Q&A: ピアノの技術的上達のピークは何歳くらいまで?
22年6月
Q: ピアノの技術的上達のピークは何歳くらいまで?
ピアノ再開組の50代です。高校生まで習っていました。ピアノの技術的な上達のピークは何歳くらいまでだろうと思うことがあります。私は弾いてない期間が長く、それなりの年になってしまったので気になります。練習をしていて積み重ねても後退していると感じる時もあり、だいじょうぶかなあと心配になります。ピアノの先生のご意見を伺えればうれしいです。どうぞ宜しくお願いいたします。
ユーザー様からの質問
A:ピアノの先生の回答
(先生のそれぞれの立場とタイプから回答)
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フクロウ・タイプ (学問的、または知恵ある意見を述べたい先生の立場からの意見 |
こんにちは!
埼玉県のウィステリア・ピアノクラスです。
最近、50代、60代、70代の方から「ピアノを始めたい」というお問合せが増えています。
その中には、全く初めてという方もいらっしゃいますが、子どもの頃習っていたという「再開組」の方も少なくありません。
いくつになっても、やりたいことに挑戦する人って、とてもステキですね!
多くの方は、「若くないから、もう上達しないんじゃないかしら?」と心配されます。
ブランクの長かった方は、まず無理のないレベルから始めることを推奨しています。
子どもであっても、弾いてなかった期間があれば実力は後退します。
ですから案外、うまく行かない原因が年齢ではないということもあるのです。
ピアノに限らず、何事も子どもの方が早く上達すると一般的には言われていますが、大人には大人の良さがあります。
特に、理解力や忍耐力に関しては、年輪を重ねた人の方が格段優れています。
ピアノに必要とされる手の技術は、瞬発力や筋力といった若者が得意とする運動能力にのみ拠るものではありません。
表現に対する音楽的希求が大きければ大きいほど、手はその演奏を実現するために、より複雑な動きが出来るようになるのです。
「上達する年齢のピーク」とは個人に属するものなので、一概に言うことは出来ません。
順調なときもスランプに陥ったときも、同じ気持ちでピアノに向かう中で、生徒さん自らが回答を見出していくことでしょう。
そしてそのことは、大人になってからも尚ピアノを弾くことを選択した人々だけが得られる喜びであり、素晴らしい特権でもあるのです。
こんにちは、エムジック音楽教室です。
ピアノを再開されたのですね!
大人になってのリスタート、音楽の楽しさと奥深さを改めてお感じになることばかりなのではないでしょうか。
ピアノの技術的な上達のピークですが、一般的にプロは30~35歳を一つの目安にすることが多いように思います。
趣味のピアノの場合は、弾く頻度や熱心さにもよりますが、10年以上続けることである程度の技術をキープできると私たちは考えます。
幼児期に発達しやすいスキルに巧緻性(こうちせい)というものがあり、ピアノの技術はこの時期にしっかりやると後々まで残るそうです。
ですが、少年期以降にピアノを始めた方でも、理論を学習したり良い音楽をたくさん聴いたりすることで巧緻性を高める方は大勢います。
何より、表現力を磨くにはある一定以上の人生経験が不可欠ですので、そういった意味では「音楽性の向上」にピークはないと個人的に考えています。
指さばきや記憶力は年齢によって確かに衰えるかもしれませんが(自分でも経験があります)、それ以外の力を高めることでご自身の音楽レベルを高めることは何歳になっても実現可能です。
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ウサギ・タイプ (楽しい雰囲気を大切にする先生からの意見) |
こんにちは!smileです。
ご質問にお答えさせていただきます。よろしくお願い致します。
ご質問者さまは、ピアノ再開組の50代の方で、高校生までピアノを習っておられたとのこと。また、ピアノの技術的なピークは何歳ぐらいまでなのか?練習を重ねても後退していると感じる時もおありで、大丈夫かご不安なのですね?
