Q&A: オンライン・ピアノレッスンには、スマートフォンかタブレットのどちらが良い?
21年9月
Q: オンライン・ピアノレッスンには、スマートフォンかタブレットのどちらが良い?
オンライン ピアノレッスンを始める際、必ず必要なものにスマートフォン、またはタブレットがあります。そこで質問ですが、どちらを用意するのがより良いとお考えでしょうか?理由とともにお聞かせください。その他、スマートフォンあるいはタブレットを用意する際に、もし注意したほうが良い点などがあればおしえてください。
ピアノ教室.netからの質問
A:ピアノの先生の回答
(先生のそれぞれの立場とタイプから回答)
|
フクロウ・タイプ (学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見 |
皆さん、こんにちは!
埼玉県のウィステリア・ピアノクラスです。
オンラインレッスンで使用する端末に最も適しているのは、クロームブックです。
ここでは、「スマートフォン」と「タブレット」に質問が限定されていますが、私はそのいずれをも使っていません。
スマートフォンは画面が小さい上に、カメラの角度を固定するのが大変です。
電話や通知で邪魔が入る可能性もありますし、チャット画面や他のアプリを開くと相手の映像が見えなくなるといったことも起こり得ます。
タブレットに対する評価は、基本的にスマートフォンに対するものとあまり変わりませんが、画面がスマートフォンよりは大きい分だけ見やすいということは利点だと思います。
しかし同時に、スマホに比べると携帯性に欠けることや、機種によってはスマートフォンより画質が劣るといったことも否定できません。
ウィステリア・ピアノクラスがオンラインレッスンを導入した当初より使用している情報端末は、グーグル社が開発したChrome OSを搭載しているノート型パソコン(クロームブック)です。
これは、WindowsやMacでは避けられなかった「オンラインレッスンでパソコンを使用することにおける不便さ」のうち多くを解決しています。
それは「サイズや重さといった携帯性」「起動の速さ」「バッテリーの持続時間」「落下に強いなどの頑丈さ」といった事柄に関するものですが、それ以外にも、価格の安さ、初期設定がほぼ不要といったメリットがあります。
パソコンは画面が大きいですから、生徒の姿勢や指の使い方から楽譜の書き込みまでチェックが行き届きます。
また、ビデオ通話と同時にチャットがしやすいので、対面レッスンでしか行えなかった「文字の使用」が可能です。
パソコンは画質が良くないという声を聞いたことがありますが、それは別途、ウェブカメラを購入することで解決します。その際、オートフォーカス機能のついたカメラをご選択になることをお勧めします。それを使うことにより、相当小さい文字まで映し出すことが可能になります。
ウィステリア・ピアノクラスではグランドピアノの譜面台横に情報端末を固定し、別売の可動式三脚に外部マイク付きウェブカメラを接続することによってオンラインレッスンを開講しています。
しかし、生徒さん側におかれましては、部屋の間取りや楽器の設置場所および端末を移動する必要性の有無などによって、皆それぞれにご事情が異なりますから、必ずしも講師と同じ水準でオンライン環境を整える必要はないと考えています。
諸事情を重ね合わせた上で何が適しているかをじゅうぶんにご検討になってから、ご自分にとってのベストを見つけて下さいね!
こんにちは、エムジック音楽教室です。
スマホ、タブレットそれぞれに良い点、悪い点があると考えています。なので、レッスンを受ける方のニーズに合わせて選ぶことをおすすめします。
○‥‥良い点
×‥‥悪い点
【スマホ】
○‥‥手軽にレッスンが受けられる
○‥‥小型なので設置しやすい
×‥‥画面が小さく教室側の映像が見にくい
×‥‥途中で電話やメールが来て対応できないことがある
【タブレット】
○‥‥大きな画面で映像が見やすい
○‥‥キーボードを接続するとチャット機能も利用できる
×‥‥サイズが大きく設置しにくい
×‥‥レッスン用だけに購入するには高額である
スマホ、タブレットともに、100円ショップでも購入できるスタンドを使うと画面が見やすくなります。
スマホは手軽に使えますが、やはり教室側の手元を見たりホワイトボードを見たりするには不便を感じるかもしれません。
お子さんのレッスンは、使用できるなら学習用タブレットや家族共用のタブレット端末を利用する方がスムーズかもしれませんね。
私はPCを使って、適宜チャット機能も使いながらレッスンをしています。
文章からお察しするとレスナーさんでしょうか?
