Q&A: アップライトピアノのままで、音大に合格する人はいますか?

ピアノを習っているお子さんやそのご父母、そして大人のピアノ学習者の方には、ピアノ・レッスンやピアノ教室に対して疑問や悩みが少なからずあります。当サイト登録のピアノ教室運営者、ピアノ講師が、その疑問、悩みに答えてくれます。

20年02月







Q: アップライトピアノのままで、音大に合格する人はいますか?



自宅にはアップライトピアノがあります。ピアノ専攻にするかピアノを副科にするかはまだ決めていませんが、音楽大学を近い将来受験したいと思っています。今高校一年生です。このままアップライトピアノで続けてよいでしょうか?通っているピアノ教室では、グランドピアノでレッスンをしてもらっています。 

<ユーザー様からの質問>



A:ピアノの先生の回答  (先生のそれぞれの立場とタイプから回答)

フクロウ・タイプ
(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見)
ウサギ・タイプ
(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)
ネコ・タイプ
(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)

ウシ・タイプ
(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)
犬・タイプ
(真面目で親しみやすい先生からの意見)
クマ・タイプ
母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見
シマウマ・タイプ
(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)
キリン・タイプ
のんびりした先生からの意見
馬・タイプ
活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見
羊・タイプ
平和的でおとなしめの先生の意見
ライオン・タイプ
権威的、きびしい先生の立場からの意見
  その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)







フクロウ・タイプ

(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見



こんにちは、市川市エムジック音楽教室です。

まさに私が「アップライトピアノからの音大合格者」なので、回答させていただきますね。


結論から申し上げると、アップライトからのピアノ専攻合格は可能です。副科なら、まず問題ないでしょう。


ただし、調律は最低でも1年に一度、不具合やタッチの変化を感じたらその都度リペアしてもらうように親御さんともよく相談しておかれるのがよいと思います。
アップライトとグランドの差はいろいろありますが、受験に際してもっとも気をつけなくてはいけないのは打鍵です。


やはり、グランドと比べるとアップライトは、自分の打鍵の甘さを感じにくいところがあります。
そのため、芸大を目指すなら、アップライトではかなり難しいと言わざるを得ないかもしれません。
また、同級生の中でトップレベルにいたいと思うなら、グランドピアノを自由にさわれる人の何倍も努力(練習だけでなく、体幹トレーニングなども)をしなければならないかもしれません。


しかし、いずれもアップライトでは絶対に不可能、ということはありません。


体重をコントロールして指にのせ、美しくバランスのよい音を連続させることを常に意識し、ご自分の音をよく耳にきいて練習されることをおすすめします。

これに気をつけたところ、音大に入学後についた先生からは「あなたアップライトなの!グランドで練習しているとばかり思っていたわ~!!」と打鍵を褒められるようになりました。
(穏やかな先生だったので、おそらくお世辞半分だと思いますが)


立派な楽器をもっていても、それを奏でるのは人です。どれだけ優れた楽器でも使う人の技術がよくなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。反対に、頭を使って楽器を十二分に使いこなし、努力を重ねていけばアップライトでも音大の受験レベルに到達することはできますよ!心から応援しています。


市川市エムジック音楽教室




はじめまして。高1なのですね。そろそろ学年末試験の頃でしょうか?
まず、答えはyesではあります。音大と言ってもピンからキリまであり、中には面接と作文のみのところもあるときいています。まして主科でも副科でもいいとおっしゃっている時点で上を見ていらっしゃらないのであれば、どこかは行けるでしょう。
でも、三つだけ考えてください。
①あなたにとって音大進学はゴールなの?
②音大を出てから、どうしたいのかな?
③(本気で音楽に進むとして)保護者のご理解を得る自信は?
指導した生徒さんが音大を考えてくれることは先生としてはとても嬉しいことです。でも先生はその後のあなたを心配されると思いますよ。いまYouTubeなどで小さいお子さん達がバリバリ弾いている動画を目にするでしょう。ピアノ科に進むなら自分の周りがそういう子だらけになります。教育に進むならそういう生徒を育てることになります。とても覚悟が要りますよ。
先生のお宅でグランドピアノを弾いた時、幸せだと感じられるなら、個人的にはグランドピアノで練習してほしい。きっと全ての先生がそう感じています。
人生百年、大学を出てから80年もあります。たった三年間の高校時代に決めるって大変ですよね。
少なくとも③に関しては一人で決められることではないから、保護者の方や先生と、じっくりお話しましょう。私がそう思うように、みんな応援してくれるはずですよ。


