく相談を受けます。
その時よく伝えますが、勉強でもスポーツでも気が乗らないときや悩みやる気が出ない時、嫌な時があります。人間ですもの、山あり谷ありです。ずっと続けていくことが一番の宝であり大事な事だと思います。

うちの教室では、練習した日はスタンプ一つ押し100個たまるとご褒美(100円程度ですが)を渡します。
あと、よくするのが、一段ごとに何回と練習回数を決めてあげ、それを守るように宿題をだします。ただし、必ず一段ごとで。
1日三回とか毎日出来る回数で。
無理に10回とか通しで何回も練習とかはダメです。そして、上手くできていなくても、1日のノルマが終わればそれでよし!
あくまでも無理なく、毎日ピアノに向かうのが目標です。

一度やってみてください。



私の教室でも「ピアノを辞めたい」という小1の生徒さんがいらっしゃいましたが、よく話を伺うと「ピアノは辞めたくないけれど練習が難しい」という事でした。ペースを落とし、無理なく取り組みくめる曲をたくさん弾き、たくさん合格を与え、たくさん褒めながら少しずつ新しい事を教えていくようなレッスンに変えたら自主的に練習してきてくれるようになりました。以前は「難しい」と言って出来なかった事も出来るようになりました。

「練習しなさい、上達しないよ」と言われるのが嫌で「辞める」と言っているのだと思います。
ピアノの練習はとても孤独な作業ですので、もし可能であれば、なるべく練習に付き合ってあげて下さい。

親御さんが教えるのではなく「レッスンで習った事を息子さんが先生になって親に教える」という演出が効果的な子もいますので、「ピアノ教えて」など、言い方を変えてみるのは如何でしょうか。

親御さんがちゃんと弾けたら息子先生がスタンプを押すなど、本物の先生のような小道具を用意してあげても良いかもしれません。

退屈な練習をするときに、私のレッスンではメトロノームを使って「どのくらい速く弾けるかゲーム」をします。
実際は、速く弾くことではなく反復練習をする事が目的なので、速度はほんの少しずつしか上げないのですが…。笑
生徒たちは新記録を出そうと必死に取り組んでくれます。
繰り返し弾くことで指が慣れてスムーズに弾けるようになり、一定のリズムで弾く練習にもなります。

私も一緒に弾くので、自分が弾けない速さで先生が弾いているのを見て刺激になるようです。男の子のいるご家庭でしたら「対決」「修行」などと称して一緒に練習すると乗ってくれるかもしれません。
またメトロノームのアプリだと色んな音がでるので、音色を選ぶ楽しみもあります。

一度辞めてしまうと再開は難しいのが現実です。
「昔ピアノを習っていたけど練習が嫌で辞めた。今は後悔している」って言う方、けっこういらっしゃいますよね。

中途半端になってしまっているという事でしたので、いまは上達を急ぐのではなく、どうしたら楽しみながら練習に取り組めるか工夫してあげると良いと思いました。どうぞ頑張ってください。

 




こんにちは♪

フクロウピアノ教室です♪

小1くらいの男の子に《練習》という言葉は禁句だと思いますよ。だってそのくらいの男の子にはもっと魅力的なことがたくさん溢れてますから(笑)
特に音を覚えて拾って譜読みするなんてそこからおおかた嫌いになりますよね。

だから彼らが好きそうなアニメソングでも何でも連弾曲を探すのです。
ここで気を付けるのは、

①好きそうなかっこいい曲であること!!
②普段やっている教本の曲より少し難しいものであること!!
③音を読ませるのでなくフレーズごとに区切って真似して弾か せる(聴奏)
この3つを満たせばはまること間違いないです。

…でここからが大切!!
音を読む力などももちろんつけていかなければなりませんので
ある程度こちらのペースにのってきたところで楽譜を見せて音の確認しないといけません。

だいたいがこの方法でうまく軌道にのってくれます。

頑張ってくださいね♪
息子さんのはまる曲が見つかりますように♪


フクロウピアノ教室でした♪
只今、無料体験レッスン申込受付中♪

 