Wi-Fi環境や予算にも左右されるかと思いますが
可能ならばノートPCプラスWEBカメラ(大体マイク内蔵です)がベスト。ちなみに私はポケットWi-Fiを使用しています。
生徒さんの手元を見たり自分の手をアップで見せたり、
楽譜を指し示すにも便利です。
対面で密になれない分、重宝です。
ただし、生徒さんにはお手持ちのツールが良いかと思います。
生徒さん側のWi-Fi環境が良好でない場合スマホが無難です。
最近子供さんでも通信教育などでタブレットやiPadの端末を支給されている場合もありますから確認してみるといいかと。
保護者の方には端末の固定などご協力をいただくことになりますから、「お願いします」の気持ちが大切です。
これからオンラインレッスンを始められるのでしたら、楽譜の共有と小節番号を振る、とうまく行くかと思います。
頑張ってくださいね。
埼玉県東松山市上唐子『わたなべピアノ&ソルフェージュ教室』【ピアノ教室.net】
|
ウサギ・タイプ (楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見) |
*タブレット
画面が大きい分、見やすくて良いが、置き場所に工夫が必要。
*スマホ
小さいのでピアノの端に置けるが、画面が小さいので楽譜の細かい部分などは、多少見づらいかも。
しかし、お手元にあるオンライン機材であれば、わざわざ用意しなくても、
どちらでも大丈夫だと思います。
注意した方が良い点。
1、生徒さんは、先生にしっかり見てもらえるように、
手と上体ができるだけ画面に入るよう、工夫して下さい。
スマホスタンドや、タブレットスタンドがあれば、自由に位置が変えられて便利です。
しかし、スタンドがなくても
ピアノの端に良い角度で置ければ見えます。
タブレットなら、台の上など、高さと位置を工夫して置いてください。
スムーズにレッスンが始められるように、レッスン開始前に位置の確認をしておきましょう。
2、先生の代わりに、生徒さん自身が楽譜に書き込んだり、丸をつけたりできるように、手元に鉛筆を用意しておくと良いですね。
むらずみピアノ教室
村住千加子
タブレットの方が、画面が大きいのでお勧めですが、生徒さんの手元がちゃんと移るようにできるか?が、ポイントになると思います。
先生が見やすいようなアングルでタブレットを置けると良いです。
それが難しい場合は、スマホだと、ピアノのヘリに置いたりしやすいので便利です。
タブレットの方が、大きく見えて良いと思います。
教える側:
初めはタブレットをて固定してレッスンしてましたが 今は
スマホを手に持ってホワイトボードに書いた音符を読んだり 顔をアップで映して 一緒に歌ったり・・・その方が楽しく飽きさせないレッスンができます。もちろんピアノを弾く時はスマホを固定してかざしますが!