わたなべピアノ・ソルフェージュ教室  渡部昌美





経験から…。

もちろんグランドの方が良いです!が、私自身アップライトで合格しました。

今の時代、グランドを借りて練習できるスタジオがあるので、なるべくグランドを借りて練習する機会を増やしたら良いと思います。





こんにちは!
埼玉県のウィステリア・ピアノクラスです。

私の教室では、アップライトピアノさえ所有してなくとも、音大のしかも「ピアノ演奏家コース」に合格した生徒が大勢います。

自宅にピアノがなければ、「その環境を探す」という精神力も音楽をやる上で必要なことです。

戦時中、ダン・タイ・ソンがどうやって練習したかについてはご存知でしょうか?

彼自身が、現代のピアノの進化の凄まじさを認めていること、及び、今、彼が勝ち得たショパンコンクール一位の栄誉を、同じ練習環境で得られると言っているわけではないことなどから、数十年にも遡るメソッドを、今更、復活させる必要はないでしょう。

音大入試とは、長い音楽人生の門をくぐった段階に過ぎないので、今すぐにご自宅の練習環境を変える必要はないと思います。
もちろん、スタジオやホールを借りるなどして練習することは必要です。しかし、それは、自宅にグランドピアノも持っている人でも行っていることです。

本人が修練を積まれた後、「ご自身で必要性を感じ、自ら機種を選定出来るところまで成長されたときの楽しみ」として取っておかれるのは如何でしょうか?




ウサギ・タイプ

(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)



私はアップライトピアノでピアノ科を受験し、卒業しました。音大受験前は、高校の音楽室でグランドピアノで練習もさせてもらいました。
音大に入学後は練習室があるので、グランドピアノがなければ困るということはありませんでした。


タッチの違いや、音の広がりなどは残念ながらアップライトでは限界があり物足りなさも感じていましたが、
最終的には練習量と表現方法だと思います。


今はグランドピアノで指導をしていますが、生徒がアップライトピアノで練習をしてきても、その先を教室のグランドピアノで完成させていくことも可能だと思っています。


楽器よりも、ピアノをどこまで学びたいのか?について
自分の本心に気づいて欲しいと思います。
頑張って下さいね!


 




大学レベルにもよるとは思いますが、ピアノ専攻でしたらグランドが必要だと思います。現在高1とのことですので、既に随分前から、アップライトでは表現しきれないレベルの曲を弾いているのではないでしょうか?


私自身、これまでいろいろな楽器を使ってきましたが、アップライトとグランドは別物です。タッチ、反応、音色、響き、音量などの違いは大きく、特にその違いが、演奏者の「耳」や「感覚」に影響してきます。


当教室に通ってくださっている生徒さんでも、「お家のピアノの種類やランク」と「耳」は比例しており、幼児さんから大きな差が出てきています。


音大を目指すのであれば、早く買い替えられるといいですね。頑張ってください

 



ヴェリテピアノ教室


通っていらっしゃるお教室がグランドピアノであれば問題ないと思います!
近年の住宅事情ではアップライトピアノの方も多く、電子ピアノの方もいらっしゃいます。
音作り、とゆう簡単ではアフタータッチのあるグランドピアノの方が良いですが、譜読み、お指の練習はアップライトピアノでも十分にできると思います。
私の生徒さんには、本番直前はグランドピアノに慣れてもらうためにもレッスン時間外でピアノをお貸ししております。


先生にもご相談されてみては如何でしょうか?

 




どの音楽大学を志望なさっているかで、答えは変わってくると思います。
難関の音楽大学をご志望なら、他の受験生はおそらく皆さんグランドピアノで毎日何時間も練習していると思われますので、アップライトのままだと不利になるかと存じます。
けれど、1年に複数回入試をして広く学生を募集している音楽大学もあり、そのよう、なあまり難しくない音楽大学をご志望なら、アップライトのままでも全く問題ないと思います。





ネコ・タイプ

(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)


音大のピアノ科に進むならグランドピアノの方が良いと思います。グランドピアノにはアップライトには出来ない音色が出るからです。タッチもそうですが、音大では表現力もありますから、グランドピアノを持てるのでしたら早目に持った方が良いと思います。



 


ウシ・タイプ

(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)




