Q&A: ピアノ曲で暗譜のタイミングはいつ?しっかり、それともある程度弾けてから?

ピアノを習っているお子さんやそのご父母、そして大人のピアノ学習者の方には、ピアノ・レッスンやピアノ教室に対して疑問や悩みが少なからずあります。当サイト登録のピアノ教室運営者、ピアノ講師が、その疑問、悩みに答えてくれます。

22年8月







Q: ピアノ曲で暗譜のタイミングはいつ?しっかり、それともある程度弾けてから?



 幼少の頃ピアノを少し習っていまして、いま大人から趣味で再開しています。暗譜のことなのですが、曲を練習する中でどのタイミングで行うのがよいでしょうか?譜面を見ながらしっかり曲として完成させた後がよいでしょうか?それともある程度弾けるようになったら暗譜をして、曲を完成させていくようなイメージでしょうか?教えてください。宜しくお願いします。

ユーザー様からの質問





A:ピアノの先生の回答  (先生のそれぞれの立場とタイプから回答)

フクロウ・タイプ
(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見)
ウサギ・タイプ
(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)
ネコ・タイプ
(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)

ウシ・タイプ
(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)
犬・タイプ
(真面目で親しみやすい先生からの意見)
クマ・タイプ
母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見
シマウマ・タイプ
(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)
キリン・タイプ
のんびりした先生からの意見
馬・タイプ
活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見
羊・タイプ
平和的でおとなしめの先生の意見
ライオン・タイプ
権威的、きびしい先生の立場からの意見
  その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)







フクロウ・タイプ

(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見



こんにちは、エムジック音楽教室です。

暗譜は、曲を完成させた後にするのが理想的です。
なお、難しい曲の場合は、一生懸命練習して、曲が完成する頃には自然と覚えていた、というケースもあるかと思います。

練習と暗譜を同時進行で行うと、読み間違いが多くなりやすいのでオススメできません。
また、強弱などの表現にまで目がいくようになってから暗譜する方が、より高いレベルで曲を仕上げられると思います。


ただ、大人になってからピアノを再開された人の中には、
「楽譜を見ながらだとスラスラ弾けない」
というお悩みを持つ方も少なくないと思います。

その場合は、読み間違いをしないよう慎重に譜読みしながら、暗譜を進めてしまうのも悪いことではありません。

お手本となる演奏をYouTubeなどで探して、耳からも音や表現を覚えていくと良いかなと思います。


エムジック音楽教室





ウサギ・タイプ

(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)




初心者さんに近いレベルならば然程ムリしなくて、譜面見ながら演奏を楽しむ経験の方が私は良いかと思ったりもしてます。
中級者さま、またコンクール出場が近ければそれなりに努力は必要だと思われます。
ご自身の中で区切りを付け暗譜の範囲を決めるのも大事だし、また出来た時には大いにご自身を誉める事も大切かと感じたりもします。
わたくし自身暗譜完成した時には、自分を褒める事はやっております。



こんにちは!smileです。
質問にお答えさせていただきます。よろしくお願いいたします。
ご質問者様は、幼少時にピアノを習っておられて、
大人になってまたピアノを再開された方なのですね?

ピアノ歴がどれぐらいなのか、今、どの程度のものを弾かれていらっしゃるのかわかりませんが、暗譜のタイミング。そうですよね。難しいですね。

まず、レッスン曲が決まったら譜読みをされますよね?
譜読みの時は、曲のメロディーラインやベースライン、内声の音、
リズムなどに気をつけながら、練習されることと思います。
この段階では、曲の概要を掴む感じですよね。

譜読みがあやふやのまま覚えてしまったら、直すのがとても大変!!

そして、運指に気をつけながら、弾きにくいフレーズの反復練習をしたり、取りにくいオクターブや和音などの弾き方を教わったりすると思います。

この頃に、暗譜というか、小さなフレーズごとに『正しく』覚えていく作業をしながら練習されると(ただ、機械的に反復練習をするよりも)
一層効果的なな練習になり、身につくのではないかと思います。

強弱や曲想についても、先生に教わるだけでなく可能であれば、一度ご自身でも考えて弾いてみるのも勉強になりますよ(^^)→ということは、
この時点で、楽譜を見なくても大丈夫なぐらい曲が入っていた方がいいかな…と(*^^*)

沢山の内容を一気にするのは大変ですので、こま切れでも構いません。
少しずつ丁寧に作っていく感じでいきましょう♪
(大人の生徒さんはとにかく忙しい方が多いから。ストレスになっては逆効果です。気負わず、楽しみながらいきましょう!)