習う側;
お家の方がサポートする場合は スマホを子供が覗けるようにしたり 鍵盤にかざしたりして下さっています。
自分で操作できるお子さんは タブレットの方が 大きく見えるので固定してレッスンしています。
スマホでもタブレットでもよいと個人的には思っています。もちろんタブレットの方が画面が大きいという利点はありますが、スマホの画面の大きさでも生徒さんはレッスン内容を十分に理解して下さっていますから。
|
ネコ・タイプ (独自の意見を言いたい先生の立場からの意見) |
オンラインピアノレッスンはタブレットの方が良いと思います。
私の教室はオンラインはしてませんが、スマートフォンよりはタブレットの方が良いと思うのは
①画面が大きく見やすい
②先生とのやり取りがやりやすい
等です。
タブレットをお持ちでない方は、スマートフォンでも良いと思います。
K子の音楽室
タブレットはノートPCとスマートフォンの中間的な物だと思って良いかと思います。えいっと言ってしまうと、アプリや電話機能のあるスマートフォンか、PCと同じOSで画質や音質の良いタブレットか、と言う感じです。
どちらが良いかは、何をするかに因りますが、インターネット通信を用いての遠隔レッスンをする上では、どちらでも良いと思われます。使い慣れた方をお使い下さい。或いは、画質や音質を気にするのであればタブレットを、携帯性や軽量性を重視するならスマートフォンが良いでしょう。大人の方は、小さいスマートフォンの操作や画面が苦手かも知れませんので、タブレットが良いでしょう。
尚、タブレットは概してPCと互換性があり、スマートフォンのアプリは別物です。
特徴の比較は、次の通りかと思われます。いずれにしても、使いすぎは目を悪くする危険性がありますので、30分使ったら1時間以上休みましょう。(小さいスマートフォンの方が目が悪くなる傾向があります。また、イヤフォンをお使いの際には、難聴にもお気を付け下さい。※)
項 目 スマートフォン タブレット PC
電 話 有 無 無
ネット 有 有 有
操作性 × △ 〇
軽 さ 〇 △ ×
携帯性 〇 △(特に子供さん)×
画 質 ×(特に大人) △ 〇
音 質 × △ 〇
能 力 概して× 概して× 概して〇
初期費 △ △ ×
維持費 ×(通信・電池) △ 〇
余談ですが、遠隔レッスンは、音質や画質がどうしても限られます。運指(タッチ)や音楽性に関するレッスンはやり辛いです。専門教育をご希望の方は、対面レッスンをご利用頂く事をお勧めします。
※ イヤフォン難聴については、K子の音楽室と大学の研究機関が共同で研究をしています。いつでもお問い合わせ下さい
TOSHIKOピアノ&リトミック教室 藤井敏子です
オンラインレッスンで使用する端末は、スマートフォンでもタブレットでもパソコンでも、つながりさえすれば何でもOKです。
生徒さんの音は多少の音の歪みがあっても、その時の課題や弾き方などから、こういう問題が起きているであろうことはだいたい予想がつきます。ニュアンスでわかります。講師側の音はキチンと届くはずなので、生徒側の皆さんはあまり心配なさらなくても大丈夫です。
一応それぞれの端末の特徴としては
パソコン
・画面が大きくて見やすい!
・有線LANで繋がっているなら切れる心配がほとんどない。
・スピーカーにつなげば、大きな音で聴きやすい。
・マイクが良くない場合が多いので、その点をクリアできるなら完璧!
iPad、iPad Pro
・画面が大きく見やすい
・操作が直感的でわかりやすい
(講師も同じ端末を持っているので、操作の指示がしやすい)
・音質が比較的良い
いろんな端末があって選べるならiPadがお子様だけでも使いやすいみたいです。
iPhone
・正面に置いたり、鍵盤横に置いたり、保護者の方が手にもったりと、小回りがききやすい。
・スタンドは百均にもあるので固定しやすい。
・ミラーリングでテレビの大画面に映すことも可能。
Androidでも大丈夫です。
タブレットは大きく見やすいし、スマホならいろいろ置き場所を変えやすい。
最近は、タブレットを譜面台に置いて、スマホは鍵盤横に置いてと2台使いされる方が増えています。
講師側は横から手元や姿勢が見えた方がいいのですが、子どもたちからすると正面にある方が先生の顔が目の前にあるので熱意(気迫⁉︎)が伝わりやすいです。
オンラインレッスンの最大のメリットは、対面レッスンよりも講師の手元が見やすいこと!
そしてマスクをしなくても歌えるし表情がわかりやすいこと!
地域で新型コロナの感染者が増えると、ほとんどの方がオンラインレッスンを選択されます。
移動時間もかからないし、便利に使っていけばいいんじゃないかな~と思います。
こんにちは!
