Q&A: クラシックピアノとジャズ・ポピュラーピアノのテクニックなどの違いは?

ピアノを習っているお子さんやそのご父母、そして大人のピアノ学習者の方には、ピアノ・レッスンやピアノ教室に対して疑問や悩みが少なからずあります。当サイト登録のピアノ教室運営者、ピアノ講師が、その疑問、悩みに答えてくれます。

21年3月







Q: クラシックピアノとジャズ・ポピュラーピアノのテクニックなどの違いは?



昔一時期ピアノを習っていましたが、社会人となった今再び弾き始めました。クラシックはもちろん好きですが、最近はジャズ・ポピュラーピアノも好きになり、自分でも弾いてみたいと思うようになりました。テクニックなども含めて、それぞれで根本的に違うところについて、できる範囲でおしえてください。宜しくお願いします。
ピアノユーザー様からの質問



A:ピアノの先生の回答  (先生のそれぞれの立場とタイプから回答)

フクロウ・タイプ
(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見)
ウサギ・タイプ
(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)
ネコ・タイプ
(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)

ウシ・タイプ
(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)
犬・タイプ
(真面目で親しみやすい先生からの意見)
クマ・タイプ
母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見
シマウマ・タイプ
(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)
キリン・タイプ
のんびりした先生からの意見
馬・タイプ
活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見
羊・タイプ
平和的でおとなしめの先生の意見
ライオン・タイプ
権威的、きびしい先生の立場からの意見
  その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)






フクロウ・タイプ

(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見





ウサギ・タイプ

(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)




ポピュラーやジャズは聞いたことがある曲が多く、コードネームで和音を弾いたり、バンド演奏を、ピアノでやるイメージなので、左手はかなり強くハッキリ弾きリズムやベースの役割をします。進度に合わせてテキストが進むわけではないので、好きな曲が難しかったら、練習して弾けるように、時間かけてモノにしてください。又アレンジするのも醍醐味です。有名な歌の曲をやる事が多いので、テンション上がりますよね。また、同じ曲でも最近は難易度の違うアレンジが沢山出ています。
クラッシックは、進度に合わせて曲が分類されているので、やりながら自分がステップアップしていくのを、感じます。思いがけない名曲が弾けた時は感激です。難曲、名曲、に向かって、旅が続く感じです。曲は、メロディと伴奏が溶け合っている、調和の良い両手奏が基本です。





大森ピアノ教室の回答です。
宜しくお願いいたします。

クラシックピアノは、書かれた楽譜を正確に読んで弾くことが必要です。
その上で自分なりの表現をします。

ポピュラーやジャズでは、クラシックほど正確に弾かなくても大丈夫です。
むしろコードを理解して、コードの進行パターンに慣れれば自由に即興やアレンジをして弾いた方が、表現の幅が広がります。

また、クラシックとポピュラーやジャズではリズムやノリの感じ方、取り方が大きく異なります。

手近に、まず電子ピアノやアプリでポピュラーやジャズのリズムボックスでいろいろ聞いて慣れてみるのもおすすめです。





ポピュラー・ジャズピアノの特徴の一つは
【アドリブ・即興演奏がどんどん育つ】ということです。
会話と同じで幼児の会話~中学生の会話~主婦の会話…の様に
好きで続けていれば沢山のフレーズが脳内に溢れてくるようになりそして自然に指から奏でられるようになります。

またその場で思いついたイントロやエンディングも
気軽なお喋りのように指から奏でられるようになります。

ジャズ理論書もとても大切ですが
それより何より
レッスンタイムに対話の様に自分の言葉で
ピアノ教師とフレーズの会話を交わすことです。
(もちろんピアノを使っての会話です。)
やがてピアノ教師の口癖(フレーズの癖(^o^;))も
生徒さんの指から奏でられるようになります。

日本語が話せない日本人はいません。
ジャズフレーズもピアノレッスンを続けてさえいれば
毎週のピアノレッスンでアドリブの会話を続けてさえいれば
必ず元の自分からは想像できない位
色々指で語ることができるようになります。
会話と同じです。まずは3歳の子の会話をイメージして
アドリブしてみましょう。
一生の趣味にしてみよう!(≧∇≦)bという
ゆるく楽しい気持ちで共にジャズの楽しさを味わいましょう。

府中町ピアノ教室







私はジャズを弾いた事がないので詳しくは分かりませんが、リズム感と即興が大事なように思います。
大人の方では、クラシックとポピュラーの両方を弾きたいとおっしゃられる方が多いように感じます。
いろんなジャンルの音楽を大人になっても楽しめるって素敵な事だと思います。






ネコ・タイプ

(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)