はじめまして。
お母様がいろいろ悩まれるお気持ち、よくわかります。明確なひとつの解答がある数学のようなわけにいかないのが、お稽古事や子育ての難しいところですね。
私がいちピアノ教師として、お母様にお勧めしたいのは、

①習っていらっしゃるピアノの先生にご相談

今のピアノの先生方は、一部のお子様の練習嫌いについてや、小学生といえども勉強やほかの習い事などで非常に忙しいことをよくご存じだと思います。ですから、「しばらくの間、レッスン時間内で先生と一緒に練習して頂いて、その時間内に仕上がる曲を弾いていきたい」などと率直にお話になられたらいかがでしょうか?「そのようなレッスンを受けることで子供が達成感や曲が弾ける喜びを感じ、自分から練習するようになるかも知れない」などの理由とともにお話になれば、それに対応なさらない先生はいらっしゃらないと思うのですが・・・。もちろんピアノの先生にもいろいろなお考えの方がいらっしゃると思いますが、可能なら是非お試し下さいませ。

②お稽古ごとをお続けください

これは少しピアノ教室のことから離れる話ですが、もし万が一息子さんがピアノをおやめになることがあっても、是非何らかのお稽古事は続けて頂きたいと思います。子供のころのお稽古事はたとえ短い間でも、ずっと後になって人生のチャンネルを増やし、人生に迷った時に「別のいろいろな道」を示してくれる力になると思うからです。

お母様のお悩みが解決することを陰ながらお祈り致しております。


トモピアノ教室

 





ネコ・タイプ

(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)





 


ウシ・タイプ

(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)



私の教室にも何も言わなくてもピアノが大好きで進んで練習するお子さんもいらっしゃれば練習嫌いな生徒さんもいらっしゃいます。
息子さんは練習は嫌いでもピアノは好きなように感じます。息子さんの好きなアニメの曲などに練習曲を変えてみるのはいかがでしょうか?

練習は嫌いだけど舞台に立つのが好きというお子さんもいらっしました。もしそうでしたら、3か月や半年に一回など定期的に本番を設けて「この日に〇〇という曲を皆の前で発表する」と決めてしまうのはいかがでしょうか?

大きな舞台でなくても友人やご家族の前で披露するなどでも良いと思います。

そういった本番で弾く曲を徐々にレベルアップしていけば好きな曲で上手になると思います。

ただし、テキストに沿って練習というわけではないのでやはり基礎力はテキストをきちんと進めた生徒さんの方があるようです。

好きな曲のみのレッスンでも学校の伴奏者になれた生徒さんもいらして、ピアノを辞めないでよかったと仰っていました。

辞めるのは簡単ですが、「継続は力なり」を生徒さんから学びました。




こんにちは、エムジック音楽教室と申します。

ご自分が弾きたい曲にしか取り組まないお子さまの様子を見ていてヤキモキされるお気持ち、お察しいたします。

経験上で申し上げますと、小学一年生という年齢は、まだ「上達するために地道な練習も必要」ということを理解していない年齢です。
学校やほかの習い事においても、テストや競争といった「力を培った方が勝つ(成果をあげる)」体験をしていないからです。
上手に弾けるように練習する、基礎練習のためにピアノに向かう、といったことを理解するのはもう少し先のお話だと思います。

では、どのようにしてモチベーションをあげるか。それは「約束」です。

当教室では、同様のお悩みに対して、「練習しなさい」という言葉を「お母さんお父さんとのお約束」に置き換えてあげてください、というお話をさせていただいております。もちろん、先生にご協力いただいて約束しても結構です。
小さなお子さまも、「約束を守る」ということはすんなり分かってくれます。むしろ、大人よりも約束の重要性を理解していることが多いように思います。

