Q&A: 5才くらいから始める娘には、どのピアノ教材が良いでしょうか?
20年10月
Q: 5才くらいから始める娘には、どのピアノ教材が良いでしょうか?
いま5才になる娘がいます。最近ピアノを始めました。 呉暁の「うたとピアノの絵本」を使っていて、左手もドレミと弾かせるところが多くあります。
親の私はバイエルを使っていたので、こういったタイプの教材はどうなんだろうとよくわかりません。 娘は楽しそうに弾いていますが、どういう教材が良いのかについて教えてくだされば助かります。
ユーザー様からの質問
A:ピアノの先生の回答
(先生のそれぞれの立場とタイプから回答)
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フクロウ・タイプ (学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見 |
親御さんの世代は多くの方がバイエルを初めの教本としてお使いになってきたと思います。
バイエルは、似たような曲をコツコツ練習することで譜読みの方法を学べるというメリットがありますが、「THE練習曲」という曲が多いので、退屈に感じてしまったり、練習するモチベーションが保てなかったりするという問題もありました。
そのため、現在は童謡や楽しいリズムの曲を取り入れつつ譜読みを学べる新しい教材が導入期レッスンにおける主流になっています。
バイエルも、曲を抜粋するなど再編集されたものが出版されており、こちらも活用されています。
エムジック音楽教室では、一般的(楽器店にいつも並んでいる)な教材であれば、取り組むのはどの本でもよいと考えています。
現行販売されている導入期教材は、収録曲に若干の差はあれどどれもほぼ同じ内容を網羅しているからです。
具体的には、
ト音記号とヘ音記号の音の読み方
リズム、拍子、強弱の読み方
シャープ、ふらっと、ナチュラルなどの記号の読み方
といったものです。
あとは、お子さんの始める年齢に合わせて、五線譜のサイズ、イラストの多寡などを見極めながらふさわしいものを選ぶのがよいのではないでしょうか。
もしも教材が親御さんから見て合っていないと感じたら、教室の先生に相談されることをおすすめします。
こんにちは!
埼玉県のウィステリア・ピアノクラスです。
5歳の子どもさんが、ピアノを習い始められたとのこと、これからが楽しみですね。
さて、私が子どもの頃は、質問者さまと同じく、「バイエル」や「メトードローズ」といった伝統的なメソッドで習いました。
しかし、生徒を教えるようになってからは、必ずしも、同じテキストにこだわっていません。
お話に上がった呉暁さんの「うたとピアノの絵本」は、生徒さんが自発的に持って来られることがあったため、私も何度か使ったことがあります。
内容はさておいて、娘さんが楽しそうに弾いているとのことなので、導入教材としては「良い」と思います。
「バイエル」という伝統的な教則本は、調性に基づいた厳格な機能和声に従って進められています。
そのこと故に、このメソッドは、「右手が主導権を握ってしまう」「対位法的要素が不足している」といった批判に晒されてきました。
また、「非和声音に対応してない」といった指摘もよく聞きますが、執筆された年代を考えると、それを求めること自体に無理があると思われます。
お子さんがお使いの「うたとピアノの教本」が、そういった課題に対応しているかと言うと、答は「ノー」です。
バイエルを超える教則本を執筆することは、私も含めて多くの指導者が試みたのですが、「及ばない」とまでは言いませんが、このメソッドの問題点を完全に補っている体系的なテキストを書いた人は、音楽史上まだ誰もいないのです。(少なくとも、私はそう思います。)
しかし、専門的論点から目を転じると、呉暁先生の作品は、「楽しさ」「気楽さ」といった点において、多くの初心者から支持を得ています。そして、それは大いに評価されるべきことであると信じます。
お子さんの先生は、娘さんの興味や進度を見ながら、テキストに書かれてない重要な音楽的ポイントを、レッスンの中で補って下さると思います。
また、技術的な向上や楽典の基礎を培うために、そのうちに副教材を準備されることでしょう。
ご質問の中にあった「左手でドレミと弾かせるといったパッセージをどう扱うか」という問題は、教師の音楽的センスと知識に拠るところが大きく、単に、楽譜を目で追っているようなレッスンの中では、得るものがありません。
