Q&A:バッハのインベンション(二声)が苦手で、どうしたら?

ピアノを習っているお子さんやそのご父母、そして大人のピアノ学習者の方には、ピアノ・レッスンやピアノ教室に対して疑問や悩みが少なからずあります。当サイト登録のピアノ教室運営者、ピアノ講師が、その疑問、悩みに答えてくれます。

21年10月







Q: バッハのインベンション(二声)が苦手で、どうしたら?



いま中学生でピアノを習っています。バッハのインベンションが苦手です。左手がふつうの伴奏のようではないので、とても難しく感じます。どうしたら上手くなるでしょうか?先生からは、ゆっくりと片手ずつ弾いてね、と言われています。たどたどしくなんとか弾く程度で、なめらかにテンポよくいきません。それ以外に、なにか練習のコツがあれば教えてください。

ピアノユーザー様からの質問

A:ピアノの先生の回答  (先生のそれぞれの立場とタイプから回答)

フクロウ・タイプ
(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見)
ウサギ・タイプ
(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)
ネコ・タイプ
(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)

ウシ・タイプ
(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)
犬・タイプ
(真面目で親しみやすい先生からの意見)
クマ・タイプ
母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見
シマウマ・タイプ
(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)
キリン・タイプ
のんびりした先生からの意見
馬・タイプ
活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見
羊・タイプ
平和的でおとなしめの先生の意見
ライオン・タイプ
権威的、きびしい先生の立場からの意見
  その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)







フクロウ・タイプ

(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見




バッハのインベンションは難しいですね。
というのは「ポリフォニー」と言って、右手も左手も独立した旋律を演奏しているからです。
要は一人で二人分のことをしているんですね。

担当の先生がおっしゃるとおり、まずはゆっくり片手ずつ弾きます。同じ音型(モチーフ)が何回も出てきますね。
右左それぞれが弾けるようになったら、片方の旋律を歌いながら弾いてみましょう。
もし電子ピアノなどで録音機能があれば片方を録音してそれに合わせて弾いてみるのもいいかもしれません。

そうやって、二つの旋律がどのように絡んで音楽を作っているのか、よく聴きながら練習してみてください。

もう一つ大事なことは、曲の構成を意識して楽譜を読むということです。左手にカデンツ(終止形)という形があればそこが区切りになります。1曲の中にいくつかの転調があるので、「今は何調の部分を弾いているのか」理解しながら弾くと曲を覚えやすくなります。

一人で複数の旋律を弾き分けることができるようになるとピアノを弾く楽しみはグンとアップしますので、ぜひ頑張ってほしいですね。

 
大阪府藤井寺市  ひろみ音楽教室

 




①まず主題を見つけて目でパッと分かるよう鉛筆で印を付けます
②主題を拾って片手で弾いてみます
③主題でない方( 対旋律 )ばかり拾って弾いてます
④両手でゆっくり合わせてみます。

主題がどこのパートに現れるか理解しないと
インヴェンションは弾ける様になりません。

愛知県稲沢市  おおみやピアノ教室ドルチェ



 


こんにちは、エムジック音楽教室です。

インヴェンションは「二声」といわれているように、右手も左手も旋律を弾きます。
なので伴奏ととらえていると、弾きこなすのはとても難しく感じるかもしれません。

ものすごく簡単なところで例えるなら

【カエルの合唱を左右の手で輪唱する】

というイメージですね。

ただ片手ずつ弾くだけではなく、

・左右で同じフレーズがどこにあるかを探しながら弾く

・練習番号をつけてブロックごとに分けて弾く(練習番号がふってある楽譜もありますが、先生に質問しても良いと思います)

・慣れてきたら片方の旋律を鼻歌(心の声でもOK)で歌いながら、もう一方の旋律を弾く

といった練習スタイルを試してみてください。
人の耳は右手で弾く高音をとらえやすくできていますが、YouTubeなどでお手本を聴く時は左手パートと各フレーズのはじまりを聴くようにすると練習に活かしやすいですよ。
応援しています。