はじめまして。
質問に関してですが、私自身が同じ立場でした。
音大ピアノ科に入学するまでは、自宅のアップライトピアノで練習しておりました。レッスンはグランドピアノでした。そのため、高校三年生になってからはレッスン回数も増やし、学校で練習出来る時はしておりました。グランドピアノで弾くことに慣れるためです。
ですので、不可能ではないかと思われます。ただ、自宅にグランドピアノがある方と同じ条件下で受験しますので、それなりに自分を律して練習することが必要かと思います。




私は音大の入学まで、アプライトでした。
また、グランドピアノを持ってないのは私を入れて2人だけでしたが、大学入学後、学生割引でピアノのが買えたのですか、やはり部屋のスペースの関係で、アプライトしか、買って貰えませんでした。


自分でお金を貯めて、グランドに買い換えたのは、結婚してからです。その後、2年前に自分で良いものに又買い換えました。
なので、先生の所で弾いているなら、良いと思います。





フクロウ音楽教室と申します。

 


音楽大学の受験を希望されているとのことですが、
夢いっばいの時期ですね
是非頑張ってください


さてピアノについてですが、
結論から申し上げると
出来れば、グランド・ピアノを用意されるのが
良いでしょう。
しかしもし準備されるのに時間がかかると
言うのであれば、アップライトで練習されていても
大丈夫です。
レッスンではグランド・ピアノを
弾けるので、その際にタッチの違いを感じて弾くのです。
音色やタッチを常に感じながら弾く、良い勉強になります。
環境をマイナスにとらえずに
プラスに持っていく。きっとその姿勢は
力強い・そして人の心を打つ音楽を
作っていくことに繋がっていくと思います。


頑張ってくださいね


フクロウ音楽教室からでした





大丈夫です。わたしもアップライトでした!私は音大附属高等学校からです。しかしヤマハの確か値段の一番高い物でした。しかし同じ学校の友人数人は普通のアップライトでピアノ科でした。私は門下の先生に高校に入ってからグランドを勧められましたので大学で買いました。今でもアップライトとグランド両方大切にしています。




 私はピアノを8才から始めました。自分から進んで始めたのではなく、母から勧められてイヤイヤながら始めたのです。幸いにも母はアップライトを買ってくれました。
あまりやる気のない私は音大の付属中学の受験に失敗し高校受験でなんとか音大の付属高校に合格しました。その時も習い始めたままのアップライトでした。
 音高に入り、家のピアノはアップライトのまま。
めでたく音大にも入り、グランドピアノが欲しかったのですが、父の経営していた会社が苦しくなりピアノもそのままでした。 
 大学2年でピアノ演奏家コースに移り、大学を卒業して研究科へ...! (その当時大学院がなかったので)
大学在学中から伴奏の仕事をして貯めたお金で研究科2年の時にやっと自分のお金でグランドピアノを買いました。それまではピアノを始めた頃のアップライトです。
確かにグランドピアノがなかったので色々な苦悩、苦労はありました。一概にアップライトで大丈夫とは言えませんが、努力によりそれも克服出来るのではないでしょうか?私も音大の部屋を借りたり先生の部屋を借りたりしてグランドピアノに触れる機会を自分で増やしていました。
 タッチの違い。聞こえてくる音の違い。譜面の高さの違い。色々な苦悩やイライラがあると思います。でも自分の置かれた状況がグランドピアノが買えなければアップライトでやっていくしかないのです。
 グランドピアノが買える状況にあれば是非是非グランドピアノをお勧めします。ピアノ科に進むのであれば是非グランドピアノを買われたらいかがでしょうか?副科であれば他に専門とする科があるのでしょうから、アップライトでも良いかもしれませんが...! グランドピアノの方がはるかに音の響きでも良いのですから。でももしグランドピアノが経済的な理由で買えなくても音大に行くことはご自身の精神力と努力により可能だと私は思います。
アップライトのままで音大に合格する人はいます。




SHOKOピアノ教室

アップライトピアノとグランドピアノはやはりかなりの差があることは事実ですね。
できることならば、アップライトよりはグランドで練習すべきだとは声を大にして言えますが、アップライトだからといって音大に合格できないわけではないとも言えます。
実際に、わたしは金銭的な理由でグランドピアノを買ってもらうことができなかったので音大受験の際も入学してからも自宅にはアップライトピアノしかありませんでした。
しかし、無事に合格しましたし、卒業時は首席で卒業しました。コンクールでも全国大会で入賞しました。


今思うと、グランドピアノで練習していれば、もっと綿密な練習や到達度が早まる結果になっていたのではないかとも思いますが、その時はその時で精一杯やっていたのだと思います。
決してアップライトピアノだからといって合格できないわけではありませんし、ペダリングや打鍵の深さなどにこだわって練習したい時はグランドピアノの部屋を借りる等方法はいくらでもあると思います!
(実際に大学に入学してからは、ずっと大学の練習室のグランドピアノを使用しておりました。)


電子ピアノとピアノくらい差があってはわたしも流石に反対ですが、金銭的な事情もあるならばアップライトピアノでも精一杯努力し、練習に地道に取り組むことでカバーは十分にできると思います!