実は、テキストというものは「何を使うか」より「どう使うか」の方が重要なのです。
どんな優れた教則本にも、必要なことを全て書き尽くしてあるということは有り得ません。
レッスンに通うことの意義は、そこにあるのです。独学の限界が指摘されるのも、同じ理由に拠ります。
私は、成人初心者のレッスンを、テキストを用いることなしに開始することがよくあります。
それは、「学びたいこと」と「教えるべきこと」が明確であれば、印刷されたテキストが必要ないといったケースも少なくないからです。
しかし、質問者さまのお子さんのように、学習者が幼い方となると、イラストやデザインといった視覚的要素や、構成(ストーリー性など)の面で魅力に富んだ教材を用いることが望ましいと考えます。
娘さんは、まだレッスンを開始されたばかりのようですので、今は、「音楽に対する興味」や、「ピアノを弾くことの楽しさ」を大切にされるのが宜しいかと存じます。
あと数カ月~半年もすると、ツェルニーの練習曲や、バッハの複音楽を課されることでしょう。
一年後には、ブルクミュラーや、クレメンティのソナチネを弾いているはずです。
その時点で、有るべきレベルに達していなければ、改めて、師事されている先生に、メソッドの詳細について、質問されると良いと思います。
お気持ち、良く分かります。
今回は指導する立場と、生徒さんの立場、それぞれの見解をお伝えします。
まずは指導する立場から
「バイエル」
ピアノを弾く事に重きを置いています。
しかし、弾く前に重要なソルフェージュ、歌、リズム感、音感教育などの素養がありません。
指導方法に工夫が必要です。
使う先生により。大きな差が出てきてしまいます。
ベテランの先生は近年、バイエルはあまり使いません。
;生徒さんの立場から
「うたとピアノの絵本」
ソルフェージュに重きを置いています。
テキストは子供の興味をひくようにカラーの挿絵で、1ページに1曲の配置で見やすく、大きな音符で書かれています。
幼稚園の子供が読めるようドレミではなく、歌詞付きで歌えるように工夫されています。
小さな生徒さんに重要な事は、歌って音感やリズムに親しむことです。
初期の段階でソルフェージュを丁寧に身につけることはピアノを弾く事よりも大切です。
読譜も自分ででき、音感、リズム感を養える大変重要なことなんです!
大人の目線で見ると簡単すぎてクラシックのピアノのイメージと異なるかもしれません。
やっと、子供の目線に立ち、日本語の歌詞で歌える良い教材が出来たと思っています。
私の教室でも実際使用していますが、音感、リズム感などが身につくと実感しています♪
~神奈川県藤沢市~
れもんピアノ教室
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ウサギ・タイプ (楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見) |
ぴあのどりーむシリーズは
イラストも可愛く、絵本のようで、
子供たちも楽しく取り組んでいます。
想像力もつき、オススメです。
ピアノランドがおすすめです。
楽譜に沿って素敵な伴奏の音源があります。伴奏君という
デッキでは
生徒さんの演奏に合わせて速さが自由に変えられるのが
とても便利です。
幼児向けプレピアノランドも楽しみながらレッスンできます。
ピアノを弾く前に、楽譜に慣れる、鍵盤で遊ぶ等は楽しい
遊び感覚です。
私も子供の頃教本はバイエルでした。
今のようにいろんな教本がなかったですね。
バイエルは右手も左手もト音記号から始まり、へ音記号は下巻にならないと出てきません。
今は初めからへ音記号を教える教本を使う先生が多いと思います。
私は5歳児には「きっずピアノ」と「にじいろワーク」
(遠藤容子)を使います。
中央のドから、右手、左手を平行して学び交互奏へ進みます。
無理なく楽しく進める教本です。
他に、「バーナム」、「リズムのほん」も使います。
「バーナム」は導入から、スラーやスタッカートなど
アーティキレーションも学びます。
「リズムのほん」は楽しみながらリズムを学習し、読譜力を養います。
さくらジュンコピアノ教室
ピアノドリームが楽しく始められると思います。
これは、始めからト音記号とヘ音記号が一緒に学べるので、途中からヘ音記号が出てくるバイエルに比べ、混乱がなくスムーズです。