エムジック音楽教室






okada piano method
岡田奈央です。

・自分で主題を探して色鉛筆等でなぞる。

左右に展開される主題のみを歌いながら脳裏に焼きつける様に弾き込む。
自然と手題が身体から流れ出るようになり、目線にも余裕が生まれ
両手で弾きやすくなります。

・フレーズを自分で見つけ短いスパンを反復して弾く。
苦手箇所がわかるので効率的な練習ができます。

主題やフレーズを見極める事は曲の理解を深める点でも有効です。
バッハは今迄学んだ左の伴奏の概念とは違う時限なのでとても頭を使いますが乗り越える価値は充分ありますよ。
頑張ってバッハの魅力を感じましょう!

 




こんにちは!
埼玉県のウィステリア・ピアノクラスです。

バッハのインベンションは、多くのピアノ学習者にとって鬼門であると言われています。
一曲一曲を完成させるのに大変時間がかかるということは、皆さんに共通していることなのです。
インベンションは初級から中級に移行する時期に用いられる教材ですから、レベルとしてはさほど高くないと言えます。

では、何故この曲集が多くのピアノ学習者を悩ませることになっているのかについて考えてみましょう。
この曲集に収録されている作品は、「ポリフォニー」という複数の独立した声部を重ねる手法によって作られています。

これに対して、単一の旋律が和声に乗っている音楽は「ホモフォニー」と呼ばれており、この作曲技法によると主旋律以外の声部が和声を形成しているため、左手は主として伴奏を担当することになるのです。
ただし、各曲の中にはその両方が混在することが多いため、区分が出来るわけではなく、あくまでも「どちらの側面が強いか」という見方になります。

「インベンション」は、同作曲家による「平均律クラヴィーア曲集」という全2巻から成る作品を演奏するための、謂わば、導入書としての位置付けにあります。

この平均律クラヴィーア曲集においては、各曲が「プレリュードとフーガ」という二つのパートによって構成されており、前者が比較的自由な作風であるのに対し、後者は厳格な制約のある形式に則って書かれています。
フーガというものには、或る声部が単独で開始し、次いで別の声部が同一旋律を5度上(4度下)で模倣するという規則があり、最も一般的なものとしては、提示部と嬉遊部が何度か反復された後に追迫部が現れるといった形を呈しています。
フーガの中には、提示部ごとにそれぞれの声部が変形を伴いつつ同旋律を順次演奏するといった特徴を持つものもあり、又、フーガの種類によって求められる作曲技法は異なります。

こういった複雑なフーガを演奏することが出来るようになるためには、まずインベンションを学習する必要があります。
インベンションにはフーガほど厳格な形式が適用されている訳ではなく、あくまでも「フーガ的要素」や「カノン的要素」が適宜に用いられているというものです。
いずれにせよ、学習途上にある生徒さん方は、使い慣れない左手を旋律として歌わせなければならないのですから、習得に時間がかかるのは当然のことなのです。

このことに加えて、インベンションを難しくしている要素が他にもあります。
それは、「複数の旋律を同時に聞き取ることが出来るだけの聴力を求められる」ということです。
私は自分の生徒に、「一つの声部を片手で演奏しながら、もう片方の声部を声に出して階名唱するといったことを日々の練習に採り入れること」を勧めています。
左手のパートを弾きながら右手のパートを歌うことは比較的たやすいかも知れませんが、逆は大変難しいとお感じになることでしょう。
手の運動能力を向上させることに偏った練習方法だけでは、この聴覚的能力を向上させることがあまり期待出来ません。

最後になりますが、お用いになっている楽譜のエディションを確認して下さい。
多くの先生はヘンレ版などの「原典版」を推奨されていますが、これは作曲家の意図に忠実にあるという点では優れる反面、知識や経験が乏しい学習者が使用すると困難をもたらす可能性を孕んでいます。
クラシック音楽を解釈するにあたって、絶対的な権威を持つとされるのは「作曲者のみ」ですから、「解釈版」「校訂版」と称されるエディション即ち、作曲者以外の考えが書き加えられた楽譜は、専門家の間にあっては必ずしも高く評価されているものではありません。
しかし、学習途上の生徒さん方が原典版を使用するとなると、テンポ、フレーズ、強弱、指使い、装飾音符といった基本的な事柄においてさえ、大きな過ちを犯すことが有り得ます。

