■今日のメルマガ執筆者

『ラ・パレット ピアノ教室』　［東京都文京区］

Q:ハノンの練習になると知らないうちに左手にだけ力がはいってしまい、困っています。


A:左手だけ力が入る…ということですが、これは、右利きの方の場合、ある程度は仕方がないことです。

また、ある程度上達してからの悩みということもできますので、劣等感を持ちすぎる必要はありません。むしろ、次の課題が自然に見つかったと考えても良いかも知れません。

もう一段階レベルアップする…という意味も含めて、解決方法をいくつか書いてみます。


1) 左手だけ、ゆっくり弾いてみます。その際、指先がきちんと手と腕を支えているのを感じるように意識を集中しましょう。

指先の支えが弱いと、腕の力が抜きにくいものです。この練習を続けることで、ご自分の5本の指のうちのどれが弱いか、気づくことができるはずです。


2) 両手で弾く際に、意識して、左手の音を聴くようにします。

人間の耳は、高い音と低い音では、高い音のほうに神経が行きがちですので、難しくおもえたら、右の音を弱くしてみてください。

この練習では、左手にとって適切なテンポで弾くことができ、さらに、右手をコントロールする能力も高めることができます。


上記の練習を細く長く続けることで、左手の指の力もついてくると思います。

さらにピアノを弾く際に、深い呼吸をすること、力が抜けている時の腕の内部感覚を覚えておくこと…などで、練習の効果が高まります。

 

『ラ・パレット ピアノ教室』　［東京都文京区］

 

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