ひと昔前と違って、今のポピュラー曲は、クラッシックと変わらない程のテクニックを要する曲が増えています。またジャズ曲でも高度な物も有ります。
小さなお子様がピアノを始める場合はクラッシックから導入する事をお勧めします。その理由の一つは、調性やリズム、構成が極端でなく、お子様が安定した情緒を養う為に有効だと思えるからです。またテクニックの基礎を学ぶのには偏りなく様々な音型が出てきます。
つまり基礎を学ぶのにはクラシックはとても良いと思います。
しかし大人になって楽しむ為に弾かれるのでしたら、お好きなジャンルのやってみたいと思われる曲を選択される事をお勧めします。
参考に成りましたら幸いです。




根本的に違う点は、クラシックはメロディのフレーズを重視したリズムののり方で弾きますが、ジャズは基本インテンポで(同じテンポをキープして)弾きます。
クラシックは音の上がり下がりやアーティキュレーションなどに応じメロディを歌うように弾く上、アッチェルランドやリタルダンドをかけるなど、抑揚を大切に演奏します。そうでないと、一本調子の感情がこもってない演奏になるのです。
一方ジャズでは、スウィングならスウィング、バラードならバラードなど、そのリズムの中でメロディのリズムを変えたり、アドリブもそのカウントに合わせて弾くので、リズムにまずのることが先決になるのです。

クラシックを弾いていた人がジャズを練習する際にまずハードルになるのがこのリズム"。

クラシックでは1拍目が強拍となりますが(4拍子なら、
1拍目が強拍2.3.4は弱拍)ですが、ジャズでは簡単に記すと、
裏拍2.4拍目を強めに感じることになります。

1拍目を強く感じるように弾いていたクラシック派の人がジャズに転身するとなんだかジャズっぽいメロディだけどジャズに聞こえないのはその為です。

しかし、ジャズをよく聴かれるのでしたらそういったジャズのリズムなどにのりやすいと思います。

練習する際に、
①メトロノームに合わせて裏拍2.4拍目を手でたたいてみる。
②裏拍を感じれるようになったら、ピアノを弾く時も意識してみる。

などから練習チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ぜひいろんな曲を聴いてみて楽しんでみて下さいね。

♪ピアノ、リトミック教室  音のアトリエ





私は基本はクラシックでジャズは分かりませんが、クラシックが基礎で出来た上でジャズやポピュラーに応用がきくのではないかと思っています。ポピュラーはリズム感があり、テクニックとしては身体中リズム感が溢れ出すような表現が良いのではないかと個人的には思います。




 


ウシ・タイプ

(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)





犬・タイプ

(真面目で親しみやすい先生からの意見)


音色がひどく汚いのはクラシック、ポピュラー、ジャズなどどんなジャンルでも基本的には×ですが、ジャズ、ポピュラーミュージックは音色よりもリズムが大変重要だと考えています。

基本的なテクニックはクラシックの奏法を身につけることから始まり、そこからジャズポピュラーの分野に広がっていくので、基本的な奏法を身につけることは大切です。




クラシックは楽譜に忠実なレッスンをします。ジャズやフュージョンやポピュラーは伴奏部分をアレンジして生徒が弾きやすいように指導するように心がけています。





こんにちは。厚木の miwa ピアノ教室です。

クラシックとジャズの根本的な違いは、
クラシックは音楽巨匠の方々が作曲された音楽を、歴史的背景やピアノの違いなどを楽譜から読み取りながら、それを自分の物して再現して伝えていく事です。
ジャズは、基本楽譜はなく、テーマがあり、あとはアドリブでその場のセッションで、曲を作っていきます。

なかなかアドリブは難しいため、ピアノ学習者の方は、楽譜にされた物を弾いていきます。
ですので、クラシックは、音を変える、という事はありえませんが、ジャズは、自分のアレンジで、変えて弾く事は可能です。

演奏時の大きな違いは、拍の取り方です。
クラシックは、1.3拍が強い拍ですが、ジャズは裏拍で、2.4拍が強い拍になります。
それを体で感じとりながら、弾いていきます。
ですので、聞こえ方も自然と変わってきます。

ポピュラーは、リズム的に、ジャズに近い物も多いと思います。

どちらにしても、楽しく弾ける事が大事ですし、クラシックはピアノの基本といえるので、それを踏まえた上で、色々なジャンルの曲を楽しまれたら、よいと思います。





こんにちは。

ざっくり違いをあげてみますと、
クラシックは強拍を意識して弾きますし、
ジャズ、ポピュラーは裏拍を意識して弾いたり
裏拍を強く弾いたりすることも多いです。


またクラシックはレガート奏法を重要視しますが
ジャズ、ポピュラーは一音一音をはっきり弾く奏法が用いられることも多いと思います。

そして、
クラシックは書いてある表示や発想記号に忠実に弾く
傾向がありますが、
ジャズ、ポピュラーは、比較的自由に捉えて弾くことが
できる傾向にあります。

そのほかには、ジャズ、ポピュラーはリズムが細かく、とくに、細かいタイなどによるシンコペーションが多く
リズムに苦戦することが多いかもしれません。


クラシックは演奏すると、心が整然とする清々しさを
感じられますし、
ジャズ、ポピュラーは、リズムに乗れたウキウキ感を感じる
事ができ、どちらも楽しいですね!

