Q&A: ピアノコンクールで、緊張しないで弾くには?

ピアノを習っているお子さんやそのご父母、そして大人のピアノ学習者の方には、ピアノ・レッスンやピアノ教室に対して疑問や悩みが少なからずあります。当サイト登録のピアノ教室運営者、ピアノ講師が、その疑問、悩みに答えてくれます。

19年3月







Q:ピアノコンクールで、緊張しないで弾くには? 



「ピアノコンクールでは、いつも緊張してしまい良い結果がだせません」というお悩みを、大人、子供問わずよく耳にします。人前でピアノを弾くときは誰しも多少は緊張するものですが、できるだけふだんどおりに弾くための秘訣やトレーニング方法あるのでしょうか?もしあれば、それについて詳しくおしえてください。

ピアノ教室.net編集部からの質問



A:ピアノの先生の回答  (先生のそれぞれの立場とタイプから回答)

フクロウ・タイプ
(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見)
ウサギ・タイプ
(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)
ネコ・タイプ
(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)

ウシ・タイプ
(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)
犬・タイプ
(真面目で親しみやすい先生からの意見)
クマ・タイプ
母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見
シマウマ・タイプ
(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)
キリン・タイプ
のんびりした先生からの意見
馬・タイプ
活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見
羊・タイプ
平和的でおとなしめの先生の意見
ライオン・タイプ
権威的、きびしい先生の立場からの意見
  その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)







フクロウ・タイプ

(学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見



こんにちは、市川市菅野でピアノレッスンをおこなうエムジック音楽教室です。
あがり症や過緊張になるという方以外は、ステージや人前での演奏を繰り返しおこなうことで、本番でも練習の成果を発揮できるようになってきます。


・友達を呼んで数人の前でおさらい会を開く
・ピアノに向かう椅子の真後ろで聴いてもらう
・一人の時でもお辞儀をしてからピアノに向かう

このように緊張するシーンをあえて環境として整えることで、緊張する時のクセや心拍数の上昇に対する対処ができるようになっていきます。


エムジック音楽教室

 



大阪の南部でピアノレッスンおよび演奏活動をしている岡本裕美です。


私自身、学生の頃は人前で弾くとなるとひどく緊張するたちで、コンクールやオーディションの類はいつも自滅。。。。
ピアノ教師になり、自分がそういう場で演奏することはなくなりましたが、生徒を送り出す立場になり、「どうすればこの子が日頃のレッスンの成果を舞台で出し切ることができるだろうか?」と考えるようになりました。


・楽曲の細部まで知り尽くす(アナリーゼ)

ある程度のテンポで弾けるようになるとなんとなく最初から最後まで流して弾くという練習になりがち。たしかに、そうすると気持ちいいのですが・・・
楽譜とにらめっこして、「アナリーゼ」してみましょう。形式、構成、和声進行、内声がどう動いているか・・・・等々、漠然と弾いている曲が「音楽の地図」となり、頭にしっかり焼き付いていきます。


・いつもと違うシチュエーションで弾いてみる

ほとんどの方は自宅とレッスン会場でぐらいしかピアノを弾く場はないのではないでしょうか?
いつもと違う場所・楽器で瞬時に馴染んで自分が出せるようにトレーニングしましょう。楽器店のレンタル以外に公共施設の音楽室など安価で借りられることがあります。
それも難しい場合、自宅のレッスン室の照明を暗くする(読書灯のようなものなど)、本番と同じ衣装&靴で弾いてみるのもよいですよ。


・人に聴いてもらう

とにかく「人前で弾く」機会をいっぱい作ること。お友だちを集めて聴いてもらう、ピティナのステップなどの機会を上手く利用するのもいいですね。

家で一人で楽しめるのもピアノのいいところですが、響きのよい会場で弾くことを楽しんでいただきたいと思います。
コンクールは「結果」が付きものですが、それにこだわることなく、ピアノを弾く喜びを忘れずに持ち続けたいものですね。

 



こんにちは!埼玉県のウィステリア・ピアノクラスです。

コンクールに限らず、ステージで演奏するのは、とても緊張することですよね!

私自身も、そういった舞台を沢山、経験してきています。

心臓がパコパコ鳴ってしまったときは、まず、お父さんとお母さんに、「私を正常に産んでくれて、有難うございます。」と感謝すると良いですよ!