ピアノの技術的なピーク…。どこ(目指しているレベル)を頂上と考えていらっしゃるかにもよると思います(*^^*)
私は、これからまた練習を積まれていかれるのでしたら、まだまだ大丈夫なのではないかと思っております。その昔読んだ本(かれこれ20数年前!!)には、お肌の曲がり角ならぬ、指が機敏に動くピークは10代半ば(中学生~高校生)だと書いてありました。私自身、そのページを読み、『あぁ、大人になれば老化を極力抑えるしかないのか』と悲しく思ったのを覚えています。ですが、人間、少しずつでも練習を続けていけば成長はあるものです。
(自分の話で恐縮ですが)大人の生徒さん再開組の方で、先々の事やご自身の成長を気にされる方は割と多いです。『レッスンを受けていて成長はあるのか?』とか『先生に申し訳ない』と…。でも、こちらは一切気にしておりませんので、まずはご安心くださいね(*^^*)
何回でも、同じ事でもご指導させていただきます。
ピアノは反復練習の繰り返しですから。
悲しいかな、『高校生の時より体が思うように反応しないとか、理解力が落ちてきた』なんてことがあるかもしれません。でも、それは、ブランクがあったりして、、、なので、悲しい気持ちは、担当の先生やお仲間に吐き出してくださいね。
年齢を重ねた事で、経験や知識が高まり演奏にいい効果を及ぼす事もあります。子どもの頃よりも、大人になった今の方が味のある説得力のある演奏ができる事も多いです。
さらに、昔以上に
ピアノレッスンの指導法やテキストも増えて、
ピアノレッスンは、さらなる進化を続けています。
全国のピアノの先生方も、
積極的に勉強を積まれておられると思います。
その結果、昔習った事とはまた違う、
新しい事を教えてもらって、
弾きやすくなることもあるかもしれません。
ご高齢のピアニストの方も多く、色々な方が
ご活躍されていらっしゃいますよね?
ピークが何歳かは、
明確にはわかりませんが、
50代再開組は、まだまだお若いです!!
可能性もたくさんありますよ!!
その時々にあったレッスンをして
無茶さえしなければ80代になったって弾けます。
頑張っていても、練習していても、
伸び悩みの時は年齢関係なくあります(TT)
そんな時は上手に気分転換をしながら
サラッと流しましょう。
ピアノは素敵な楽器ですよね。
ぜひ末永く充実したピアノライフを送ってください。
『楽しみながら』が大事です。
陰ながら応援しております。
ご質問、ありがとうございました。
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ネコ・タイプ (独自の意見を言いたい先生の立場からの意見) |
ピアノを始めるにあたり、4歳あたりが丁度適当と言われております。20代辺りまではスムーズに上達すると思います。しかし、歳を重ねても情熱や、やる気を持つことが一番大切であり、後退等悲観的になることはないと思います。実際に60代から初めてのピアノを習い、子供とは違う成長でそれなりに上達してる方もいらっしゃいます。頑張って下さい。
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ウシ・タイプ (目標に向かって地道な努力が大切と考える先生の立場からの意見) |
やる気があれば、幾つになっても、
上達の可能性はあると思います。
高齢になってレッスンにいらして、
スケーターズワルツ、美しく青きドナウなど、
結構難しい曲を弾かれた方もいます。
やる気と練習量だと思います。
高校生まで習われていて、再開されて素晴らしいですね。
私も好きでずっと37年間弾き続けてきていますが、ショパンコンクールの奏者を見ていて、あぁ、素晴らしい技術と表現力。敵わないなぁと思うときもあります。ですが、彼らも小さい頃から音楽を愛する気持ちと努力を積み重ねてきてあの瞬間があるのだとと思います。
なので、極論、ピークというのはないと思うのです。様々な環境の変化や時間の使い方により、なかなか上達しない時もあって、ピークという自分の限界を考えたくもなります。が、追い求めればピークはないと、きっと突き詰めた先に何か素晴らしい力が発揮される時があると信じています。
ピアノは一週間も弾かなければ指が鉛のように動かなくなります。
弾いていて、あぁ美しい、ここが好きだなという部分をたくさん見つけて、それを音にしてみてください。それを感じられるように、テクニックを磨いてみてください。きっと、ピアノが弾けるって素晴らしいと感じられると思います。頑張ってください。
一般的に、身体的な技術の成長ピークは二十歳位、と言われていますが質問者さんの場合高校生の時までやっていらっしゃったということなので、当時かなり弾けていらっしゃったたのではないかと思われます。ブランクがあるとしても、頑張ればその時と同程度には弾けるのではないでしょうか。
また、音楽をするためには技術よりもっと大切なことがあります。50代、であれば、今までいろいろな経験を積んでこられてきたことでしょう。そういうこと全てが、音楽の内面を豊かに表現することにつながります。昔はわからなかった作曲家の感情、心の襞が今ならわかる、ということもあるのではないですか。技術に捉われず、そういう表現こそ大事にして下さいね。
ただ、技術的な面で一つアドバイスがあるとすれば、弾く時にとにかく力を抜くようにする、ことでしょうか。年を重ねるとどうしても身体が硬くなるので、なるべく腕や手首の力を抜いて柔らかく音を出すようにして下さい。力を抜くと身体や手の柔軟性も身についてきますから、音や音楽も柔らかくなります。それを心がけて毎日少しずつでも練習を重ねれば、更なる進歩も可能だと思います。
音楽を、ぜひ一生のお友達にして下さいね。
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犬・タイプ (真面目で親しみやすい先生からの意見) |
技術的なものとは、指がよく動くとか、読譜能力とかのことでしょうか?