この約束は、具体的であればあるほど効果を発揮します。練習の時は最初に基礎練習をしてから好きな曲を弾く、一週間のうちにきらいな教本に取り組む日を決めておくなど‥‥。約束が守れたらカレンダーに印をつけたり、教本に印をつけたりして、成果が見えるようにするのも大切です。約束が守れた時はたくさんほめて、お子さまの自己肯定感を育むと次第に自主的に取り組むようになります。
また、約束をしていて練習を怠った場合は、怠けたことを叱るのではなく「約束をやぶったこと」に対して叱るようにご注意ください。数ヶ月、親御さんが一貫した姿勢をとることで、次第に「約束を守ること」と「基礎的な練習をすること」がひもづけられていくようになるかと存じます。

これを試しても難しい場合は、一度きっぱりと音楽から離れさせることも大切かと存じます。

エムジック音楽教室






犬・タイプ

(真面目で親しみやすい先生からの意見)


小学校低学年の頃は、自分の好きなよく耳にする曲を遊び弾きしたり、歌ったりする事の方が重要だと思います。
鍵盤の位置や指の動かし方など、色々と考えたり、発見したり、遊びの中から見つけていけると素敵ですね。
既成の曲ばかりではなく、リズムカードを使って、あるいは、音名カードを使って、作曲したり、楽譜に書いたりするのも良いのではないでしょうか。書けたら、弾いてみてと声をかけると喜んで弾いてくれそうですね。



こんにちは。
お母様のお気持ち、よくわかります。お月謝分に見合うだけ上達してほしいと思われるのは当然です。

小1で1年半ですと、課題は基礎的なことも多いかもしれませんね。お母様がそれらの練習課題を弾いてみる余裕はおありでしょうか?ほんの少しでも良いので、息子さんに教えて貰ってはいかがでしょうか?得意になって説明したり、弾いてみせてくれるかもしれませんよ。
音符の読み方や指の使い方を説明できたら、練習も進みそうです。

もし説明できなければ、課題が難しくて、何を練習すれば良いのか、息子さんがわかっていないのかもしれません。

「練習しないと上達しないよ」と脅すかわりに、「お母さんもピアノ弾いてみたいなぁ。ちょっと教えて!」と声かけてみてはいかがでしょう?とても難しいことを頑張っている事をお母様が実感して頂けたら有難いです。

ピアノ学習はとても贅沢なすばらしい、時間と手間がかかる習い事です。どうぞ長い目での応援、よろしくお願い致します。


春海音楽教室
主宰 :高間はるみ

 

 



初めまして。
fraise(フレーズ)ピアノ教室です。

小1のお子さんですと、集中して練習に取り組むのは
なかなか難しい年代ですね。

ピアノを習い始めて1年半とのことですので、
ピアノレッスンにもずいぶん慣れてこられた
頃だと思います。

上達のために、練習は必須ですが
ただ単に「練習が楽しくない」
のかもしれませんね。

そもそも、練習自体は楽しいと
感じにくいものかもしれません。

同じことを反復練習することが
多いと思いますが、小1のお子さん
には、退屈に感じるのではないでしょうか?


習っておられるピアノの先生に
ご相談されると、良いアイディアを
いただけるかもしれませんが、
一ピアノ講師としての意見を、参考にして
いただければ幸いです。


まず、お母さまが「練習しなさい」
と言うと、ほとんどのお子さんは
練習しなくなってしまいます。

練習を促す際の声掛けとして、
私が親御さんにおススメしているのは
「今、どんな曲弾いてるの?聴かせて」
や、「お母さんに教えて!」
というものです。

もしくは、お母様がピアノ経験が
ない場合は、お子さんの前で
お子さんの課題を弾いてみるのも
効果的です。
そうすると、なぜか子供って
「そうじゃないよ~こうだよ~」と
ちょっと得意になって教えてくれたり
しますよ(^^)

さらに、人が弾いてると弾きたくなったり
もします♪


それから、練習をゲーム感覚にするのも
楽しいかもしれませんね。
タイマーをセットして、5分以内でノーミスで
何回弾けるか?