それは、ステージ上で演奏するのに、平常心でいられる人など、ほとんどいないからです。

コンクールとなると、審査員までいるわけですから、緊張度は、更に高まるわけです。

私も、審査員としての仕事を依頼されることとがあります。

その際、参加者の演奏を、重箱の隅をつつくような聞き方をすることはありません。

演奏者がその曲を好きであるか、楽しんでいるかといったことを重要視します。

それは、他の審査員のみならず、客席にも伝わってきますし、それこそが、音楽の本質上、とても大切なことなのです。

ですから、コンクールに参加される方は、審査されることよりも、楽しむことに、気持ちのウェイトを置いて下さい。

これまでコンクールに参加される生徒さんから、「テンポをコントロール出来なかった」「暗譜に対する不安があった」「弾くことに夢中になったあまり、表現がおろそかになってしまった」といったお声を頂いたことがあります。

テンポについては、自分の中に拍節感を入れることが大切です。練習の際には、メトロノームを使って、自分が弾いているテンポを、客観的に把握して下さい。

暗譜に関しては、左手だけの練習をすることや、アナリーゼの後、各セクションごとに声部を記憶する方法などが有効です。具体的には、現在師事されている先生にお尋ねになって下さい。

表現に関しては、どんなに緊張している状況に置かれても、「蓄積されてきたご自身の音楽に対するイメージを失わないこと」「演奏に対する情熱を持ち続けること」が必要になってきます。

審査員の先生方は、聴衆の一人に過ぎませんから、いつも通り弾くことにより、最も望ましい結果が得られます。

過去、本選(全国決勝)で最優秀賞を取った私の生徒さんは、本番で、ナント、一小節飛ばして弾いてしまったのですが、気迫と音楽が一致していたためか、全く減点の対象になりませんでした。

一位獲得、お目出とうございます!!

恐らく審査員の先生にも、そのミスは気づかれなかったのだと思います。なぜなら、そういった微細な変化は、ミスというより、即興的な意味で、近現代の作風について、自然に起こり得ることなのです。

ただし、バロックや古典派の作品については、もっと厳格に審査されますので、それらでコンクールに臨まれる方に関しましては、更に深く、楽譜をアナリーゼなさることをお勧めします。


緊張の原因が、音楽力および技術の不足なのか、音感やメンタルの問題なのかは、現在師事されている先生にお尋ねになることによって、ほとんどの問題が解消します。

ウィステリア・ピアノクラスでも、そういったご質問をお受けしています。

ピアノを愛好する方々が、コンクールという機会を機に、更に飛躍されることを望んでいます。

ウィステリア・ピアノクラス  佐藤弓子

 


 



ウサギ・タイプ

(楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見)



コンクールの場にきてピアノの前に座ったら、いま目の前にあるピアノと仲良しになり、どんな音かな?どんな鍵盤かな?と、初めて会うピアノに「はじめまして!よろしくね」という気持ちで弾きましょう。
練習はたくさんしてきたので大丈夫、
ステキな耳で今日出会ったピアノの音をよく聴いて、
自分の弾く曲の中に入り込みます。
大好きだったこの曲のこの部分、どんな音がするかしら?

そんな集中が緊張を和らげてくれる気がします。

 



ピアノコンクールに限らず、人前で演奏するということは、緊張感を伴うものです。但し、この緊張感はマイナスのイメージばかりではありません。上手にコントロールして楽しむ余裕が生まれると良いですね。

具体的には、日々の練習量、練習方法の充実、曲のアナリーゼ、楽譜をよく読み取り、大切な所をカメラでシャッターを押すように視覚で捉える、等など、何が起こっても慌てないように安心感を持てるよう、努力することは、大切です。

万全に準備して、さあ本番❗

その時、力まず、敢えて緊張をほぐそうとせず、ありのままの自分の演奏を飾らず、自分自身の中にある音楽を外へ、ただ表現してください。

小さいお子様でしたら、曲にお話をつけて、そのストーリーを感じながら弾くことも良いかと思います。

「弾く前は緊張したけど、とても楽しかったです。」とコメントしてくれた生徒さんもいます。

あと、自身の経験から、ストレッチは、大切だと思います。
相性の良い整体師さんとお付き合いがあり、演奏前は、よく調整して頂き、とても助かっています。

ご参考になれば、幸いです。

なかざわピアノ音楽教室




ピアノコンクールで緊張しない為には、何度も本番の場を踏むことだと思います。発表会でも何でも人前で沢山弾くことにより、緊張も慣れてくるのではと思います。また、コンクール近くにピアノ教室内で生徒さんたちが集まって皆の曲を聴くというのも良いのではないのでしょうか?