作曲家が書かなかったことについてヒントが加えられた複数の解釈版や校訂版を対照させることで、生徒さん方は「同じインベンションでありながら、こんなにも多様な弾き方や解釈があるのか。」と驚き又、作品に対して新たな認識を持たれることでしょう。
楽譜を何冊も用意するのにはお金がかかりますが、後に大きな実が成ることを考えると、それは決して高い買い物ではないはずです。
単に、印刷された譜面を目で追って音を出すといった受け身の練習方法ではなく、楽譜と向き合いながら何が正しい方法か、どれが自分に合っている奏法か、作曲者の意図はどこにあるのかといった事柄を自ら模索してゆくことが大切です。

「インベンション」とは、本来、「創意・工夫」という意味ですが、バッハ自身は「インベンションとシンフォニア」への序文に次のように書いています。したがいまして、彼が原義を離れて、「探求や発見」といったことを使用者に期待していたであろうことは容易に窺い知れます。

≪鍵盤楽器愛好家、とりわけ学習希望者が2声部を綺麗に演奏するだけでなく、更に上達したならば3声部を正しく、そして上手に処理し、同時に優れた楽想(inventions)を身につけ、しかもそれを巧みに展開すること、とりわけカンタービレの奏法を習得して、それとともに作曲の予備知識を得るための明瞭な方法を示す正しい手引き。アンハルト=ケーテン公国宮廷楽長 1723年 ヨハン・セバスティアン・バッハ作≫

これらの助言が生徒の皆様の学習に役立つことを願って、この記事を投稿いたします。




ウサギ・タイプ

(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)




中学生でバッハのインベンションを練習している事が素晴らしいですね。
左手もメロディーのようになっていたり、右手を追いかける形になっていたりと、慣れるまでとても弾きにくかったです。
片手練習を何度もして、両手で合わせる時は少しずつゆっくりと弾いていったらいいのではないでしょうか。
私も中学生の時に練習していましたが、慣れるまでは弾けるまでに時間がかかりましたが、いくつか弾いていくうちに早く弾けるようになり達成感を感じていました。
1曲をいくつかに分けて練習してみてください。

なおピアノ教室  渡 直子

 




まず、師事されている先生がおっしゃる通り、それぞれのメロディーが頭に入るように片手でじっくり練習してください。
そのあと、それぞれのメロディーを歌ってください。
それが出来たら、以下の練習をしてください。

1.左手は弾きながら、右手の旋律を歌う。
2.右手の旋律を弾きながら、左手の旋律を歌う(これが難しい!)
3.両手で弾きながら、テーマの入るところを歌う。

左手のメロディーを頭が追えていない、耳で拾えてないのが原因なので、それをクリアすれば大丈夫です。
弾けるようになると、とても楽しいですよ!
がんばってください♪




双子のお母さんになったと思ってください。

今まで1人の世話をしてきたのと全く違い、2人の赤ちゃんのお世話は大変。泣く時間もずれるし、やることも2倍。
耳も手も、2倍必要、と思ってお母さんは2人の機嫌をとります。新しく生まれ変わったつもりで、2人の世話をしますね。1人をあやしながら、1人はミルクを飲ませるように、お母さんのスペシャリストのようになってどちらも手をかけて可愛がってください。そしてそれをかっこよくたのしんでみてくだきい。でも、ちょっと慣れるまで、努力は必要ですね

音楽も同じで、よく見ると、自分の体にも、手は二つ、耳も二つあります。
双子のお母さんは、どこか神々しい。三つ子となると、さらに、、です。

まずは楽譜を見て経験してみてください。





いきなり 両手弾きする方多いですね。
ピアノの為に作られた曲では、ないので
ふたつの旋律をそれぞれ モティーフ
大切にそれを理解した上で 感じないと
いつまでたっても 弾くだけでは、追いかけっこ対比のハーモニー味わえなく つまらないですね
練習方法は、色々あります。