わたしは大学時に必死にバイトをし、今ではヤマハの大きなグランドピアノで弾けていますが、そのありがたみも昔の経験があってこそだと思っています。


夢に向かって頑張ってください!





犬・タイプ

(真面目で親しみやすい先生からの意見)


タッチによって音色が微妙に変わることを毎日の練習でより体感したいと言うことであれば、グランドピアノで練習されることが一番よいでしょうが、アップライトのピアノでも充分で合格されることは可能だと思います。


基礎的な技能や音楽性はアップライトピアノで身につけることが可能です。


ただ時折、グランドピアノのタッチに慣れておかれることは必要です。





まず副科ピアノであれば、アップライトピアノのままで差し支えないと思います。
今まで私の指導してきた受験生達は、アップライト所持ばかりでしたが副科ピアノ、受験合格していましたよ。


ただし、主科となると、音大のレベルによっては難しくなると思います。
事情によりグランドピアノを購入出来ない場合は、ピアノスタジオで練習することも1つですね。
個人練習ならば、一時間千円位で借りられるところもあります。
譜読みは自宅のアップライトで練習、音色やペダリングの為の練習は毎週近くのスタジオで練習すれば、よろしいかと思います。


また、比較的入りやすい私立音大であれば、受験曲も易しいのでアップライト練習のみでも大丈夫かもしれませんね。


そもそも主科と副科ピアノでは、受験曲の難易度が全く違うので、まずは今習われている先生に相談して、自分のレベルを認識し、ご両親とも受験について相談することが一番ですね。

https://www.piano-k.net/profile/profile0000001108.html

 



https://www.piano-k.net/profile/profile0000000218.html


結論から言えば、アップライトピアノの
ままで音大に合格する人はいます。
友人知人に数人居ました。
私自身は高校2年の時にグランドに変えましたが、
遅いとは思っていません。
ただアップライトピアノには限界があります。
表現力を身に付けて海外、国内の有名音大に
行ってコンクール入賞を目指すなら、グランド
で練習しておいた方が良いです。
ただグランドは高い買い物ですし場所を取るので、
そういった面と照らし合わせながらが理想だと思います。






大丈夫ですよ!

ずいぶん前にはなりますが…
実は私、音大付属高校を受験する時も
アップライトピアノでした。
そして 音大へ進学する時も
アップライトでした。
今は、グランドピアノですが…


レッスンで グランドピアノであれば
運指の訓練と表現するテクニックなどを学べば
問題ないと思います。





やまもとピアノ教室
山本理紗


ピアノ専攻になさるか、副科にされるか悩まれているとのことですので
その決断によっても大きく変わるかとは思うのですが…


正直に申し上げて、ピアノ専攻になさるのであれば、やはり自宅でもグランドピアノで練習できるのに越したことはないと思います。


私自身、桐朋在学中のことを思い返しますと
自分を含め同じピアノ科の生徒は皆グランドピアノを所有していたと記憶しています。
指のタッチや鍵盤の重さという面では、あまり神経質な方でない限りそれほど大きな差異はないかもしれませんが

音の響きという面では大きな差が出てきます。
コンクールや試験を受ける際にも、やはりグランドピアノを使用しますので、自分自身がその響かせ方に慣れている必要があるのではないでしょうか。


ただグランドピアノを購入するとなると、費用の面だけでなく防音設備や重量に耐える部屋も必要になり、いろいろな準備が必要になりますので
なかなか簡単には決めがたいですよね。


まずはご自身の方向性を確実に決めたうえで、お考えになってみてはいかがでしょうか?