まず、ピアノコンクールというものに出場する目的を考えてみましょう。
それはもちろん、賞をもらって、箔を付けることよ、と思われるかもしれませんが、何事にも順序というものがあります。
初めての挑戦の時は、周りの雰囲気に圧倒されて、何がなんだかわからないまま、いつのまにか終わってしまった、という事にならがちです。
その時に、あなたはあがり症なのね、などと先生や親御さんに言われると、刷り込みのようになってしまって、毎回、引きずってしまうことになりかねません。
初挑戦の前に一度見学させることも助けになるかもしれませんが、それだけで、出るのが嫌になる子もいます。また、舞台裏の雰囲気も特別です。出てみなければわからないこともたくさんあります。
ですから、私は、まずは、一度発表会と同じように出てみよう、いつもと同じように弾けたら最高だね!同じ年頃のお友達で上手な子がたくさんいるよ、どんな演奏が好きか、たくさん聴いて、素敵な演奏を見つけられるといいね!と、言い聞かせて、ご両親にも同じスタンスで挑戦させることにしています。
2回目以降は本人に目標を設定させます。ただし、ミスなく弾く、ということだけでは、コンクールに入賞することは出来ない、という事は徹底的に教えます。
初挑戦の時に、上手だ、と思った他の子の演奏が、なぜ素敵に聞こえたのか、音色、表現、感情移入など、テクニックはもちろんですが他にもたくさん要素がある事を一緒に話し合い、分析して、その中の一つでもいいから、本番で出来るように目標設定するといいと思います。
ただミスなく弾くこと、あがらずに弾くことだけを目標にしてしまったり、賞を取ることだけを目標にしてしまうと、毎回、敗北感、未達成感だけが募り、負のサイクルに陥ってしまいます。
音楽を演奏する喜び、自己表現する喜びを一回でも多く経験し、その都度目標を高くして行くうちに、入賞という大きなご褒美が自然とついてくるものです。
そして、忘れてはいけないのが、コンクールというものは水物、たとえ同じコンクールでも、周りの水準が高ければ本人は前回より上達していても入賞を逃すこともあり、低ければ思いがけず入賞することもあります。
そこをきちんと押さえておけば、浮き足立つことなく、自分史上最高の演奏を目標に、落ち着いてコンクールに臨むことが出来るようになると思います。



まず、ピアノコンクールというものに出場する目的を考えてみましょう。
それはもちろん、賞をもらって、箔を付けることよ、と思われるかもしれませんが、何事にも順序というものがあります。
初めての挑戦の時は、周りの雰囲気に圧倒されて、何がなんだかわからないまま、いつのまにか終わってしまった、という事にならがちです。
その時に、あなたはあがり症なのね、などと先生や親御さんに言われると、刷り込みのようになってしまって、毎回、引きずってしまうことになりかねません。
初挑戦の前に一度見学させることも助けになるかもしれませんが、それだけで、出るのが嫌になる子もいます。また、舞台裏の雰囲気も特別です。出てみなければわからないこともたくさんあります。
ですから、私は、まずは、一度発表会と同じように出てみよう、いつもと同じように弾けたら最高だね!同じ年頃のお友達で上手な子がたくさんいるよ、どんな演奏が好きか、たくさん聴いて、素敵な演奏を見つけられるといいね!と、言い聞かせて、ご両親にも同じスタンスで挑戦させることにしています。
2回目以降は本人に目標を設定させます。ただし、ミスなく弾く、ということだけでは、コンクールに入賞することは出来ない、という事は徹底的に教えます。
初挑戦の時に、上手だ、と思った他の子の演奏が、なぜ素敵に聞こえたのか、音色、表現、感情移入など、テクニックはもちろんですが他にもたくさん要素がある事を一緒に話し合い、分析して、その中の一つでもいいから、本番で出来るように目標設定するといいと思います。
ただミスなく弾くこと、あがらずに弾くことだけを目標にしてしまったり、賞を取ることだけを目標にしてしまうと、毎回、敗北感、未達成感だけが募り、負のサイクルに陥ってしまいます。
音楽を演奏する喜び、自己表現する喜びを一回でも多く経験し、その都度目標を高くして行くうちに、入賞という大きなご褒美が自然とついてくるものです。
そして、忘れてはいけないのが、コンクールというものは水物ということ。
たとえ同じコンクールでも、周りの水準が高ければ本人は前回より上達していても入賞を逃すこともあり、低ければ思いがけず入賞することもあります。
そこをきちんと押さえておけば、浮き足立つことなく、自分史上最高の演奏を目標に、落ち着いてコンクールに臨むことが出来るようになると思います。




