Q&A: ピアノ教室では、人見知りの生徒をどうやって扱うか?

ピアノを習っているお子さんやそのご父母、そして大人のピアノ学習者の方には、ピアノ・レッスンやピアノ教室に対して疑問や悩みが少なからずあります。当サイト登録のピアノ教室運営者、ピアノ講師が、その疑問、悩みに答えてくれます。

20年9月







Q: ピアノ教室では、人見知りの生徒をどうやって扱うか?



 はじめまして。7才になる娘をピアノ教室に通わせています。もう半年ほどになりますが、まだ先生になつきません。先生も親しく接してくれて努力はしてくれていますが、上手く扱えていないようです。こういう人見知りの子供には、ピアノレッスンはどのようにすればよいでしょうか。他のピアノの先生の教室ではどのようにされているのか、お聞きできればと思います。宜しくお願い致します

ユーザー様からの質問



A:ピアノの先生の回答  (先生のそれぞれの立場とタイプから回答)

フクロウ・タイプ
(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見)
ウサギ・タイプ
(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)
ネコ・タイプ
(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)

ウシ・タイプ
(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)
犬・タイプ
(真面目で親しみやすい先生からの意見)
クマ・タイプ
母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見
シマウマ・タイプ
(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)
キリン・タイプ
のんびりした先生からの意見
馬・タイプ
活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見
羊・タイプ
平和的でおとなしめの先生の意見
ライオン・タイプ
権威的、きびしい先生の立場からの意見
  その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)







フクロウ・タイプ

(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見




こんにちは!
埼玉県のウィステリア・ピアノクラスです。

人見知りのある子どもさんを持つ親御さんの殆どは、個人教室をお選びになります。

ですから、一対一で教えておられる先生のお教室には、人見知りと言われる生徒さんが、少なからず在籍されていると思います。

私の教室には、昨年、そのお悩みをお抱えになったお母さまが、就学前の男のお子さんを連れて、見学にいらっしゃいました。

建物の中に入る前から、「中に入るのは嫌だ」「帰る」と涙目だったそうです。

お母さまの努力の甲斐あって、やっとレッスン室に足を踏みいれることが出来ました。

しかし、レッスンを受けている一歳年上の女の子を見た途端、身体が硬直してしまいました!

その活発な女の子は、いつもと違う観客の訪問が嬉しかったようで、ハキハキした口調で私の質問に答え、得意げに両手で弾いてみせました。

ワークブックを開くと、いつも自分のためにだけ色を選んでいたのに、その日は自分より小さい男の子の手に、一番お気に入りの色鉛筆を握らせて、「一緒にやろうよ」と誘っていた姿は、とても頼もしく見えました。

ところが、男の子の方は圧倒されしまい、お母さんの脚にしがみついてないもう一方の手で、色鉛筆を受け取ったものの、まるで1000人もの観客の前でパフォーマンスをするかのような緊張感に、顔全体が包まれてしまいました。

それから一年が経ちました。
今や、彼は私の教室の中で、一番活発な生徒です。

一般論として、人見知りの生徒には優しく接するべきではありますが、今の彼にはあまりにも人見知りがなさ過ぎる(笑)ので、私はためらうことなく叱ってます。

すると、それがまた楽しいのか、すぐさま次のお茶目が始まります。

先週はレッスン中に、「ああ、ピアノって楽しいなあ!」と大きな声で言った後、まるで独り言のように小声で、同じセリフを繰り返していました。

才能豊かな子どもさんの多くには、自閉的性格が見られます。

幼少期における人見知りと、学齢期に達してからのそれとでは、親御さんの心配の度合いは違うことでしょう。

しかし、個性という角度から見ると、年齢や統計の枠を超えて、それぞれが発達や成長の仕方において異なっていても良いのだと思います。

言葉によるコミュニケ―ションが取れてないように見えても、子どもさんには、先生の「音楽」が伝わっていると思います。


元来、音楽とは非言語的コミュニケーションツールなのです。

将来の話になるかとは思いますが、ピアノを上手く演奏する上で必要なものとしては、他人と交流する話術より、自己に向かう暗黙の精神力の方が優位に立ちます。

それでも尚、レッスンが正常に行われないほど先生に対して心を開かないのであれば、先生の演奏を聴かせてもらうとか、読むことや書くことからピアノへの興味の糸口をつかむなど、レッスン内容を見直すことも一案だと思います。

人見知りは、脳に起きている現象と言われています。ですから、ピアノ以外のこと、日常の中での生活や思考習慣などから、意識的、無意識的に少しずつ克服されるものです。

自己肯定意識を持つよう周りが接することによって、徐々に自我が安定していきます。

ですから、他の生徒さんと比較することは禁物です。上手に弾けたときも過度に誉めてしまうと、振り子が逆に動くことがあるので、淡々と接することが大切です。

お子さんが、自由な気持ちで教室に通えるようになると、ますますピアノが楽しくなりますね!