合格します。
私はピアノ専攻ではなく音楽教育専攻ですが、合格しました。
海外でもアップライトを使っている人は多いと聞いたこともありました。
音大生も一人暮しの部屋にアップライトの人もいました。ピアノ専攻でも。
音大の練習室もグランドには数の限りがあり、アップライトが多数でした。
ただ、私自身の経験で言えば、可能なら早めにグランドが欲しいです。
アップライトで練習して思う音が出ずに力んで手を痛めたのは事実です。
グランドで練習するようになってからやっと、音が跳ね返ってくる感覚を確実に捉えられるようになりました。


先生がアップライトもお持ちであって、よく使いこなしている方ならば、手を痛めたりしないように都度弾き方の修正をしてもらうと良いですね。


ピアノとうた・ソルフェージュ

 




まずは先の質問についてですが、アップライトピアノでも、音大に合格する人はいると思います。

実際に、友人もアップライトピアノで、音高、また県内でも優秀な音大に進学した人はいます。

なにより、音大のレベルは様々です。ある程度弾ければ、通うことは可能でしょう。

しかし、レベルは様々と言ったように、大学に入るための目標や、入ってからなにを学びたいのかを、予め鮮明にしておかなくては、大学生活の4年間を棒に降ることになってしまいます。

もし、グランドピアノを置ける環境があるのであれば、それは是非用意してほしいと思います。
恐らくよく耳にしていると思いますが、アップライトピアノでは技術的にも限界があり、音質もかなりの差があります。
良いもの、音を知っている人は、音楽を作る上でも表現の幅が広がると、つくづく感じています。


ただ、グランドピアノを置ける環境でないのであれば、今与えられ
た状況のなかで、最大限に努力することは、大切かと思います。

海外の音楽院の練習場では、弦が切れている音があるピアノであったり、アップライトピアノであったり、日本に比べて環境が良いとは決して言えないものでした。けれど、そこに通う人たちの音楽は、本当に素晴らしいものでした。そのピアノでも、こんなに揺さぶられる音楽が作れるの?!と、カルチャーショックとはこのことかと…。

どんなピアノでも、やろうと思えば出来てしまうんですよね…。

音楽を続けようと、学びたいと思ってもらえるのは、音楽をやっている者として、とても嬉しいことです。

ぜひ、頑張って欲しいと思います。
そして、存分に音楽を楽しんでほしいと思います。


素敵な将来に向かって進むことを、応援しています!




クマ・タイプ

(母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見)






 


シマウマ・タイプ

(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)



私自身、桐朋学園にアップライトピアノで入学しました。
先生宅はたいていグランドピアノ、練習にそれほど困らなかった。音の創造も音大に入ってからの深い勉強で、高校時代とは遥かにちがう。
音大に入ってからでもグランドピアノは間に合うかも。
大切なのは自分で沢山吸収して表現できるかだと思います。




キリン・タイプ

(のんびりした先生からの意見)











馬・タイプ

(活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見)



グランドピアノとアップライトとの違いは、響きの伸びや深さや質が違います。打鍵はやはりグランドの方が少し重いかもしれませんが、感触はメーカーや機種にもよるので、質の高いアップライトもあれば、質の悪いグランドもあるので、様々です。連続打鍵の機能の違い、ペダルの仕組みなども違いますが、レベルの高い所での話ですから、このご相談者様の段階では(失礼ですみませんが、、)多分大きな問題ではないでしょう。
グランドで練習できればもちろんいいですが、やはりご自身の実力ですから、自宅がアップライトでも素晴らしいピアニストはたくさんおられます。私の生徒でも、なんと電子ピアノで名門音大のピアノ科に入学した人もいます。
私自身、アメリカ、ボストンの音大にいた頃、レッスン自習室は粗悪なグランドやアップライトばかりでしたが、それでも生徒たちは熱心に練習し、世界的に活躍するピアニストになる人もいました。
ただ、週に一度でも、いいグランドで練習する機会はやはり必要でしょう。例えば、先生のご自宅、学校のレッスン室や、ホールでの練習など、、。
私などは貧乏学生でしたから、ずっと酷いアップライトで音大に行き、学校のレッスン室でグランドに触れ、憧れ、講師になってようやく自分でグランドを買って手に入れた時の喜びはひとしおでした!


ということで、経済的に厳しいのなら、無理をして買う必要はないと思います。先生の自宅でグランドを弾けるのなら感謝です。それが無理な方は時々でも楽器店などでレンタルで弾きに行かれたらと思います。


海外では、もっとひどい環境でも、努力して立派に演奏家になってる人もいます。
私は古い人間かもしれませんが、ハングリー精神で、情熱と努力の継続こそ実を結ぶと思います。
自分の力で買える時が来たら、いいグランドを手に入れられてはいかがでしょうか。