高校生までピアノを弾かれていたのであれば、ある程度の基本的な技術はおありになるのではないかと思います。
大人になってからのピアノレッスンは、その技術をもう一度思い出して掘り起こし、なおかつ心で音楽を歌い楽しむものなのではないでしょうか?
シンプルな曲でも美しく弾くことが音楽を楽しむことだと考えます。
こんにちは。
厚木市のmiwaピアノ教室です。
ブランクがおありだとしても、高校生まで習われていたのであれば、基礎はできていると思います。今は手が、思い出している段階と思われます。減退しているようで、少しずつですが進歩していると思いますよ。続けていれば、進歩が増えてくると思います。
技術的上達とは、テクニックの事でしょうか?
毎日弾いている私としましては、テクニック的に新しい事をするのは、40代位なのかと、感じることもありますが、練習を続けていると、以前は弾きにくく、諦めていた曲も弾けるようになるので、限界は決めなくて良いのではないかと思います。
ただその先は手の故障が出やすい年齢に入って行く事は確かなので、無理をせず、弾いてください。
技術的上達には、テクニック以外にも、音の出し方、歌い方も入ります。そちらは、色々な経験を積んだ方ほど、味のある演奏をされます。楽しみなところです。
どうぞ、手をいたわりながら、楽しくピアノを続けてください。
うちの学生の生徒は大学生がいますが、好きな曲を弾かせているので、情熱があります。まだまだ上達すると思います。でも途中でレッスンをお休みした子はお休みした月数×半年分くらい技術が後退してしまいます。50代からの再開者はやはりだいぶ技術は後退していて、止められた都市の3年分前の教材からやっています。上達のピークは高校3年くらいじゃないですかね。音大に行った子は別問題です。
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クマ・タイプ (母性的、甘えさせてくれそうな先生の立場からの意見) |
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シマウマ・タイプ (優雅さと優美さをもって指導したいと考える先生の意見) |
まだまだ上達の可能性はあります。
後退していると感じられるのは、自分へのハードルが高くなっているからだと思います。
その年齢にならなければ出せない音や、表現出来ない音楽性が有ります。
可能な限り継続してくださいませ。応援しています。
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キリン・タイプ (のんびりした先生からの意見) |
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馬・タイプ (活動的で、パワーを与えてくれそうな先生からの意見) |
ピアノの技術は、若い頃より年齢を重ねるともう限界があり、音楽性で勝負するものと思っていた時期がありました。しかし、心に余裕をもって練習を重ねていくと、若い頃出来なかったことがすんなり弾けることもあることが私自身思っていることです。
手の柔らかさは、経年で増していきます。
アタマで考えすぎず、楽しんでピアノを弾いていると、いろんな広がりに出会えると思います。
私は、今50代ですが、バリバリの学生時代より出来ることが増えたように思います。楽しむことがもたらすものは大きいです。
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羊・タイプ (平和的でおとなしめの先生の意見) |
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ライオン・タイプ ( 権威的、きびしい先生の立場からの意見) |
その他・タイプ (その他の考え方とタイプの先生)