名古屋市緑区のピアノ教室 penguin music です。
単純に画面の大きさから考えて、タブレットが良いと思います。
お互いの表情がよく見えますし、画面共有や楽譜やホワイトボードを見せたり等、文字や音符がはっきりと見えます。
質問の主旨から少し外れてしまうかもしれませんが、以下ご参考までに…。
私の教室の場合は、特に小さなお子さんを主として、タブレットとスマートフォンを併用しています。
オンラインレッスンで使用しているビデオ通話アプリは、私が Apple製品の iPad と iPhone を使用していますので、生徒さん側が Apple製 のデバイスの場合は FaceTime" その他のデバイス(アンドロイド)の場合は "Zoom" です。
詳しい説明は省きますが "Zoom" の場合は、設定を「オリジナル音声(オリジナルサウンド)を有効(オン)」にします。
(とはいえ最近では条件を満たせば、アンドロイドユーザーも "FaceTime" 通話に参加できるようです。)
しかし "FaceTime" にせよ "Zoom" にせよ、お互いが同時に会話をすると音声が途切れ途切れになります。
例えばソルフェージュのカリキュラムの際、先生が弾くピアノに合わせて生徒さんに歌ってもらった場合、お互いに音声を発しているので音が途切れてしまいます。
そこで、音声の途切れを解消するためビデオ通話とは別に、スマートフォンを使用して "LINE" 等で音声通話をします。
生徒さんは "LINE" の設定を、マイクをオフとスピーカーをオンにします。
先生は、ビデオ通話をミュート(マイクをオフ)に設定します。
そしてハウリングを避けるために先生は必ず、ビデオ通話をイヤフォンやヘッドフォンで聞きます。
このようにすると、先生の音声は "LINE" 等(スマートフォン)を通して生徒さんに聞こえ、生徒さんの音声はビデオ通話(タブレット)を通して先生に聞こえ、同時に音声を発しても音が途切れることはありません。
ただ、ソルフェージュ等で先生のピアノ演奏に合わせて生徒さんに歌ってもらった場合、先生は自分が演奏したピアノと同時にあとから少し遅れて、自分の弾いたピアノの音と生徒さんの歌がイヤフォンやヘッドフォンを通して耳に入ってくるため、その時間差に慣れは必要です。
レッスンとは別の話になりますが、この方法を用いてボランティアの音楽会で、私のリアルタイムのピアノ伴奏に合わせて参加者の方々に歌を楽しんでいただいています。
このように私の教室では時と場合によって、タブレットとスマートフォンの両方を使用しています。
penguin
music
かとうまさゆき
スマホとタブレットはどちらをが用意しても良いと思います。講師側は手元がはっきり見えるタブレットを推奨しますが、生徒様の方は画面を見る事よりも話を聞く、小学生以上だと、アドバイスを楽譜に書き込む事が大切になってきます
大切なのは通信環境や三脚での固定、
手元が見える配置、音量です
|
ウシ・タイプ (目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見) |
|
犬・タイプ (真面目で親しみやすい先生からの意見) |
私は娘がオンラインレッスンを受けていますが、まだ年齢が小さい(2歳)ためタブレットを使用しています。画面が大きいので、先生のお顔や教材も見えやすく、スマートフォンよりも集中してレッスンが受けられている気がします。
ただ、大きいため手元を撮したい場合に置き場所に困っています。スマートフォンだとピアノの端に立てられるので、そこは便利ですよね。
スマートフォンは皆さん既に持っておられると思うので、すぐに使える便利さもあると思います。小さい子のレッスンでなければスマートフォンが良いのではないでしょうか。
吉川市ぴあの教室Dolceの石田ふじ子です。
オンラインレッスンについては、昨年春の緊急事態宣言の際にスマートフォンで進めました。
スマートフォンを使用した理由は使い慣れているので操作に時間を割かずに済むと考えたからです。
スマートフォンはタブレットに比べて画面が小さく見えにくさは歪めません。
現在は感染防止対策を強化しながら、対面レッスンを行っておりますが、この先ご家庭で感染症が疑われたり接触があった場合は、オンラインレッスンを進めるつもりです。その際、タブレットが理想ではあると思いますが、使い易さではスマートフォンになります。
あくまでも基本は、感染防止の徹底を図りながら対面レッスンを進めていきたいです。
|
クマ・タイプ (母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見) |
|
シマウマ・タイプ (優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見) |
|
キリン・タイプ (のんびりした先生からの意見) |
スマートフォンが、いいと思います。タブレットを持っていないというのが、1つの理由です。でも、出来れば、直接教えたいです
|
馬・タイプ (活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見) |
|
羊・タイプ (平和的でおとなしめの先生の意見) |
|
ライオン・タイプ ( 権威的、きびしい先生の立場からの意見) |