超高速早弾き練習~

スローモーション練習で
何の曲か、お母様が当てたり…
これは、お母様が何度も「わかないなあ~」
と言って、お子さんに何度も弾いて
もらうと良いです(^^)


工夫次第で、楽しく練習してくれる
かもしれません。


小1のお子さんですと、細切れ練習が
良いかもしれません。
10分練習を3回など…。


7000円は決してお安くないお月謝
ですから、練習成果が目に見えない
とやめさせようかなと思われる
お気持ち、とてもよく分かります。


細々とでも続けられると、きっと
お子さんの将来に役立つ時が
来ます。

また、ピアノを習っていて良かった!
と思えることもたくさんありますよ。


ぜひ、続けられることをおススメします(^^)


fraise(フレーズ)ピアノ教室





クマ・タイプ

(母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見)



親御さんのお気持ちは よくわかります。

お月謝を払っているのだからはやく
うまくなってほしい!て焦るのですよね、、、

あまり子供さんに 「練習しろ練習しろ」と
あおいたてるのはやめにして

今週は 黙っていて「練習してこなかった自分」を
そのまま 先生にあずけてみたらいかがですか?

そこで「恥ずかしい」とおもうか?

「恥ずかしいからもっと練習しよう!」と
感じるか?

それとも そのような状態が続いた場合
先生がなにかしら興味をもてるレッスン方法を
考えてくださるはずです。

わたしなら レッスン内容や教材を変えたりしたり
あれこれ 考えますよ、

お好きな曲はやられるのであれば
まだ 興味はあるとおもまれます。

生徒さんにより同じ歳でも 早く進む子と
ゆっくりペースな子もおられます

先生との相性もありますよね。

7千円のお月謝がもったいないとおもわれる気持ちは
よくわかります

が 教える側からしてみたら
妥当な金額かなとおもいます、

先生に、教材にこだわらず
お子様の好きなジャンルを伝えてみられては?

ピアノレッスンは 決して 教材どおりにするのではなく

ピアノ遊び 音遊びから リズム遊びなど
教えることはたくさんありますよ。

たくさんの引き出しを持っておられる先生。

長い目で見守ってくださる先生だといいですね!

決して、「弾けること」だけがピアノレッスンではないと

わたしは思っております。

息子さんが、ピアノ嫌いにならないことを
願います。

「この、先生はダメだ」と、感じられたら
ほかにさがしてみられたらどうですかね?

まずはママの気持ちを先生に伝えてみたらいいかな


とおもいますよ!




自由に弾きたいタイプのお子様ですね。私としてはどんな形であれピアノに向かっていることは素晴らしいと思います。ですので辞めてしまわれる事はないと思います。ただ講師の立場としては自由に弾いてもらうだけではレッスンとして成り立ちませんので、例えば8割は自由に弾くけれど2割はこちらのお話も聞いてもらう。(やらなければいけないことをやってもらう)というような配分にするなど工夫をしながら進める事が大切かと思います。
やるかやらないかではなく、やり方さえ考えればお子様なりに伸びていかれると思います。




 


シマウマ・タイプ

(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)


小さなお子様をお持ちのお母様は、このように思っていらっしゃる方は多いと思います。
ピアノという習い事は毎日の練習が必要な上に、確かに楽しく練習に向かうお子様はまずいないと思うので、それを見ているお母様の迷いやお気持ちはよくわかります。
でも私は是非やめずに続けてほしいと思います。
楽譜を読む力はそう簡単に身につくものではありませんが、小さな積み重ねがいつか大きな力になります。
そしてコツコツ努力すること、継続することの大切さは、勉強や他のことを取り組む時にも必ず役にたちます。
また音楽を感じる純粋な心、豊かな情緒は今の幼い時にしか身につきません。
励ましながら、どうぞ頑張ってください。
















キリン・タイプ

(のんびりした先生からの意見)











馬・タイプ

(活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見)




羊・タイプ

(平和的でおとなしめの先生の意見)




ライオン・タイプ

( 権威的、きびしい先生の立場からの意見)





その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)