アップライトとグランドでは、機能的決定的な違いがあります。
趣味でピアノを楽しみたい方ならアップライトでも構わないと思いますが、
ピアノを専門に、という目標がおありでしたら
グランドにするべきです。
今、お習いしている先生の所では、レガート奏法や重力奏法等も教えて頂いている事と思いますが、ご自宅のアップライトでは表現出来なくて悩まれる事はありませんでしょうか?
住宅事情等でグランドがご無理な場合は、楽器店などの練習室をお借りして練習される事をお勧めします。



こんにちは。
私自身の経験ですので、もう30年くらい前になりますが、音大受験の時にはグランドピアノを持っていませんでした。
周りの人で音大受験をする人も、高校時代にはグランドピアノを持っている人はいませんでした。


<当時の私のレッスン状況>
音大受験前についていた先生・受験を決めてからついた先生・最終的に受験でお世話になった先生(志望音大の先生)いずれも、グランドピアノでレッスンしてもらっていた

 自宅はアップライトピアノ

受験はグランドピアノで受けるので、自宅で置くことがすぐには難しくても、出来るだけグランドピアノを弾く経験を積んだ方がよい、と先生からアドバイスをいただきました。


<私がやったこと>
高校(普通科です)では吹奏楽部に入っており、顧問の先生が音楽の先生だったので、別の音大を受ける部活の仲間とともに音楽室のグランドピアノを弾かせてくださいとお願いしました。

そこで、朝20分程度、昼休憩の20分程度ピアノを使えるようにしてくださいました。二人で話し合い、朝練習した人は昼は相手に練習時間を譲る、ということでしのぎました。

 先輩でグランドピアノを持っている人に弾かせてもらった。

 叔母が音大卒のピアノの先生だったので、受験前にレッスン室を借りて練習させてもらった。


受験用のレッスン代はピアノ以外にも掛かると思いますし、すぐにグランドを買うことは難しいかもしれませんので、合格するまではグランドピアノのあるスタジオや楽器店の練習室を貸していただく、学校の音楽の先生やピアノの先生に交渉する、などして使わせていただくという方法もあります。


 音大受験をする人はすべてグランドピアノを持っているわけではありません。私の後輩の若い方で地方から出てこられて、実家にはあるかもしれませんが下宿には楽器が置けないので学校や、就職後は楽器店講師をされているため生徒が入っていない時間帯に練習されている方がいました。

 




さくらジュンコピアノ教室ピアニッシモ

私の教室では、今までアップライトピアノで音大に合格された生徒さんもいらっしゃいます。
でもそれは、受ける音楽大学のレベルにもよると思います。

やはり、受験や大学の試験はグランドピアノで行われますので、グラントピアノで練習できている生徒さんは、圧倒的に有利だと思います。
アップライトピアノとグランドピアノでは、響の表現力が違いが大きくありますので、もし可能でしたら、少しでも早くグランドピアノを弾かせてあげて下さい。

ご無理のようでしたら、その環境の中で精一杯頑張って周期的にレンタルでグランドを借りたりしてみて下さい。






羊・タイプ

(平和的でおとなしめの先生の意見)




ライオン・タイプ

( 権威的、きびしい先生の立場からの意見)



私は30年以上音楽大学のピアノ科講師をしており、受験生のレッスンも多く経験しています。(音大、短大、教育大学、保育大学他)質問者さんは、ピアノ専攻科か副科かまだ決まっていないとの事なので、正直言って超難関校を目指しているのではないだろうと思われます。音大と言ってもレベルの差は天と地ほどもあり、本気でピアニストを目指すなら演奏科です。
長くピアノを習っていて、そのまま音大へ…と言う経過ならば、
ピアノの機種に寄ってレベルの向上も望めるグランドピアノをお勧めしますが、それ以上に大事なのは、長時間練習可能な防音対策は出来ているかどうか?も合わせて考えて下さい。
入試前は練習時間は長くなりますし、音大入学後は更に練習時間が必要となります。
自宅通学ならば、夜遅くまで練習したいでしょうし、自宅外で一人暮らしをしながらならば、防音対策の出来た音大生専用アパートなどもあります。
さらに言えば、ピアノ演奏以外の科目の勉強は始めていますか?
ソルフエージュ、楽典、聴音等々、普通科の高校では習わない科目もありますので、今からでも直ぐに始めた方が良いです。
グランドピアノは音色、音質、響き、タッチ、トリル奏法、音の出し方等々、アップライトピアノでは出来ないデリケートな表現が出来る楽器です。
但し、一般的に入学試験では基礎力を見るので、表現術に溺れることなく、曲の構成、ハーモニー、フレージング、基本的なテクニックをキチンと取りこぼすことなくやることが肝心です。



その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)