ウィステリア・ピアノクラス

 




こんにちは、エムジック音楽教室です。

親しくなるきっかけを失っているだけという可能性もあるので、「この記号の名前は何かな?」、「この音は何かな?」など、Yes/Noで答えられない質問を増やしてコミュニケーションをとっていくのはいかがでしょうか。


お子さんが先生に対して距離をとっていると、見守っている保護者の方は「せっかく先生が親しみやすく教えてくれているのに‥‥」とハラハラするかもしれません。

しかし、講師はピアノの音色を聞けば、お子さんが嫌がっているか楽しんでいるかをある程度把握することができます。

なので、親御さんから見てお子さんと先生の相性が合っていない、レッスンで必要な受け答えができずに先生が困っているというようなことがなければ、少しずつ心の扉が開くのを待つのがよいのではないでしょうか。
シャイな性格のためにスムーズにレッスンが進まないという場合は、指差しカードなどを用意してまずはイラストで受け答えをしていくのもいいかもしれませんね。

個人的には、シャイな生徒さんを指導する時は半年~一年以上はあいさつが会釈だけでも、返事が頷くだけでも、真面目にレッスンを受けている様子が分かれば安心です。
無理に距離を縮めると却って信頼感を得られないと思うので、言葉のキャッチボールができるようボールを投げ続けつつ、弾いてくれる音でお子さんの変化を感じとるようにしています。

エムジック音楽教室


 



ウサギ・タイプ

(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)




人見知りで先生になつかないとのこと、お母様としてはご心配ですね。
でも、先生もプロなので、そんなに心配しなくても大丈夫だと思いますよ♪
お母様に出来ることは「レッスン楽しいね~」など、いろいろ楽しかった事を一緒にお話してあげるといいと思います(*^^*)
私の教室でも人見知りの生徒さんが何人かおられますが、人見知りの生徒さんのレッスンでは、私が1人でかなりテンションをあげて(普段からテンションは高いのですが(^_^;))レッスンしてます(笑)
初めの内は生徒さんの反応も薄いのですが、時間が経つにつれ少しずつ慣れてクスッと笑いながらレッスンを受けてくれるようになってます♪
小さな生徒さんで人見知りが強く、泣いてしまう場合は必要以上に構ったり、なだめずに、泣いてる横で私がケラケラ笑いながら遊んでるのですが(もちろんレッスンに関する内容です!)5分もすれば泣き疲れるのと、私が1人で遊んでるのが気になるのか、遠巻きに見てはります。見てくれてらこっちのもんやとばかりにたくさん話しかけて一緒に遊んで(一応レッスンです!)もらってます♪
とにかく周りが楽しむこと!先生もお母様も全力で楽しんで、ここは安心して楽しめる所なんだって伝えてあげてくださいね(*^^*)





人見知り、だと思われるお子さんは、恥ずかしいだけかもしれないです。早く慣れてもらうために、
レッスン前の会話は特にとても大事で、こちらから必ずいくつか質問します。最初は、はいと答えてくれたら充分ですが、次第に質問に答えてもらう形にしています。給食美味しかった?ではなく給食なんだった?何が好き?など。話しているうちに体調悪かった、練習出来なかった、などがわかる大事な情報タイムです。実はこちらも必死です。

レッスンはピアノだけではなく、ソルフェージュで、一緒に歌ったり、リズム打ちをするので、何が得意か見つけてあげて、そこをどんどん伸ばして、得意を増やしていきます。出来ることは夢中でやってくれます。

高学年になってもなかなかお話が得意じゃない方もいますが、その頃は挨拶や最低限の会話以外は無理に聞かず、ピアノのどんな部分が得意で、何を目指していて、何が困っているか、などをわかってあげていれば、好きで永く通ってくれるのだと思います。