また、綺麗で可愛い作家さんの絵も素敵です。
たしかに最初は、左手は単音の方が弾きやすいかもしれませんね。いきなりドレミと動かすのは難しいかもしれません。
でも、小さなお子さんの場合、「わぁー!かわいい」と思ったり、「歌って楽しい」ということが楽しく続けられる秘訣なので、娘さんが楽しく弾けているのであれば、良いのではないでしょうか。
私のところでも、小学生以下で始められたお子さんでは、最初は知っている歌がのっていたり、絵が沢山のっているものを使い、その後、バイエルやそれに相当する教本を使っていきます。
教本にもよりますが、最初から曲名が番号のみで、絵もない本ではモチベーションが下がってしまう子が多いです。
しかし、保育士育成校などでは、「バイエル」「ブルグミュラー」「ソナチネ」といった昔からの教本で、「どこまで弾いたことがある?」と聞かれることが多いので、将来どのような進路に進んでもある程度、困らないように「バイエル」はだいたいの子にすすめています。
そのほかに、「ピアノの森」という教本は、表紙が可愛らしく、内容も「バイエル」~「チェルニー(指の強化・練習)」~「ブルグミュラー」程度なので、「バイエル」・「ブルグミュラー」と併用したり、お子さんによっては「ピアノの森」だけで代用したりしています。
その後の「ソナチネ」では、昔からの緑と青の教本もありますが、中を見て音符が小さくてゲッソリ~というお子さんには、2冊に分かれた「こどものソナチネ(学研)」にするなど、無理なく続けられるものにしています。
別にお決まりの教本コースではなくて、アニメや歌謡曲が弾きたいという子もいますので、途中でそのような曲がたくさん載っている本になることもあります。
それはそれで、良いのです。
お子さんの個性にあった本が一番良いので、練習の様子などをよく見て決めてあげると良いと思います。
まずは、簡単な両手演奏をできるようになるために、ピアノランド1から使用しています。曲は短いですが、お歌も歌いながら学べる内容になっており、楽しく両手演奏を学べます。バイエルは、ある程度簡単な両手演奏ができるようになったら、併用して使っています(^^)
新宿区でピアノ教室を開いております中村みどりと申します。
教材選びは私にとって難しいものです。
特に初めてピアノに触れる小さな生徒さんにはとても慎重な対応を致します。これから何年もピアノを続け、その楽しさ知って欲しい、その入口を決して閉ざしてしまってはならないからです。
個人差はありますが、5歳という年齢は、一般的に最もピアノを始めるのに適した年齢だと思います。
私の場合は、体験レッスンの時の感触で教材を選択します。
というのも、ピアノは個人差が大きいからです。
始めからポンポン進度の早いものが良いか、始めはゆっくりで試して様子を見て、早いものに変えていくか、或いは、進度の早いもので始めたところ、しっくりいかない場合は、ゆっくりなものに変えるか、さまざまです。
ただ基本的には、真ん中のドに両手の親指を置くポジションでスタートするのが理解しやすいように思います。これはト音記号とヘ音記号が同時に出てきます。
右手と左手を交互に使い、右手はドからレ、左手はドからシ、という風に少しずつ音を増やしていき、慣れた辺りで両手を同時に弾くという展開が無理なく進められるように思います。
でも、バイエルのようにト音記号のみで始めていき、かなり進んでから、やっと初めてヘ音記号が出て来る、というのも、当面ト音記号だけ読んでいけば良いので、読譜がし易いというメリットがあると思います。ただヘ音記号をずっと読んでいないので、ヘ音記号が苦手になってしまうケースが多いような気もします。
ご質問の方の教材は、左がドレミと動くという事ですが、左右共にドのポジションという事でしょうか。
そのパターンの教材は使用した事がないので、比較できず申し訳ありませんが、お子様が楽しんで弾いておられるのなら、きっと大丈夫だと思います。
ピアノは小さなお子様にとってはとても難しい楽器です。
一度に色々な情報、つまり音符の高低、長さ、速さ、強弱、右手と左手のそれぞれの指の形と動き、などなど、を受け入れて同時に発信しなければならず、全神経を集中して行う動作ですので、お母様達には温かく見守っていただけたらと希っております。
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ネコ・タイプ (独自の意見を言いたい先生の立場からの意見) |