櫻井ピアノスクール
櫻井桂子



 


クラシック、ジャズ、ポピュラーピアノというジャンルで、決定的に違う点は次の事です。
クラシックでは、即興にはあまり重点を置かず、作曲家の記譜した通りに弾くことが求められます。一方ジャズでは、メロディーにコード(和音記号)が付いていて、自分で即興、アレンジを考えて弾いていく事が求められます。
ピアノを弾くテクニックは、基本的には共通点が多く、それよりもリズムの取り方は、ジャズの方が厳格で、クラシックで言うところの揺れるテンポは嫌われます。リズムの取り方は、かなり違いがあるので習得することは容易ではありません。
自分でやってみてわかる事なので、先ずは始めてみることでしょう。




クラシックピアノは、全て楽譜通りに弾く

ポピュラーピアノはコードを使って、楽譜を自分なりに

弾く

という大きな違いがあります。


クラシックピアノの良い点は・・・

・初心者でも簡単な曲ならすぐ弾ける

・楽譜が豊富で少しずつステップアップできる

・過去の偉人たちが作曲した曲を演奏できる
(再現演奏)


ポピュラーピアノの良い点は・・・

・コードさえ覚えてしまえば、どんな曲でも弾ける

・曲を自分の思うままに演奏できる
(即興演奏)

・弾き語りや曲の伴奏など、いろいろアレンジできる

弾き方の違いは

①クラシックは1つの音にこだわりを持って
弾きますがポピュラーはあまりそのようにはしません

②クラシックは曲のフレーズ(まとまり)が大切で
1つのフレーズの中でも微妙にテンポが変わったりし 
ますが、
ポピュラーはそれよりもビート感、いわゆる
ノリ、というのが大事なポイントです

 違いはもちろんこれだけではありませんが
まず基本的なことをお伝えしました

 いずれにしろ、自分が今弾きたいな!と思う曲目指し て楽しんでピアノに向かってくださいね!

 佐々木ピアノ教室  佐々木恭子




クマ・タイプ

(母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見)






 


シマウマ・タイプ

(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)





キリン・タイプ

(のんびりした先生からの意見)





馬・タイプ

(活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見)



こんにちは、エムジック音楽教室です。

今はYouTubeでたくさんのお手本演奏を気軽に聴くことができるので、好きな曲を見つけるのも楽しいですよね。
海外のアーティストが素敵なアレンジ譜を作っていたりすると、私も個人的にダウンロード購入して少しずつ弾いています。

それぞれのテクニックや音楽特性の違いは、ざっくり言うならば


クラシック=楽譜を読み解き、自身の創造性を盛り込むのが楽しい

ジャズ=先人の即興を真似したりして楽譜にないことをプラスするのが楽しい

ポピュラー=流行している時に同じ曲を再現するのが楽しい

というふうになると思います。
楽しさや面白さのポイントがそれぞれ違っていて、いわゆるツボを押さえた演奏をするポイントも違ってきます。


テクニックとしては、クラシックは、指の力をコントロールしたり余計な力を入れずに比較的長い曲を弾けるようにしたり、難しいパッセージを弾きこなせるようにしたり、ですね。

ジャズのテクニックは、即興、これにつきます。
コードを理解してその響きの中でインプロヴィゼーション(即興)のやり方を習っていくと面白さが増すと思います。
今は世相的に難しいですが、セッションして互いにアドリブを楽しむという魅力もありますね。

ポピュラーもコードが分かると難易度をアレンジしたり耳コピの完成度が高くなったりしますが、基本的にはリズムを聴いた通りに再現する、原曲通りのテンポで弾けるようにするなど、クラシックの延長線上のテクニックで中上級レベルの楽曲は弾きこなせるのではないでしょうか。
最近は、TVやYouTuberの影響でポピュラーの早弾きや超絶技巧アレンジが流行していますので、通常の楽譜で物足りない時は、ぜひチャレンジしてみてくださいませ。

エムジック音楽教室






羊・タイプ

(平和的でおとなしめの先生の意見)




ライオン・タイプ

( 権威的、きびしい先生の立場からの意見)





その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)