中学(特に)高校生になると、きっかけがあれば自分のことを話し出してくれます。
人見知りだけど、一生懸命弾いてくるお子さんも、わたしは応援しています。

演奏も同じですが、小さいうちは、自分の性格を自由に表現して、のびのびさせてあげるのが良いと思います。





人見知りの子の場合だけの対応ではないのですが、お子様をレッスンする場合、好きな遊びや好きなテレビアニメなど、その子の興味ある事や好きな事を事前に聞いています(^^)
楽しく学べるように配慮をしていますので、レッスンの時に、ただ説明する実演するだけでなく、説明の仕方をその子の好きな事にたとえてみたり、レッスンで具体的に実演してみせるときも、その子の好きな曲例えばアニメのテーマ曲などで演奏をして見せたりと、工夫はしています(^^)
お笑いが好きな生徒は、時には笑いを取り入れながらレッスンをしていますf^_^;
信頼関係を築く事は重要だと考えているので、性格だけ把握するのではなく、その子の興味ある事など、他の情報も知る必要があるのではと思います。





先生目線から

友達や家族のような視点や接し方に

かえてみます。

ピアノの話以外に

学校の話や好きなことの話など

日常の会話も大切にしていきます。

最初は恥ずかしがったり、自分を出していない生徒も

いつしか

個性全快になっています。




ヴェリテピアノ教室

人見知りの生徒さん、時々いらっしゃいます。
学校に通われていると思いますので、今日学校で何した??給食何だった??他に習い事は何してるの??運動会はいつ??など、質問をしたりしてます。沈黙の時間がないようように、レッスンの内容も反復練習をしたり、少し大袈裟に褒めてみたり、常に笑顔で接しますが、笑顔になってくれたらその時は100倍の笑顔でお返事してます!!
半年ですとまだなかなか、かもしれません。
四季を共にしてみては如何でしょうか??

 




こんにちは。人見知りされる七才の娘さんには、ポケモンカードなどの音遊びや、リズムカード、体の体操などを取り入れて、まずは、音楽を楽しんでいただくことを、おすすめ致します。先生と、連弾をしたりして、親近感を持っていただくこと、そして、優しくレッスンして、音楽を何より大好きになってもらいたいです。よろしくお願いいたします。





はじめまして。
お子様が先生になつかないとのことでございますが、レッスンそのものの進み具合はいかがなのでしょうか?つまり、お嬢様は先生が注意なさった点やそのご指示をきちんと聞き、それに沿ってレッスンをお受けになっていらっしゃいますか?もしお嬢様が先生のご指示をよく聞き、一生懸命その通りになさっているのなら、たとえ先生になついていなくても特に問題はないと私は考えます。なぜなら、ピアノのレッスンは先生と親しくなることが目的ではなく、お嬢様のピアノが上達なさることが目的だからです。私の教室にも口数が少なくてあまり笑わない生徒さんがいらっしゃいますが、レッスンには一生懸命取り組んでくれていてピアノも上達しているので、会話が少ないことは全く気にしておりません。

簡単ではありますが参考になりましたら幸いです。

オンラインピアノレッスントモピアノ教室




ネコ・タイプ

(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)


人見知りのある7才の生徒さんとのことですが、きっと家での家族との絆が強いあまりに外に出ると人見知りになるのだと思います。お母さんベッタリにならないように、ピアノに関しては全て先生にお任せする、ついてこない、先生は笑顔を絶やさないとかその子の話したい分野の話題をしてみるなど工夫がいるような気がします。私は幼児の生徒さんにはスキンシップをして近づいてみたりしてます。



 


ウシ・タイプ

(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)


はじめまして。 ピアノレッスンを始められたんですね!
実は私も幼いころ人見知りでしたので、お気持ち、良く分かります。

まず、ピアノレッスンはおかあさんとは違う大人との一対一でのコミュニケーションなのです。
最近の学校は先生もお友達化していることも多く、そうでなくても、一対一で一定時間大人とコミュニケーションをとるのは子供にとっては結構試練だったりします。
でも、そのことはとても重要で、今後生きていくときに、例えば舞台に一人で立ってピアノを演奏するとか、受験で面接を受けるとか、大人になってプレゼンするとか、そういうことに繋がる第一歩なのです。

とはいえ、まだ習い始めて半年ですので、少しづつ慣れていけば大丈夫です。

当教室では、そういう場合はお母様のレッスン見学を基本的にご遠慮いただきます。子供はお母様の前ではいいところを見て欲しくて、出来そうもないことを提示された時や、返事を求められたときに固まってしまい、自分らしさを閉じてしまいがちです。
(課題などは動画や直接お母様にもあとでお伝えしています)