コンクールに限らず、演奏会やレコーディングなどの本番でも、ピアノには「緊張」に関する悩みがつきものですね。
ここでは、私が考える、「ふだん通りに弾くための方法」を2つ書かせて頂きます。

1、ピアノは、「作曲家の心、あるいはそれを通して自分の心を表現し、聴いて下さる方にそれを伝えるために弾くものだ」ということを、小さい頃から意識することが緊張しなくなるために大切だと思います。自分が表現したい確たる世界があるなら、それに集中して演奏するので、緊張することはないと思います。ピアノは当然ながら「自分の利益のために」弾くものではないのですが、今申し上げたような「表現したい世界」についてしっかり意識しないでいると、いつの間にか、「だれそれがだれそれよりうまい」などと考えてしまうことがあり、それが緊張の大きな原因になることがありますよね。これはとても残念なことなので、「自分が表現し伝えたい世界」ということを日々考えながら練習を重ねれば、緊張しなくなるのではと思います。

2、その曲の構造を理論分析しておくと、それが道標となって、緊張の防止になると思います。つまり、音楽理論の観点からもその曲についてしっかり考えることが必要だと思います。例えばいくつかの和音についてだけでも、何の和音か(「何度の和音」、あるいは「借用和音」などのこと)わかっているだけで、その曲についての理解や記憶が高まり、それが緊張を減らすことにつながると思いますので。

オンラインピアノレッスントモピアノ教室






ネコ・タイプ

(独自の意見を言いたい先生の立場からの意見)


演奏するときの緊張は、無理にとり去ろうとしてはならないでしょう。プロの方に聞いても、緊張はあると言います。
本番の状況を想定して、何度もひとりでリハーサルするのも一つの方法です。スポーツ選手たちは、イメージトレーニングをするそうです。ひとまず練習を終えて、さて本番のつもりになって弾く。どうでしょうか。




https://www.piano-k.net/profile/profile0000002705.html

まず「緊張」=「集中力」と置き換えてみて下さい。
つまり舞台で弾く時に、それだけ集中力を発揮している、という証です。
従って、まず「緊張」していることを自身が認める事をお勧めします。

次に普段通りに弾く秘訣やトレーニング方法ですが、
イメージトレーニングをお勧めします。
(イメージトレーニングは、殆どのアスリートが行なっております)

効果的、且つ即効性のあるイメージトレーニングの方法ですが
・舞台上で上手く演奏している自身の姿
・今、練習なさっている曲を、頭の中で流してみる
この二つを実践して下さいませ。

一つ目は、これによって不安感を取り除く効果と、舞台上で普段通りに演奏出来る最も早い方法です。
出来るだけ、視覚化(ビジュアルゼーション)して行うことをお勧めします。

二つ目は、ピアノから離れても練習出来る方法でもあります。


また、コンクール前、舞台への日にちが近付く際に、徐々に練習量を少なくしてゆく事をお勧めします。
これは普段の練習方法でも言えることですが、疲労した状態で練習すると、曲のイメージ=感受性が狂うことが多々あります。
それを回避する意味でも
(二つ目)
・今、練習なさっている曲を、頭の中で流してみる
これを何度か行なってみて下さいませ。

また二つ目に関わる話ですが...
イメージトレーニングを行なっている最中に、脳内の神経回路が作られております。従って、本番前のオーバーワーク(練習のしすぎ)を回避することにも効果もあります。

ちなみに、ここまで書いた方法は、舞台に立つ私自身、長年行なっており、効果を実感しております。





 


ウシ・タイプ

(目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見)