私は初めての生徒さんにはテキストはご一緒に選んで頂いてます。バイエルは昔は殆どの方々がされていたと思いますが、今は多くの教材があります。バイエルは片手ずつから入っていきますが、両手を使うものや右手左手を交互に使うテキストもあります。トンプソンやピアノひけるよやきらきらピアノ子供のピアノ名曲集、バーナムなど5歳でも楽しんで弾けるようになるテキストはお子さま自身楽しんでいる感じに見受けられます。
導入教材は沢山あり指導者自身迷いそうになりますが、
「うたとピアノの絵本」は次にどの教材に進むにしても移行しやすい教材かと思います。
「うたとピアノの絵本」を使用するメリットとしては、
○海外の教材も沢山ありますが、日本人にはやはり日本の教材が基本肌に合う。
○歌があるから楽しい、入りやすい。
○片手共に1~5指が少しずつ出てきて、進度に無理がない
○見やすい絵と言葉で生徒自身が自らページを開いて弾きたくなる。
○「りょうて」の本は左右同じように使う為、両手奏法が育つ(利き手だけに偏らない)
などあげられます。
さらには、導入段階に大切なふよみにも音符の上がり下がりが見やすく、生徒は自分で音符を色鉛筆でつなぎ(本に
書きこみやすい)「音が上がったね!」と発見しやすい。
など視覚的にも見やすいわかりやすい教材です。
5歳ではこの本が易しく感じどんどん進めていけると思います。その場合はどんどん進めて、ピアノレッスンは楽しい!ということを経験する機会ともなります。
それに併用しながら進める場合、
○アキ ピアノ教本はもちろん進めやすく
他
○バーナム ミニブック ○ピアノランド
○ピーターラビット ピアノの本 ○オルガンピアノの本
も楽しく進められます。
いずれも、
★歌う ★進度に無理がない ★両手同じように使う
そしてなにより、楽しくレッスンが進みます。
ピアノ個人レッスンというとどうしても真面目にきちんとピアノに向き合わなければ"と思い込みがですが、レッスンでは先生とピアノを通して音を楽しむ時間、ご自宅でも導入段階では特に保護者の方も含め"一緒にピアノを楽しむ時間"と、いろんな楽しみ方を見つけてみてくださいね。
ピアノ・リトミック教室
音のアトリエ
こんにちは。
お嬢様これからピアノを始められるのですね。保護者の方は楽しみな反面不安でいっぱいですね。
楽譜屋さん(楽器店でも書店でも)にはたくさんの導入楽譜があって、どれにしようか迷ってしまいますよね。なぜそんなに種類があるか。それは、子供さんの個性がみんな違うからではないでしょうか?最近再放送されている「のだめカンタービレ」でたくさんの音大生が描かれていますが、のだめちゃんみたいなフィーリングタイプもいれば千秋先輩みたいな真面目タイプもいます。なので、指導のアプローチも様々です。ちなみに私はお試しレッスンに来られた生徒さんに始めは歌や鍵盤遊びをしてから相性の良さそうな楽譜を2、3冊みつくろってパラパラとめくってみせます。「これ!」と即決する子と、「こっちかなあ」と迷う子、いろいろです。後者だとしばらく楽譜なしでノートだけの場合もあります。
まず、お母様のなかで完結してしまわず、お試しレッスンを受けられて、先生に相談されてみてはいかがですか?親御さんが先回りせずに、よく話し合いましょう。番外編ですが…親御さんが昔なさっていて同じ教材を子供さんに強要するケースもありました。親子だって性格は違うのです。子供さんの個性、人格を認めてあげるところからが学びのスタート!お嬢様もお母様(お父様?)も応援しています。
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ウシ・タイプ (目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見) |
こんにちは
神奈川県の「やまだピアノ教室」山田と申します。
私の教室では、5歳くらいの生徒さんには。「みんなのおけいこ」を使っています。ある程度、音の順番や音の長さも理解でき、指も1本ずつ動かるとのが、前提です。
内容は、初めから、ト音記号、ヘ音記号を導入しています。
1冊を通して、右手はド~ソまで。左手は、ド~ソ(ド・シ・ラ~と下がります)までです。
使用する音符は、4分音符と2分音符・4分休符のみです。
歌詞も付いていたり、カスタやタンバリンのリズム遊びも付いています。4拍子も、3拍子も入っています(これ、大切!)