レッスンでは、自分で色々考えてもらうために、たくさん質問をしますが、初めは、はいかいいえ またはどちらでしょうか?など、選択制にして、答えやすくしてあげます。
そうこうしているうちに少しづつ話せるようになります。

当教室では月に一度合同レッスンもしており、これは一番効果があります。子供たちは勝手に仲良くなり話し始めます。すると次第に私とも緊張せずに話せるようになります。

それでもあまり話すのが得意でない子もやはりいますが、中学になると、こちらが驚くほど変わり、学校の悩みやお家のことなどを話し始める子がほとんどです。

個人差はありますが、ちょっと人見知りでも、本人がレッスンを嫌がっていなければ、背中を押して先生にレッスンをお任せしてみてはいかがでしょうか?
レッスン後は、大人の先生と一人で会話してものを習ってきたことをたくさんほめてあげてくださいね!

お子様がレッスンに慣れて、楽しく続けることが出来ますように、応援しております!

ピアノ教室brillantel





犬・タイプ

(真面目で親しみやすい先生からの意見)


黒須ピアノ教室

生徒さんはどちらかと言えば人見知りの子の方が
多いくらいです。
体験レッスンは必ず親御さんがついてくるので、
その時点であまり喋らないようであれば人見知り
なのかもしれないと思ってレッスンしています。
生徒さんはレッスンを重ねれば徐々に心を開いてきて
くれます。
どちらかといえば親御さんが付き添いをしないで
マンツーマンの状況の方が心を開くのが早いです。
親御さんがいらしても、毎週お話していれば必ず
心は開いてくれます。
実際のところ、心を開いてくれずに辞めていった子は
長年お教室を開いていますがひとりもいません。
私自身が元々誰にでもフランクに接する性格だから
かもしれません。
先生との相性は関係すると思いますが、人見知りの
お子様であれば私のような気を遣わなくて済むような
性格の先生につくと良いと思います。





こんにちはー!
先生はある程度、親しみを持って接してくださってるということですので、
たとえば、先生に、動画を送ってもらうのはどうでしょうか?

例、
明日のレッスンたのしみにしているよー、とか、
〇〇ちゃんの好きなものはなんですかー?
先生の好きなものはスイカでーす!
すいかのめいさんちを一緒に歌おうか?

みたいな、雑談を交えた動画などを、
週一回だけ、慣れるまで送ってもらったら
親しみもわくかもしれません。

お母様も、
〇〇先生は〇〇が好きなんだって、、
とか時々話題に出してみると
違ってくるかもしれませんね!

m(_ _)m櫻井桂子♪




山崎のぞみピアノ教室

私自身、幼い時は内弁慶で、ピアノの先生には一歩も二歩も距離を置いていました。
それでも、その先生が言う事に対しては、一生懸命聞いていましたし、先生の気持ちを伺うという事もしていたように思います。
ですから、先生の言うとおりに弾こうという気持ちが強かったです。

人見知りで懐かないからといって、レッスンでこちら(先生)の言っていることを聞いていないわけではない・・むしろ、聞いていろいろと感じているはずです。

ですので、精一杯、こちらの方も懸命にピアノのレッスンをしていく中で親密に接してあげていると、ピアノもどんどん上達していっています。

こちら(先生)も自分のことを話して、このことはああ思うこう思うといった様な..『自己開示』をして話す事が必要な気もしています。



クマ・タイプ

(母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見)






 


シマウマ・タイプ

(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)



















キリン・タイプ

(のんびりした先生からの意見)











馬・タイプ

(活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見)




羊・タイプ

(平和的でおとなしめの先生の意見)



基本的にその性格を尊重します。
なつくことがいいとは限りません。個性のひとつとして静かに見ていた方がいいと思います。

何がきっかけで、心が動くかは判りません。
ご家族の方も、心配せずに待ってあげることが大切だと思います。

なついてないと思ったら、「ピアノ楽しい?」と聞いてあげて、返ってきた返事を判断するといいですね。

私は、たまに開くグループレッスンに参加できれば、他の生徒の様子もわかると思うので、参加できるように薦めます。

教室としては、世間話(学校の様子)をたくさんして、笑い声が上がるように工夫して、とにかくその生徒さんを褒めますね。




ライオン・タイプ

( 権威的、きびしい先生の立場からの意見)





その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)