こういう作業を繰り返しながら曲をつなげていき、
最終的に全部通して弾いてみる╰(*´︶`*)╯♡
通して弾く練習をしている頃には、
自然と暗譜は出来てると思いますよ!

追記:暗譜をしたら、(発表会やコンサート、コンクール、グレードテストなどを受ける前も)時々、楽譜を開いて再チェックは必要です!!

ただ、『絶対にこうしないといけない』というルールはないので、
ご自身の先生とご相談されながら進めて行かれたら宜しいかと思います。

ご質問ありがとうございました♪



暗譜は曲によって直ぐに覚えられるものとなかなか覚えられないものがあると思います。

最後までしっかり弾けるようになってから、覚える為に何度も1曲を通して弾くように指導しています
ある程度回数弾かないと、スムーズに暗譜するのは難しいと思います。




ネコ・タイプ

(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)




大人になって再開されたとのこと、素敵ですね!
趣味としてお好きな曲にどんどんチャレンジされたらいいと思います♪

さて、暗譜についてですが…
あんまり暗譜の時期について気にされなくても大丈夫かと思います。

暗譜するぞ~!と思わなくても、部分練習をすれば細かい音や指使いの暗譜が自然にできてくるかと思います。

ただ、大人ピアノは、分析をしっかりされるといいですね。

intro-A-B-A-codaの形式だな~
こことここは同じ。
1回目のAと2回目のAはこのリズムが違う。この音から変化する。

などなど…
漫然と最初から通すのではなく、気づいたことを言語化しながら練習すると、練習効率も上がりますし、かなり暗譜の助けになります。

楽譜なしで弾けるようになってからも、楽譜を見て練習するといろいろ気づくこともありますね。

大人ピアノ楽しんでくださいね♪

TOSHIKOピアノ&リトミック教室
藤井敏子






ピアノ曲で暗譜のタイミングですが、まずはじめは楽譜をしっかり譜読みし、全て表現力まで出来上がった時点で暗譜に入られた方が良いと思います。何故なら、楽譜をしっかり見て理解しなければ暗譜に入れないからです。頑張って下さい。







【暗譜練習のタイミング】
結論から申し上げると、ある程度曲の練習が完成してきた段階で暗譜を試みるのがいいでしょう。

練習中は、レッスンなどで注意を受けた箇所、間違えやすい箇所など、常に楽譜とひたむきに向き合うことが大切です。

「暗譜」という観点からみると、練習の段階から意識する点があります。

①譜読みの段階:全体の曲の構成を見渡す(例:AB AC Aなどの場合、始めの Aと他の Aが全く同じか、又は異なる点をチェックしておくなど)

②練習段階:練習中に指遣いや音の間違えやすい箇所を注意する

③曲完成練習段階:全体の構成は捉えられているので、暗譜で弾く練習を取り入れ、できてない箇所などを確認⇆楽譜を確認しながらの練習、を繰り返す

この反対にうる覚えで楽譜を見ない練習ばかりすることは、曲を深く味わう為にはおすすめしません。

ぜひ楽譜から沢山のことを吸収してから、暗譜へチャレンジしてみて下さいね。

ピアノ・リトミック教室音のアトリエ







 


ウシ・タイプ

(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)




断然曲を完成させてからの方が良いです。
そうでないと、記憶に頼って弾いてしまい(楽譜を見ないで)、細かい部分が疎かになってしまいます。
どんなに弾けるようになっても楽譜から得られるものはたくさんあります。
できるだけ楽譜を見て練習するべきだと思います。


 


犬・タイプ

(真面目で親しみやすい先生からの意見)


こんにちは。厚木市のmiwaピアノ教室です。

私は、しっかり曲として完成させてから、暗譜してもらっています。
楽譜には大事な事がたくさん書き込まれていますので、出来上がる前に暗譜してしまうと、暗譜に気を取られて、大事な事を見逃してしまうおそれもあります。
弾きこんでいくうちに、自然と覚えていくものです。そのタイミングで暗譜にするのがよいのではないか、と思います。
体の中に、自然と音楽が入り込むように暗譜できると、ベストですね。