新しい音も、1音1音、単元をつけて登場してきますので、とても緩やかに、進めます。
この本の終了後は、「オルガン・ピアノの本1」「オルガン・ピアノの本2」に進み、「バイエル3」(ヤマハ)に進みます。
初めから、バイエルを導入しないのは、両手が共にト音記号で書かれているためです。
その為、ヘ音記号が出現したあと、読譜に戸惑い、何人も落伍者(笑)が出ました。
うちの教室では、この流れで、みんなスムースにレッスンを進めています。
ご参考までに。
やまだピアノ教室
ピアノ講師を24年続けての経験からですが、バイエルは初めの方(前半ほとんど)はト音譜表しか出てきませんが、それだと後から出てくる左手のヘ音譜表に苦手意識が強く出るようです。
私は、5歳位の生徒さんには
♪バーナム
♪ピアノランド
♪ピアノ弾けるよジュニア
♪オルガンピアノの本
をそれぞれの生徒さんに合わせて使用しています。
どの教本も初めから左手を使うのとヘ音記号を読めるようになるのが良いです。
左利きの生徒さんも不思議と左手の方が右手より動かしにくい傾向があるので、小さい内から左手をたくさん使うことは良いと思いますよ。
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犬・タイプ (真面目で親しみやすい先生からの意見) |
トンプソンピアノ教本1巻
ラーニング トゥ プレイ
メトードローズピアノ教本
など、どうでしょうか。
バイエル教本はたしかに基本の基本ですが、もう時代遅れかも。子供たちは退屈なバイエルでギブアップ・・・・の例が多いです。「ピアノひけるよジュニ」や「メトードローズ」がおすすめです。
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クマ・タイプ (母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見) |
とてもいい教材を使っていらっしゃると思います。
バイエルも悪くはないのですが、ヘ音記号への導入が比較的後半なので、読譜という面から考えると、初めからヘ音記号に慣れていくアキピアノ教本は良いと思っています。
私は、両手の③(緑色の教本)のころにバイエルの後半併用することがあります。
あるいはメトードローズなど、も併用しますね。
とにかく、導入としては良い教本です。
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シマウマ・タイプ (優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見) |
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キリン・タイプ (のんびりした先生からの意見) |
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馬・タイプ (活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見) |
その子の性格や集中力の持続性、練習の環境などもあるので楽しく弾いていればその教材があっているのではと感じました。
童謡を多く弾きたい子にはピアノひけるよ!シリーズ、ゆっくりおっとりとした子には絵が綺麗なピアノドリーム、しっかり弾きたい生徒さんにはオルガンピアノを使っています。
バイエルを使う生徒さんもいますが、本当にその子の性格によって変えています。
ただ、指の基礎練習だけはどうしても外せないのでバーナムだけはみんな共通してやっています。
最終的に楽しく上手になることを目標としているので、とにかく最初のうちは楽しく弾ける教材を選んであげることが音楽を続けていく近道だと思っています。
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羊・タイプ (平和的でおとなしめの先生の意見) |
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ライオン・タイプ ( 権威的、きびしい先生の立場からの意見) |
バイエルは、今は保育士、小学校の先生を目指す方しか、
使ってないです。
うたとピアノの絵本、ピアノランド、ぴあのどりーむ、
等沢山ありますが、どれも絵が綺麗で、
親しみやすい曲が多く子供さんも楽しく弾かれます。
それに最初から、ト音記号、ヘ音記号が出てきます。
これらの教材を終わって、ツェルニーに入っても、
問題なく弾いています。
バイエルは、上巻はト音記号、下巻に入っていきなり
ヘ音記号が出てきて、多くの生徒さんがパニックになります。
どうしても学校で必要な方以外は、大丈夫だと思います。
その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)