バッハのインベンション集のなかの曲をやっているようでなかなかがんばり屋さんなのだろうなと思います。
バッハの作品は左手でもメロディになるような音のつながり(パッセージやパターンといいます)を多用して、右手だけではなくて左手も右手の動きのように器用になっていけるように工夫して作られています。これはピアノだけではなくてパイプオルガンでも似たような作風があります。パイプオルガンは左右の指で音を出すだけではなくて、両足も使って低い音を出せる楽器でその弾く姿はピアノよりも凄い!と思ってしまうと思います。動画など探して色々観たり聴いたりしてみてくださいね。
さて、インベンションをやるときに右手、左手どちらもスラスラと弾ける、指が動かせると楽しくできそうですよね。皆さん右手より左手で苦心するようですが、たいていの曲は右手でメロディを弾いて左手はある程度決まった和音パターンの繰り返しが多いため、色々レッスンで曲を弾いているなかで右手は指をスムーズに動かせるように慣れていることもあると思います。

右利きの人が左手で字を書くと右手のようにストレスなく書くのは大変ですよね。また左手でお箸を使うとか歯磨きも左手だけでやるとか。字を書くときの背中から肩、腕とつながる体のパーツや筋肉の動きとして覚えているので右手で字を書くことに慣れていると言えると思います。これを左手にも応用していこうというひとつのミッションだと思ってあまりがんばりを重ねすぎないで、疲れたと思ったらゲーム感覚や遊び感覚も混ぜて練習してみてはどうですか?ピアノを弾く以外にも、お箸を左手で使うこともやってみたり、歯磨きを左手だけで挑戦してみるなどもおもしろいと思います。慣れるまでに3、4か月は想定しておいた方がいいと思いますよ。長い周期でリラックスしながらやってみましょう。

曲の左手パートを片手で練習することは大事です。そのままの練習のほか、まずは左手で弾きやすい所だけでいいので符点・スキップのリズムで弾いたり、全部の音をスタッカートで弾くとか弾いているうちに指先や肘などにも力が沢山入ってくると思うので、なるべく指先は立ててできるだけ小さい音で弾くなどしてみましょう。
あとおすすめは右手のメロディは頭に入ってきやすいと思いますので、その右手パートのメロディを左手で弾いてみてください!はじめのうちは当然うまくいくところとやりにくいところが混ざると思います。弾きやすいところだけでいいので、指の使い方をさらに工夫して2小節くらいが止まらないで弾けるようになると良いですね。

YOU-PIANO教室




インベンションは二声、と表すように2つのメロディからできていますよね。今まで右手はメロディ、左手は伴奏という曲を多く弾いていますと、なかなか慣れないものです。
本当はインベンションに入る前に、もっと言うなら導入期よりバロック期の簡単なもの、メヌエットやミュゼットなどされた方が良かったですね。
とはいえ、私も昔はソナチネ辺りでいきなりインベンションに入り苦労したのを覚えています笑
まずは、宝探しのようにして出てくるメロディの同じタイプを見つけてみましょう。右手に出てきたり左手に出てきたりしますよね。それらは独立したメロディなので横になるべくつなげましょう。片手、というより右と左でつなげていく感じです。それぞれのメロディをよく聴いて調和させていくのです。フレーズを大切にして必ず息を吸って歌いましょうね。

立花芙紀ピアノ教室




バッハの曲は最初はとても難しいと感じます。

伴奏ではなく、右手と左手がそれぞれ違う旋律を演奏するからです。
確かに片手ずつゆっくり弾くことが大事ですが、右手の旋律ラインはどういう曲なんだろう。
左手の旋律ラインはどういう曲なんだろう。
とそれぞれを味わうことが大事です。
一つの耳で二つの旋律を聞き分けなければ弾くことができません。
片手ずつスムーズに弾けるようになったら
一フレーズずつ両方の旋律を聴きながら両手でゆっくり
練習します。
楽譜を目で追っているのではなく、耳で追って行きましょう。
インベンションの前にもう少し簡単なバッハの曲で、ポリフォニー(複数の声部をそれぞれの手で演奏する)の練習をするといいと思います。
慣れるとだんだんに弾けるようになります。