楽しく曲を完成させてください。

 



子供と大人では、脳の働きが違うように思います。
子供のころは、練習しているうちに勝手に指が音楽を覚え知らぬ間に暗譜しています。
大人になると、なぜか抜群の記憶力は遠ざかり、意図しないと覚えにくくなります。
なので脳のお若い方は、子供の時と同じように、指に覚えてもらえばよいと思います
しかし、初めから人前で暗譜して弾くことが分かっている場合は、アンプの間違えやすい場所、同じフレーズのつなぎが変化しているところ、など、ハーモニーの理解できる方はハーモニーを理解しながら、普段から練習なさるとよいかと思います。

 



こんにちは!

櫻井ピアノスクールの櫻井桂子と申します。

暗譜の時期、ですが人それぞれとは思いますが、
私は、ある程度曲がスラスラ弾けるまでは、
楽譜を確認しながらがよいと思っています。
表情記号なんかの見落としもないよう、見ながら仕上げて、
そのあと正確に暗譜していく。

最初から暗譜すると、楽譜が読めなくなってしまうことが
多いからです。


ある程度弾きこんでいると、大体は自然に
暗譜できていますし、あとは取りこぼすような動きを補って覚える、
という形になりますでしょうか。


本当に暗譜が苦手な方は、
楽譜を書き写したりして覚える方もいらっしゃいます。
また片手ずつ暗譜などもしてみてもよいかと思います。
とくに左手など伴奏部分は何気なく弾いてしまっていることも多いので、
しっかり覚えることにより、ベースの表情などが感じられ、
曲の仕上がりが立体的になりますよ。

頑張ってください。

座間市・櫻井ピアノスクール
櫻井桂子



ブリランテピアノ教室

暗譜は必ずしも全ての曲でいつも必要は無く、発表会や弾き合い会などで演奏する場合に暗譜する事が多いと思います。
ですから、もし暗譜が必要ならば、発想記号や大きさの記号やリズムや他の楽譜に記載されている事柄全てを守って弾けるようになってから暗譜します。
記載されている事が出来ていないのに音やリズムだけ覚えてしまうと楽譜を見ずに弾いてしまうので、それ以上上手く弾けません。
また、暗譜をしようと思っていなくても、何度も楽譜を見て練習して弾いてレッスンを受けているうちに自然と暗譜出来てしまいます。
それでも特に覚えにくい個所があれば、重点的に頭に入れるようにすると良いでしょう。
兎も角、きちんと弾けていないうちに暗譜する必要は全くありません。

 



弾いているうちに自然と暗譜できる箇所があります。暗譜させてみて覚えられていないところを8小説単位で一週間後までの宿題にしています。細切れにして覚えていくと苦痛なく解決できます。




クマ・タイプ

(母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見)






 


シマウマ・タイプ

(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)









キリン・タイプ

(のんびりした先生からの意見)









馬・タイプ

(活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見)



暗譜をして弾くのはとても気持ちいいことなのですが、困るのは一旦間違った音やイメージで覚えてしまうと修正が難しいことです。
なので、私はしっかり譜面を見ながら完成させる方をお勧めします。
さらに言えば、殊更に暗譜しようと思わなくても、譜面を見ながら何度も練習しているうちに自然に覚えてしまうのがいちばん良いと思っています。それだけ身についたと言えるからです。
逆に覚えにくい曲は無理に覚えなくても完成させることはできますし、必ずしも1曲1曲全部暗譜しなくても、曲によっては暗譜なしで終わらせて、その分幅広くいろいろな曲に挑戦するやり方もあると思います。

桑原良子ピアノ教室





羊・タイプ

(平和的でおとなしめの先生の意見)






ライオン・タイプ

( 権威的、きびしい先生の立場からの意見)





その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)



しっかり完成させた後がよろしいと思います。楽曲によりますが、クラシックのピアノ曲でしたらしっかり完成させてからがよろしいと思います。趣味、受験、関係なく基礎をきっちりやってこそ楽しくなります。基礎が大切です。頑張って下さい。

三木ピアノ教室