ピアノレッスンを上手に活用しよう。 ~ピアノ上達のために~

目次

1.なぜピアノレッスンを始めたいとおもったのか

2.ピアノを弾けるようになったら何がしたいか

3.ピアノレッスンを受ける前の不安

4.レッスンの先生をどのように選ぶのか

5.ピアノ上達のヒント

6.レッスンをスムースにすすめるために





 ピアノのレッスンに興味のある方に向けて、レッスンとはどんなものか、そしてどのように活用すれば上達するのかについて、やさしくお伝えします。

 


1.なぜピアノレッスンを始めたいとおもったのか

あなたがピアノを弾いてみたいと思った動機は、何だったのでしょうか?名曲のCDを聴いて、あるいはピアノの演奏会にたまたま行って感動したなど、 何かきっかけがあったのだと思います。あるいは、ご自身ではなく小さなお子さんにそろそろピアノのレッスンをさせてみたいと思われてのことかもしれません。

ここでは、そういった方々を対象にしています。ピアノの魅力を始めて味わったときの感動は、素晴らしいものですね。その気持を忘れずに、まずは十分思い出し、味わってほしいと思います。

お子さんにピアノレッスンをさせたいとおもっている親御さんは、子供にどういう目的でピアノを習わせたいのかについて、よく考えるようにします。

長いピアノレッスンを通して、こういう最初の動機や目的が、とても大切になってきます。





2. ピアノを弾けるようになったら何がしたいか

もしあなたが自由自在にピアノが弾けるようになったら、何がしたいですか?自分の好きなピアノの名曲、ショパンなどを情感豊かに弾いてみたいでしょうか。または、友達の前やピアノ発表会の聴衆の前で弾き終え、拍手喝采を浴びている自分に酔いしれている。ご自分のお子さんなら、お子さんのピアノ演奏を聴いて、お酒を飲みながらにっこり微笑んでご満悦。

何でも良いのです。将来ピアノが弾けている姿をよくイメージして見ましょう。そういうイメージが、ピアノレッスンを続けるにはとても大切になります。

 



3.ピアノレッスンを受ける前の不安

ピアノレッスンを受ける前には、いろいろと不安はつきものです。「楽譜がまったく読めない・・・。」「大人から始めて指が動かない・・・。」「そもそもピアノを持ってない。」など。

楽譜の読み方については、心配いりません。ピアノの先生に習えば、きちんと基礎からおしえてもらえます。もし独習であれば、楽譜の読み方についての本を一冊買えば大丈夫でしょう。指が動かないことについても、トレーニングをし、型を身につけることで動かせるようにはなってきます。

ピアノがない?大丈夫です。本来は、アコースティックピアノをいつも弾ける環境が望ましいと言えますが、電子ピアノでも十分学習はできます。最近は、価格も3万円~4万円程度でかなりピアノタッチに近いものも販売されています。

ピアノレッスンは、誰でも、いつからでも始めれる環境は整っているのです。

 




4.レッスンの先生をどのように選ぶのか


ピアノレッスンを受けたいとおもった場合、自分にふさわしいピアノの先生を選ぶ必要があります。
例えば、以下のような自分の地域の好きなピアノ教室を選べるサイトを活用して探します。

⇒全国のピアノ教室を選べるサイト


良い先生を選ぶ基準ですが、まず先生自身が曲をしっかり弾けることが大切です。そうはいってもピアノ奏法の指導ですから、教える技術も持っている必要があります。さらに大切なのは、その方法をわかりやすく伝える技術です。

ほとんどのピアノ教室は体験レッスンを受講することができます。その時に、今の自分の疑問に対して、わかりやすく指導してくれて、腑に落ちたという感覚が得られたかどうか。そこに着目します。

同時に、その先生であれば、いっしょにピアノレッスンを続けていけるかどうかといった相性をみます。ピアノレッスンは、長い道のりですからね。相性もとても大切になります。

 


5.ピアノ上達のヒント


やはり効率的なピアノ練習法は、とても大切です。 以下のサイトではそれについて説明しているので参考にしてください。

→ 最小限で確実に身につく初心者のための練習法



また、以下のサイトでは、「楽譜の読み方の基本」「弾き方、座り方」「ピアノの練習方法」などについて説明しています。


→ ピアノ初心者が挫折を避け、確実に上達へ 



ピアノレッスンだけでなく、自分自身でも様々なピアノの上達に関する情報に触れて、効率よく学習をすすめていきましょう。



6.レッスンをスムースにすすめるために


ここまで、ピアノレッスンをスムースにすすめるために必要なことや手順について説明してきました。よし、ピアノレッスン、チャレンジしてみようという気持ちになっていただけたら、うれしいです。

最後にお伝えしたいもっとも大切なことが2つあります。一つは、ピアノレッスンは先生と生徒さんの信頼関係で成り立ち、その信頼関係が続くことで上達していくものです。ときには辛い時もあると思いますが、そこで励ましてくれる先生の力添えはとてもありがたいものです。ですから、日々の練習が多少たいへんだなと感じときでも、先生への信頼を大事にして乗り切ってほしいのです。ちょっとしたコミュニケーション・テクニックですが、ピアノの練習がたいへんだなと思ったら、正直に先生に相談してみてください。そうすれば、必ずあなたの負担にならない他の練習方法等を提案してくれるはずです。

それから2つ目ですが、やはりピアノが好きという気持ちを持ち続けていただきたいのです。好きなピアノ曲のCDをよく聴くようにする。ピアノの演奏会へは、機会があれば実際に聴きに行ってみる。自分でも好きな曲を弾いて楽しんで見る。機会があれば、友人たちの前で少し演奏してみる。こういったことが、ピアノレッスンを続けるモチベーションになります。そういったピアノが好きという気持ち、弾ける喜びがあってこそ、ピアノレッスンも続けられ、上達もするというものです。