 東八幡ピアノ教室




ネコ・タイプ

(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)



バッハインヴェンション2声は初めてのバッハは難しいと思います。
①左手を何度も何度根気強く練習する。
②両手になった時に苦手な左手を意識しながら弾く。
③他の曲で左手にメロディが出てきたら意識しながら弾く練習をする。
何度も何度も練習を重ねていけば弾ける時がくるずです。
頑張ってくださいね。





おっしゃる通り、「左手がふつうの伴奏のようではない」ですよね。

右手と左手の役割が、旋律と伴奏、、ではなく、
旋律と旋律で、二つの旋律を同時に弾いたり、
旋律同士が絡みあったり、
また、テーマやシークエンスを、縦横無尽に
表現したりと、インベンションは中々高度ですよね。

フレーズがどこまで一続きで、どう歌えば良いか、、
を意識されてはどうでしょう。(それを知るためにも、
先生のおっしゃる通り片手の練習は良いと思います。)
フレーズを一つの文章として流れを感じて弾く。
文章(フレーズ)が二声、同時進行するのを
良く聴いて弾きます。

練習に際しては、声部毎に色分け(音符や棒に色付けする)とカラフルで楽しい楽譜になり、また声部の動きも色で追えます。
また、楽曲分析とアーティキュレーションに関しては
下記のような書籍も参考になるかもしれません。

発行 ムジカノーヴァ
発売 音楽之友社
奏法解説 山崎孝
バッハ
インベンションとシンフォニア

そしてバッハの時代の鍵盤楽器は現在のピアノではなく
オルガンやチェンバロが主流であった事も演奏時、
音色作りの参考にされてみてはいかがでしょうか。
音楽が、生まれる背景には国、時代など様々な
要素が関連しています。

「ピアノのお稽古」ビギナーズラックから一歩進んだ
音楽の一つがインベンションなのではないかと思います。
そこまで進度を進められて来た事は本当に素晴らしい事
だと思います。
更に解像度を上げた研究で、音楽的に深掘りする事で
単に「音符を並べて滑らかに弾ける事」以上の、
効果が得られますように。楽しみながら頑張って下さい。

TOKIWA Music Lab.音楽教室





中学生でインヴェンション、がんばってますね!

インヴェンションの特徴は
「左手が伴奏じゃない」部分ですね。
私も中学生の頃は、右手も左手もメロディーみたいで耳が迷子になっていました(-᷅_-᷄๑)

私のオススメの練習方法は
「まとまりを見つけること」です。

*まずはメロディーのまとまり
1-2小節ずつのテーマがありますね。
最初は右手、次は左手というふうにどちらの手もメロディーを弾く場合があります。まずはそのテーマだけを順番に追っていきます。
この時気をつけるのは左手が右手と同じような歌い回しになっているかどうか注意して聴きましょう♪

テーマができたら、次は対旋律、ゼクエンツでも同じことをやります。

耳が馴染んできたら、両手で1-2小節ずつ弾いてみましょう。
片手で弾いた通りの歌い回しになってるかどうか、よく聞いてください。

「同じテーマは同じ歌い回しで弾く」のがポイントです。
スラーやスタッカートも同じになるように気をつけましょう。

インヴェンションは、小さなパーツの組み合わせです。
片手ずつ(書いてある音符も書いてない和音も)よく聴いてキレイなパーツを少しずつつなげていくイメージで練習するといいですよ!