コンクールで緊張してしまうとのことですが、私は、人前で緊張せず演奏することが良いことだとは思いません。
緊張することで集中力も高まり、普段よりも素敵な演奏をすることもあります。
ただ、過度の緊張は本人もお辛いと思いますので、私が取り組んでいる、『過度の緊張をしないための取り組み』を書きます。

①暗譜で演奏できるようになったら、演奏の前後でお辞儀をするようにします。

②家族や友達にお客様になってもらい、①をします。

③動画を撮りながら①をします。

④同じ時期にコンクールに出る生徒さんを集め、弾き合い会をします。(できるだけたくさん。)

⑤演奏する会場の写真を見たり、可能であれば実際に会場に行ってみて、どういう舞台なのかを前もって確認する。

⑥緊張することも大切だということを、生徒さんや保護者の方にお伝えする。

⑤は難しいかもしれませんが、できそうなことから試してみてはどうかと思います。

 


 





犬・タイプ

(真面目で親しみやすい先生からの意見)



まずは練習をし尽くす。ゆっくりの練習は必ず。

そこから、朝起きてすぐ本番通りに弾く。
学校から帰ってすぐに本番通りに弾く。
可能であれば、夜寝る前に本番通りに弾く。

チャンスがあれば、熱があるとき、腹痛の時などに弾く。
色々な状態で弾くと、自分のコンディションがわかり、コントロール出来るようになる。

コンクールを受ける生徒でリハーサルをする。
もし生徒が1人であれば、知らない人や生徒の前で弾かせる。

数日に渡るコンクールであれば、下見方々行ってみる。

あとは自信を持たせる言葉がけをして、送り出す。



山本 理紗
やまもとピアノ教室


コンクールで緊張しないで弾くために、これさえやればよい、という簡単なコツがあるわけではありません。
やはり、経験豊富な人間であってもコンクールという場は通常とは異なる環境や心理状態になるため、どうしても緊張してしまいます。

では、少しでもその緊張を解くためにどうしたらよいのでしょうか。
まず最も大切なことは、日常の練習をしっかりと継続して行うことです。
厳しいことを言うようですが、コンクールで最高潮に緊張している状態では、やはり実力以上の結果を出すことはできません。
そのために、日々の地道な努力と練習の積み重ねをしっかりと行うことが、自分自分のスキルアップとともに、「これだけしっかりと練習したんだから大丈夫だ」という安心感と自信につながります。

では、実際のコンクールの場面ではどのように対処したらよいかも合わせて解説していきます。
次に、「緊張しない」ということは難しいので、実際のコンクールの場で自分が緊張してきたと感じたら、その自分を第三者の目線で見ているような感覚を持ってみましょう。
小さな自分のミニチュアを遠くから見ているイメージで、「あ、自分はいま緊張しているな」と観察します。そのまま、ミニチュアの自分を見続けていると、いつの間にか緊張していることを忘れてしまいます。
これは心理学で使用される「タイガータスク」と呼ばれる自己観察を使用した手法です。

しかし、こうしたテクニック的な手法はしっかりと日常の練習をされていることが前提です。
まずは毎日の練習を続けて行うことが最も重要です!

 




練習を増やし速度をコントロールできるようにする。





クマ・タイプ

(母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見)






 


シマウマ・タイプ

(優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見)







キリン・タイプ

(のんびりした先生からの意見)









馬・タイプ

(活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見)


コンクールっと聞くと、なんだかそれだけでピリっとした空気感になってしまいます。
それは仕方の無いことですが、私はレッスンの段階から、明るく沢山褒め、生徒さんを勇気づけるようにしております。

楽曲を沢山練習し、磨きをかけるのは、コンクールでしたら当然で、言うまでもありません。

大切なのは心です。精神です。
シーンとした中で自分の演奏に沢山の人が耳を傾けるなんて‥‥それは怖いですよ!
だからこそ、頑張っている生徒さんには周りのご家族や指導者が温かいプラスの言葉掛けをし、生徒さんの気持ちを明るく良い方向に向けさせる気配りが必要です。
そういった良いエネルギーを受けて、生徒さんは1人で堂々と弾ける勇気に繋がるのです。

実際、私の生徒さんはコンクールで成功しています。

生徒さん1人でどうにか出来る問題ではないと、私は思っております。

中島より






羊・タイプ

(平和的でおとなしめの先生の意見)




ライオン・タイプ

( 権威的、きびしい先生の立場からの意見)





その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)