経験上、最初の4小節くらいを徹底してやってから次に進むと上手くいくような気がします。

がんばってくださいね♪


https://www.piano-k.net/profile/profile0000000199.html
https://www.piano-k.net/profile/profile0000003543.html
藤井敏子





インヴェンションの中で、テンポよく弾きにくいというのは

①メロディの成り立ちをまだ理解していないため馴染めない
②指の技術的な問題(メロディにどんな弾き方が相応しいか把握が薄い)
③曲それぞれの拍子感にのれていない


などの理由が挙げられます。


インヴェンションの本に入った途端“たどたどしい“弾き方になってしまうようでしたら、初歩の段階からのレッスンからポリフォニー(多声音楽)の音楽に馴染む課題を経験されていないのかもしれません。


ポリフォニーの曲というのは簡単にお伝えすると、右手がメロディで左手がハーモニー(伴奏)という役割の音楽でなく、左手にももう一つのメロディが表れる曲のことです。

この“左手にもう一つのメロディ“の登場を初歩のうちから体験することで、多声部をバランスよく聴き分けて弾くための土台となります。

今バッハのインヴェンションが難しいと思われ楽しめていないようでしたら、もう1ランクやさしめの課題から慣れ親しむのはいかがですか?

例えば、「プレインヴェンション」という教材もあります。聞き慣れた曲もきっとあるかと思いますし、何より左手の“もう一つのメロディ“が聴き取りやすく弾きやすいです。

“1ランクやさしめの課題“に少し戻ってトライしてみるというのは、実は技術面で余裕が出てくるだけでなく、メロディがシンプルな左手のメロディにも耳を傾けやすい(聴き取りやすい)というメリットがあります。

“聴き取りやすい“ということは、頭の中でも指にも馴染みやすいため覚えやすい→曲の途中で流れを止めずに弾ける→右手とのメロディの仕組みやバランスをとりながら弾ける感覚を掴みやすい→弾けるから楽しい!、という流れにつながります。


「プレインヴェンション」で馴染んだ後にまたインヴェンションに入られると少しハードルが下がって、両方のメロディの仕組みなど曲の中での景色の見通しが良く楽しめるのではないでしょうか。

その時にまた上記の③点を深めて学習進めていかれますと、“テンポよく気持ちよく弾ける“ことに繋がっていくことと思います。


茨木市のピアノ・リトミック  音のアトリエ






 


ウシ・タイプ

(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)





インベンションなので、テーマをまず見つけて、テーマのひとフレーズを片手で練習してみます。
最後まで弾くのではなくて、あくまでもテーマの終わりまでです。
右手だけ、左手だけ弾いてみて、テーマだけ繋げて両手で練習します。
テーマ以外のところも(ゼクエンツなど)も別にして、とにかくバラバラにして練習をして、それぞれの動きが理解できるようにします。

そこまでできれば、初めからゆっくり両手で練習していきます。
分からなくなったら、また片手ずつの練習をします。
これを繰り返します。
(和声がわかるのでしたら、和声感もあればとてもいいと思います。)



 


バッハのインベンションは難しいですが、更なるレベルアップを目指す方にはとても重要な課題です。

なぜ難しいかというと、「右手と左手の2人の人がそれぞれ演奏し、音楽で会話する」ということを一人でやらなければいけないからです。
そのためには、まずそれぞれのパート(右手あるいは左手)を片手で滑らかに音楽的に弾けることが第1条件です。右利きの方は、恐らく左手の方が難しいでしょうから、特に左手は片手練習をよくすることが必要です。

片手が滑らかに弾けるようになったら、もう一方のパートをイメージしながら(できたら歌いながら)弾いてみましょう。最初は先生かどなたかに、片手を弾いてもらって合わせるのも良い練習です。

両手を合わせられるようになったら、特に左手を歌って弾く練習は最初は難しいかもしれませんが効果的です。右手は普段から耳を傾けるのに慣れていますが、左手は普通の伴奏ではあまり聞いていないことが多いからです。

がんばってください!これを乗り越えると、ずっとピアノが上手になりますよ!


串田真理ピアノ教室




さいたま市の山崎です。

バッハの時代は左手の右手も、オルガンだったら右足も左足も伴奏ではなく大事な旋律になっていますね。
ゆっくり練習するのはもちろんですが、
バッハの音楽は小さなモチーフがモザイクのように積み重なって成り立っています。 練習するときに、そのモチーフがどこにでてくるのか、どのように連なっているのかを考えてよく分析してみてください。
最初は右手に出てきたモチーフが、左手に出てきたり、
上行形が下行形になったりしています。それを一つづつ解き明かしていくと、何をどう弾いたらいいか見えてくると思います。
バッハの楽譜が見えてくると、その後の時代の音楽もより理解しやすくなると思いますよ。がんばってくださいね。




犬・タイプ

(真面目で親しみやすい先生からの意見)



始めから両手で練習しないでください。片手でひとフレーズ弾く。少し覚えてきたら、数小節両手で弾いてみる。
指使いは、意外に決めにくいのでいくつか書き込んでみる。
インベンションは、区切りのあるところを見つけて、何度も繰り返す。
弾けるようになると気持ちが良いのだけれど話そこまでいくのに少々努力が必要かもしれません。



さわらび会ミュージックスクール

インヴェンションは、左手と右手が対等に活躍するので皆さん難しく感じるようです。まずは、右手と左手のメロディがどのような組み合わせになっているか楽譜をしっかり見ましょう。分かりやすいのはテーマですね。それからテーマの対旋律も繰り返し出て来ます。右手と左手の同じメロディーを別の場所から探して同時に弾いてみるのも左手のためには良い練習となります。また、左手を弾きながら上の声部(右手のメロディ)を歌ってみるのも良いでしょう。
テーマが鏡のように反対の音型になっていたり、拡大されたりと、楽譜を良く読んで色々探して行くとだんだん楽しくなると思います。焦らずゆっくり練習を進めて行って下さい。




多声音楽の曲は、右手も左手もメロディー(テーマ)を弾く必要があるから練習が大変ですよね。

まず片手ずつゆっくりさらう→片手で弾けるようになったら両手を合わせるが、必ず少しずつ区切ってさらう(難しい部分は特に)そしてそれを徐々につなげていく→うまくいかなければその原因を探す。指使いは大丈夫か、音の読み間違いはないのか、などなど
→ある程度出来るようになったら、テーマの部分を歌いながら弾いてみる

こんな練習をしながら地道にやっていかれるとよいと思います。
弾けるようになると,多声音楽の美しい世界を感じることが出来ますよ。





バッハインベンションは本当にやる気のある生徒にしか与えません。楽しいからピアノをやりたい、好きな曲を弾きたい、と言う子にはインベンションを無理強いしない方がいいと思います。そういう教師の私も3声にはいったら小学校高学年のころ、苦労した経験があります。




バッハのインベンションは、バロックスタイルのものを弾いたことがなければ、急には手も耳も頭もなじめないと思います。
曲の完成度も非常に高いので、曲の分析を先生に手伝ってもらって、(ハーモニー、アティキュレーション、フレージング等。)構造の理解と指の順応性(指使い等)をゆっくり体になじませてあげてください。
何曲か弾いているうちに、いろいろわかってくると思うので、焦らず、年月をかけて(下手すれば数十年。。)味わってみてください。バッハの偉大さは不動です!

 急いで何とか形にしたいのであれば、自分に合った指使いを吟味し、メトロノームを使った練習方法がお勧めです。





こんにちは。厚木市の miwa ピアノ教室です。

バッハは、とても大切な課題であり、しかし今までの曲と違って、右も左もメロディーという新しい奏法に入ります。

まずは、バッハに興味を持ってもらいたいと思います。
テーマが追いかけあったり、裏返しになっていたり、転調していたり、構造を頭に入れながら、モチーフを探してみると、楽しくなってきます。

片手ずつ、テーマをきれいに弾く練習をして、右手を弾いて、左のメロディーを歌う。また逆に、左手を弾いて右手のメロディーを歌う。それから、少しずつ両手に挑戦してみてください。

弾けるととても味わいのある曲ばかりです。
ぜひ、バッハの世界を楽しんでほしいと思います。

 



吉川市“ぴあの教室Dolce”の石田 ふじ子です。
「インヴェンション」の苦手を克服するための考察

短い音型に区切って右手声部、左手声部を歌いながら弾きます。
特に左手声部は念入りに歌います。
その時に音を並べる弾き方、歌い方ではなく、
ひとつの言葉としての弾き方、歌い方を心掛け、
よく聴いて言葉になっているかチェックしてください。

両手で弾く時に左右の声部がお互い言葉となって聴こえてくるような弾き方を目指し、少しずつ言葉を増やして文章になるように、音型を増やしてフレージングを伸ばしていきます。

両声部がきちんと横のラインで聴けるように弾きます。聴けないようでしたら、各声部に分けて拍子をとりながら歌い、音を一音ずつポツポツではなく、言葉として流れる聴き方をします。

音程を考慮した弾き方、歌い方も大切です。
そして身体が音楽と連動し、深い呼吸でピアノを歌わせる事が出来れば、楽しい練習となって苦手意識も薄れると思います。

それでも難しい時は、インヴェンションの前段階の教材でポリフォニーの基本を学ぶことをお勧めします。
余裕のある楽曲でポリフォニーの聴き方、歌い方をマスターすると、必ずやそこにインヴェンションを弾く上でのヒントがあるはずです。

楽しみながら頑張ってください



クマ・タイプ

(母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見)






 


シマウマ・タイプ

(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)



苦手な音楽だという感情を持っていては練習がつまらなくなってしまいます。
バッハの他の作品を聴いたことはありますか?
例えばヴァイオリンやチェロの作品を聴いてみると
フレーズがよくわかって面白いと感じるかもしれませんよ。
チェンバロもバッハのレガートとノンレガートのイメージがつかめると思います。

インベンションの具体的な練習方法としては先生が仰る通りゆっくりとですが
私は片手ではなく両手でゆっくりをオススメします。
その時に気をつけたいのはフレーズの終わりを自分がどう弾いているか丁寧に耳で聴いて目で観察する事です。
片手ずつ練習してもフレーズの終わりの動作が分かっていなければ両手で弾いた時に左右のコンビネーションが上手くいくとは限らないのです。

是非バッハの美しさを感じ取りながら
楽しく練習してください。 





キリン・タイプ

(のんびりした先生からの意見)



こんにちは。真面目にがんばっていらっしゃる姿が目に浮かびます。
①苦手意識があると、まず体が構えて硬くなりますね!そこで、息を吸いながら肩を上げて、吐きながら肩を下げて脱力、左手の部分を1フレーズだけ弾いてみる。
②先生がなぜ「ゆっくりと片手ずつ」とおっしゃったのか、考えてみる。
③プロの演奏家のいろいろな演奏を聴いてみて、各声部を歌ってみる。(ドレミでは口が回らないかもしれませんが^^;鼻歌でも)
④楽譜を見ながら、各声部をゆっくりでも音程が多少ズレていても、歌いながら弾く。(「横の線」)
⑤両手を合わせるときは「縦の線(和音、拍)」を意識する。
⑥ハノンなどの練習曲で、左手のみの練習を右手より多めにする。
などなど。
③④をしてから①をしてみると、どうでしょう?何か変わりましたか?変わりませんでしたか?
ご自分で気付いたことを大切にしてみてくださいね。




馬・タイプ

(活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見)



長い間、ピアノを頑張っていらっしゃるんですね。

片手で練習してもなかなかコツが掴めない時は、【モチーフを見つける】というアナリーゼを勉強してからサイド練習してみてください。
音が出せない夜の時間帯や隙間時間に、楽譜を観察すると冒頭に出てくる最初の2小節のラインが、右手にも左手にも何回も存在します。
それを見つけてから片手の練習をしてください。新しい発見ができたようでワクワクしながら練習できると思います。

両手にした際にはぜひ【縦の和声の響き】を大切に耳でよく聴きながら練習してください。
文字だけみると難しいかもしれませんが、綺麗な和音がたくさん詰まっているバッハです。
ぜひ楽しみながら練習できることを願っております。


YUHRIピアノ教室





羊・タイプ

(平和的でおとなしめの先生の意見)




ライオン・タイプ

( 権威的、きびしい先生の立場からの意見)





その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)